2009年06月01日

◆ オーストラリアの状況

 オーストラリアの現況を示す。冬季に入って、インフルエンザの患者が急増している。ただ、政府はパニック状態にはなっていない。現地事情を紹介する。 ──

 オーストラリアの状況については、下記で示した。
    南半球では大流行する (05/26)

 そこに追記したが、患者は5月末から、次のように急増している。
 22日に 10人。25日に 23人。26日に 44人。
 29日に 168人。30日に 254人。31日に 302人。1日に 401人。
 ( 追記 : 2日に 501人、3日に 634人、4日に 876人。)

     → http://news.eaozora.com/

( ※ オーストラリアの人口は 2100万人程度。日本の6分の1以下。
    日本に換算するには、数字を6倍にすればいい。)


 患者急増を受けて、オーストラリア政府は、初期の「封じ込め」から、流行期の「継続」に、政策を転換するらしい。つまり、通常の季節性インフルエンザへの対処とほぼ同様の政策に転換するらしい。(まともな方針だ。狂気的でない。)

 ──

 以上のことを、ニュースなどから紹介する。

 まずは、転載。
《 感染者は 401人に。サステイン・フェーズへの移行を検討中 》
 
 ビクトリア州で確認された感染者は朝から94人増加しました。この大半は5歳〜18歳の子供ですが、ここ数日のビクトリア州の感染者数の拡大は、同様の年齢層が大きな要因を占めています。
 また、クイーンズランド州極北部ケアンズでは追加で13歳の女子生徒1人の感染者が確認され、ケアンズの感染者は3人の同学年の女子生徒と母親1人の計4人となり、オーストラリア全体の感染者数は401人となりました。
 オーストラリアは今回の新型インフルエンザの流行について、感染症の流行警戒段階を5月22日より コンテイン CONTAIN フェーズ(感染の拡大を封じ込める措置段階=国内流行拡大期)に引き上げましたが、ビクトリア州では政府が州としてサステイン SUSTAIN フェーズ(国内感染の封じ込めを断念し拡大を最小限に留めることに専念してワクチンの到着を待つ期間)に移行させることを検討しており、連邦政府と協議しています。早ければ、今週中あるいは来週にもこの変更が宣言される可能性があるということです。
 この移行が実施されると、学校や職場、交通手段などで患者が発生しても接触者が隔離されることはなくなり、同居する家族だけが隔離されることになります。
 また、集会を開くことは制約を受けることになり、また、バスや電車などの交通手段は通勤・通学時の混雑を避けるための特別なスケジュールとルールに基づいて運航されることになります。
( → 豪州ニュース 2009-06-01 )
 ──

 これを補足説明するニュースとして、次の英文ニュースがある。
  → http://www.abc.net.au/news/stories/2009/05/29/2585109.htm
 ( ※ 要旨 : 「何もするな」という私の方針と、ほぼ同じ。)

 英文ではわかりにくい、という人のために、機械翻訳を示す。
 ( ※ エキサイトによる翻訳。ひどい誤訳の箇所のみ、私が修正した。)

 伝染病の専門家はオーストラリアの豚インフルエンザ封じ込め政策を批評し始めています、それを要求するかわりに。いかなる他の季節のインフルエンザのようにも扱われるために。
 H1N1インフルエンザの新種の件数は、今、200を通過しました。
 何千人もの人々が検疫中です、そして、当局はウイルスに接触していたかもしれない皆を追おうとしています。
 全国的に、再発防止がオーバードライブにあります。
 ANUのClinical Medicineの学校からのピーター・コリニョン教授は、当局が豚インフルエンザを自然の経過をたどらせるべきであると言います。
 「初めは、私たちには、これがはるかに攻撃的であると示唆したメキシコからの情報がありました。」と、彼は言いました。
 「完全に適切でしたが ことから 私が、他の場所(特にロサンゼルスとカナダ)から 彼らが現在正常な季節のインフルエンザとしてこれを扱っているのを見ることができる。」
 「私は、私たちが同じ道に進むかもしれないという多くの主張があると思います。」

 大発生と戦います。

 個人的に、このローカルの大発生と戦う最前線の同じであると感じる労働者がいますが、彼らは公的に豚インフルエンザへの公式の、そして、保守的なアプローチをひっくり返したがっていません。
 保険制度はどのインサイダーがはるかに長い間持続可能にならないと言う活動水準で作動しています。
 コリニョン教授は、それが豚のインフルエンザを含むように何ができるかに関する限界には健康保険があると言います。
 「私たちは本当に本当に1週間以上これにいるだけでした、国家規模の少ない数の患者がいても--2、3の100」と、彼は言いました。

 '封じ込め'から'継続'へ

 8つの学校(ビクトリアに7を含んでいる)を閉鎖してあります。 可能な感染した人々をたどることは始まりました、そして、抗ウイルス薬薬物療法は潜在的に病気の人々の上で使用されています。
 AFL競争リーダーのセントキルダは機会を全く取っていません。 州がインフルエンザを食い止めようとしているままにして、チームはゲームのための北に旅行しました。
 クイーンズランドのHealthチーフ役員ジャネット・ヤング博士は、ビクトリアが豚インフルエンザと戦っていると言います。
 クイーンズランドは、今日、ウイルスの10番目の症例を確認しました。 パシフィック・ドーン観光船の上の乗客であったゴールドコースト女性。
 パシフィック・ドーンは月曜日に明日のブリスベーンとシドニーで到着する予定です。 すべての目的のために、それは疫病船のように扱われています。
 ウイルスが共同体を通って動いていて、コリニョン教授は、オーストラリアの世界的流行病の警告レベルで踏む時間が、支えるのを含んでいるということであるかもしれないと言います。
 件数に大きい増大があればオーストラリアの世界的流行病のプランがフェーズを支えるために移行すると予想されます。
 一握りの人々が病院に滞在を持っていましたが、豚インフルエンザのほとんどのローカルの症例が温和です。
 ほとんどの専門家は、それがそのように滞在すると予想しますが、将来の死者を除外できません。
 疫学者とコンピュータモデル作成者は、人口の10〜30パーセントが 来たる風邪季節の間に このインフルエンザのバリエーションにかかると予想します。



 【 関連項目 】
 「このニュースでいったい何を言いたいんだ?」
 と質問する人は、前項を参照。
  → 発熱外来は使うな

 オーストラリアは、どこかの他国という意味ではない。半年後の日本を予告してくれているのだ。だからこそ重要なのである。



 【 追記1 】 ( 2009-06-01 )
 オーストラリアの感染者は、増加ペースが鈍りつつあるようだ。それまでは倍増ペースだったのに、29日(168人)以降は増加ペースが鈍っている。
 これは何を意味するか? 感染者の増加が頭打ちになりつつあることか? いや、検出された感染者の増加が頭打ちになりつつあることだ。その意味は、豚インフルエンザであることを確認する遺伝子検査の能力が、上限に近づきつつあるということだ。
 たぶん、検査の能力は、まもなく上限に達するだろう。そうなると、感染者数を数えることもできなくなるだろう。「たくさんすぎて、調査できません」というわけだ。その時期は、もう目前に来ている。
 おそらく、感染者の数を数えるのは、もうすぐ中止になるだろう。「お手上げ」である。そのあとは、サンプル調査(季節性インフルエンザと豚インフルエンザの比率の調査)になるだろう。

 【 追記2 】 ( 2009-06-03 )
 すぐ上で予測したことは、本日(6月3日)、実行された。
《 ビクトリア州は感染の封じ込めを断念、サステイン・フェーズへ引き上げ 》
 感染者を検査によってひとつひとつの検体を実際に数えることを中止し、サンプル調査とサーベイランス調査によって感染率を割り出して感染者数を推定するようにし、併せてウィルスの変異を調べるようにします。
( → 出典
 ※ ビクトリア州のみ。他の州では実数調査は続く。
posted by 管理人 at 20:01| Comment(2) |  感染症・コロナ | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
最後に 【 追記1 】 を加筆しました。
 タイムスタンプは 下記 ↓
Posted by 管理人 at 2009年06月01日 22:41
【 追記2 】 を加筆しました。
  タイムスタンプは 下記 ↓
Posted by 管理人 at 2009年06月03日 20:07
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
  ※ コメントが掲載されるまで、時間がかかることがあります。

過去ログ