2009年06月24日

◆ コクの時間(お酒の雑談)

 第3のビールの新商品で、「コクの時間」(キリン)というのがある。
 これは結構 おいしい。
 ──
     ( ※ 本項の実際の掲載日は 2009-07-04 です。)

 第3のビールの新商品で、「コクの時間」(キリン)というのがある。試しに飲んでみたが、これはおいしい。

 新商品の宣伝になってしまうので、書くのは気が進まないのだが、ま、私が宣伝したって会社の儲けが急に増えるわけじゃない。読者サービスのつもりで書く。
 なお、私の好みは、あとで調べたら、世間標準と同じだとわかった。だから、以下の話には、偏りはない。

 ──

 まず、私の体験から。
 昨年まで、第3のビールでは「のどごし生」で、発泡酒では「マグナムドライ(MD)」が好きだったが、これは世間の標準そのものだとわかった。  (^^);
 毎年、新顔のビール類を試し飲みするが、たいてい、「当たり」はなかった。上記の二つも、「悪くはない」という程度。他は、「まずい」というか、「薄味過ぎる」という感じ。

 今年はどうか? 試しにあれこれ買い込んだが、「コクの時間」(キリン)を飲んだら、「お、これはおいしい。ビールそのものだ」と感じた。「特においしい」(高級ふう)というわけではないが、不満点が皆無だ。今までの第3のビールや発泡酒にあった不満が消え失せている。「これならビールを買う必要はないな」と思わせた。「のどごし生」なんかに比べれば、はるかに上だ。

 ちょっと感動したので、ネットで調べてみたら、私だけでなく、たいていの人が「おいしい」と書いている。「絶賛」というわけじゃないが、「ビール並みのおいしさ」というのが、衆目の一致するところらしい。

 ちなみに、それ以前では、「金麦」や「麦とホップ」の評価が高かったようだ。ま、それはわかる。「金麦」は私の好みじゃないが、「麦とホップ」はそこそこおいしかった。
 しかし、「コクの時間」は別格ですね。今までは、はっきり言って、第3のビールはみんなおいしくなかった。しかるに、「コクの時間」は第3のビールの範疇を越えた味だ。
 今までは、第3のビールはみんな水っぽくていやだったので、発泡酒の「マグナムドライ(MD)」の方を選ぶことが多かったが、今年からは、「コクの時間」を選ぶことになりそうだ。
 ま、キリンの宣伝をするつもりはないから、次のようにだけは言っておこう。

 どうせキリンなら、「のどごし生」よりは、「コクの時間」の方が、ずっといい。



 [ 付記 ]
 このあと、ライバルとなるのは、イオンとヨーカドーで売りに出されるプライベートブランドの百円商品。サントリー製。
 しかし、「コクの時間」は、百円ちょっと(スーパーで 110円前後)だから、値段はさして変わらない。イオンとヨーカドーの百円商品はあまり魅力がなさそうだ。(ただし、その商品は、私の想像では「金麦」と同等品になりそうだ。だとすれば、そこそこ競争力はあるかも。食われてしまうのは、他のメーカー品かもしれない。)

 しかし、キリンはよく頑張りましたねえ。あの値段で、この味とは。これじゃ、もう、ビールという商品の存在価値がなくなるな。ビールは消滅するかも。(プレミアム・ビールのような高級品を除く。)

 ただし。……これは、私のように、下戸の話だ。私はビールも酒も、たいして飲まない。夏に限り、夕食のときにビールをちょっと飲む程度。
 飲んべえの人は、あれこれと飲むんでしょうね。それはそれで、ご自由に。酒飲みには、酒飲みの世界がある。本項は、あまり飲まない人向けの話。
 
 [ 余談 ]
 ただし、この商品、ネーミングが悪い。「コク」はいいにしても、「時間」が良くない。「時間」という名前の酒? わけがわからん。頭が酩酊状態になっているとしか思えないネーミングだ。
 他の商品は、みんなビールらしい名前だが、この商品だけは、ビールらしくない。どうせなら「コクの余韻」とか、「コクの深み」とか、もっとマシな名前があっただろうに。だいたい、「コクの時間」とは、意味が通じないでしょうが。頭が分裂病になっている。

 あとで思ったが、「コクの時間」というのは、宣伝文句(コピー)にはなる。次のように。
 「金麦と待ってるから  サントリー・金麦」
 「今日もまた コクの時間  キリン・ラガー」


 今回の製品は、宣伝文句と商品名を混同している。頭がイカレている。そういう文句を商品名として覚えるのは、腹が立つ。
 こんな名前、買いたくない名前ですね。味がこれじゃなかったら、名前だけで、この商品は二度と買いたくない。

 この商品には、あだ名を付けるといい。次のように。
 「国語の時間」
 これなら、意味が通じる。店頭に行ったら、この名前を覚えておくといい。(ただし理系の人は、この言葉を聞くと、頭が痛くなるかも。  (^^); )

 なお、私の案だったら、次のようなネーミングがいいな。
 「コクあり」
 「美入り」  …… 宣伝文句は「ビールよりも美入り」
posted by 管理人 at 19:26 | Comment(4) | 一般(雑学)1 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私も「コクの時間」を飲みましたが、かなり美味しく、飲んだときに驚きました。
うちの母が値段だけを見て「のどごし生」を買ってきていたのですが、こっちはあまり美味しくありません。。

「コクの時間」のネーミングについてですが、「コク」と「時間=時刻=ジコク」をかけたものではないでしょうか。もしそうだとすると南堂さん並のギャグセンスかも(^^;
Posted by shino at 2009年07月05日 21:29
コクの時間おいしいですね。
ザ・ストレートもいけると思います。
ここ最近でた発泡酒・第3のビールは各社どれもおいしいですよ。
でものんべぇなので調子にのって飲みすぎるとやはりビールには無い嫌な感じが。やはりビールのほうがうまいです。沢山買えないけど。
Posted by sumeshi at 2009年07月07日 00:42
コクの時間、最近( 2010年夏)では、スーパーでは売ってない店が多い。仕方なく、麦とホップで済ませていたが、たまたま遠くのスーパーまで行って買ったら、……
 やはりコクの時間の方がおいしい。また買うならコクの時間だが、また遠くまで行くのが面倒だ。値段も遠くのスーパーは高い。

 キリンは本格辛口麦なんていう平凡なビールばかりを売ることに熱中していて、困りものだ。本格辛口麦を棚に並べるより、コクの時間を棚に並べてほしいものだ。
 本格辛口麦って、コクの時間に比べると、ネットではずっと評判は悪い。
Posted by 管理人 at 2010年08月11日 23:12
一番飲みたいビールはモルツ、でも高いのでマグナムドライ専門になり、最近は金麦オンリーでしたが、
たまたまコクの時間買ったら「これはホントのビールの味がする」と思いました。
でも売っている所が少ないんですよね。
Posted by ビールマン at 2011年12月17日 08:54
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