2009年06月02日

◆ ワクチン製造の新技術

 ワクチン製造の新技術が実用化に向かいつつあるという。大量の卵を使うかわりに、培養タンクで作成する。そのせいで、生産量に上限がないという。

    ( ※ 本項は、ニュースの紹介です。)
 ──

 ワクチンには常に「生産量」の問題があった。ワクチンを作るのは鶏卵を用いるが、鶏卵の数には限界があるので、世界中の何十億人分ものワクチンを作ることができない。
 「限られた生産量のなかで、季節性インフルエンザと豚インフルエンザの、どちらのワクチンを作るか」
 ということが現在も話題になる。

 ところが、培養タンクで作る方法が開発されて、実用化されつつある。これだと、培養タンクを増やせばいいだけなので、生産量に上限がない。「ワクチンの量が限られている」という問題は、これで解決ができるという。
 詳しくは、下記の記事。
  → ワクチン製造短縮へ新技術 新型インフルで厚労省
  → 東京新聞:「ワクチン製造を短縮 国内ベンチャー」

 ──

 関連して、次の記事もある。同じくワクチンの話だが、こちらは古い技術の利用法。一部抜粋しよう。
  ウイルス全体を入れた「全粒子ワクチン」による予防強化を提示した。
 全粒子ワクチンは1971年まで使われていたが、副作用が問題となり、現在は安全性が高いHAワクチンが使用されている。
 しかしウイルスを除外したワクチンの効果には疑問が示されており、喜田教授は「ワクチンのメリットとデメリットを冷静に判断する時期に来ている」と、より効果的なワクチン準備の重要性を説いた。
( → 読売新聞 2009-05-26



 [ 付記1 ]
 ワクチンには、増強剤(アジュバント)を使う方法もある。この件は、前に述べた。
  → 豚インフルエンザのワクチン
  → 医薬調査の問題(インフルエンザ・ワクチン)

 [ 付記2 ]
 一方、ワクチン反対論もある。ワクチンそのものが無効だ、という見解。
 インフルエンザワクチンは効果がそもそも不明です。昔、日本で小さなスタディがあって、ワクチンを打った群と打たない群とを比較したら打った群の方が発症率は低かったというのですけれど、よくよく調べてみたら、そもそもワクチンを打たない群というのは、元々体調が悪かったとか体力がなかったとかで打てなかっただけだったんですね。要するにワクチンが有効という大きなエビデンスはありません。それよりは、感染される側の体力の方が大切です。
( → 木村もりよの見解
 この見解の真偽については、私は判断する立場にはない。多様な意見を紹介する意味で、とりあえず紹介しておく。
( ※ ただし、「統計のゴマ化し」という観点から見れば、なかなか面白い話題だ、とは言える。)
( ※ 真偽でいえば、「昔はともかく、今どきこんなずさんな調査をするのだろうか、二重盲検法はどうなったんだ」……という疑いも湧くが。しかし、製薬会社や政府の言うことは、あんまり信用できないかも。「タミフルと異常行動」でも、統計操作の前歴がある。私としては、判断留保。)
posted by 管理人 at 19:44| Comment(0) |  感染症・コロナ | 更新情報をチェックする
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