2009年05月31日

◆ タミフルよりはリレンザ

 タミフルよりは、リレンザの方がいい。理由は、副作用が少ないことだ。高齢者・妊婦・慢性病患者などには、このことが大切だ。  《 以上、推定 》 ──
  《 本項は、個人的見解です。医学界の公式見解ではありません。 》


 タミフルやリレンザなどの抗ウイルス剤は、軽症者には処方しない方がいい。処方するとしたら、重症者または虚弱者だ。 ( → 前述
 重症者または虚弱者に処方するとして、どう処方するか? (副作用の観点で。)

 重症者に対しては、副作用の有無は問われない。生命の維持が重要であり、副作用などはどうでもいい。副作用がイヤだから死んでもいい、という選択肢はない。

 虚弱者が問題だ。具体的には、次の人々だ。
   高齢者・幼児・妊婦・慢性病患者

 これらの人々は、抗ウイルス剤を使うべきだが、どんな抗ウイルス剤を使うべきか? これに答えて、
 「タミフルよりは、リレンザの方がいい」

 というのが、私の見解だ。(個人的見解。)

 その理由は、副作用が少ない(らしい)ことだ。

 ──

 高齢者・幼児・妊婦・慢性病患者などを考えるときには、薬の効能だけでなく、薬の副作用を十分に考慮するべきだ。普通の人なら副作用が耐えられるからといって、高齢者・幼児・妊婦・慢性病患者なども副作用が耐えられるとは限らない。薬効が同じであるならば、「飲みやすさ」よりも、「副作用の大小」の方が、ずっと大切だ。
( ※ 現状は、「飲みやすさ」ばかりが重視されている。この点を、私は批判する。)

 副作用の点からすると、タミフルはあまり好ましくない。
 タミフルは、飲み薬であるがゆえに、全身に薬剤が行き渡る。その点、リレンザならば、喉や肺に集中的に薬剤が届くから、タミフルよりはずっとマシだ。(必要のないところに薬剤が作用しないから。)
  → 前出項目の  (1)

 ──

 この問題の一端は、「タミフルの異常行動」という形で現れる。
 タミフルは、飲み薬であるがゆえに、全身に行き渡る。そのうちの一部は、脳に行きつく。特に脳にばかり作用しがちだ、という見解もある。その点、リレンザは、いくらかマシだ。( → 後述 [ 付記2 ] )
 ただ、この問題は、十代の若者にのみ現れるようで、成熟した大人にはあまり問題はないらしい。(幼児は、いくらか問題があるかも。)

 ただし、異常行動ならば大人には問題がなくても、他の問題では大人にも作用する可能性がある。つまり、脳以外の器官に薬剤が行き渡ることで、その器官に副作用を及ぼす可能性がある。
 この問題は、健康な大人ならば問題はないとしても、高齢者や慢性病の患者などの虚弱者では、問題がありそうだ。
 現実には、「消化器系への悪影響」という形で、「下痢」という副作用が報告されている。かなりひどい下痢で、げっそり痩せてしまい、体力が大幅低下したという例がある。病院で点滴を受けて回復したそうだが、下手をすると、体力低下で死んでしまいかねない。
   → ひどい下痢の副作用の例

 特にまずいのが、妊婦だ。
 妊婦への影響というと、「催奇性」(催奇形性)が話題になるが、この点では、タミフルは何も判明していない。安全とも危険とも言えない。ただし、私の推定では、サリドマイド児のような、目に見える催奇性はないと思う。(あれば実験で観察されているだろうから。) 
 私が危惧するのは、「脳への影響」だ。脳への影響は、目に見えない。動物実験であれ、人体実験であれ、胎児への影響は目に見えない。しかし、目に見えなくても、「脳を歪める」という形で影響があるかもしれない。
 しかも、それは、ただの危惧ではない。タミフルには、「脳への悪影響」というものが、すでに判明している。それは「タミフルの異常行動」だ。
 そして、その理由は、「成長期の若者では脳内関門が未発達だからだ」といのが、私の推定だ。( → タミフルと夢遊病 のコメント欄 )
 では、胎児は? 胎児はもちろん、脳内関門が未発達だ。とすれば、(たとえ大人では影響がなくても)胎児には影響があることが強く推定される。そして、脳にタミフルが入り込んだ胎児は、脳の形成時にタミフルの影響を受けて、夢遊病患者ふうの脳になりかねない。簡単に言えば、分裂症みたいなものになりやすくなる。
 分裂症という精神疾患は、目に見えない。そのような副作用が現実にあったとしても、それは「副作用」として報告されることはない。しかし、タミフルを飲むことで、知らず知らず、胎児を分裂症患者ふうの脳にしてしまいかねないのだ。そして、それが判明するとしたら、生まれてから 20年ぐらいたってからだろう。

( ※ なお、「統合失調症」という言葉はあえて使わない。危険性を強調したいので。)

 考えてみれば、胎児の影響として、サリドマイド児というのがあったが、あれは、まだマシだったかもしれない。手足の奇形はあったが、脳の奇形はなかったからだ。
 だが、脳の奇形ほど、痛ましいものはない。それは人格の崩壊だ。これほど痛ましいものはないだろう。そして、そのような傾向が、タミフルにはあるかもしれないのだ。
 もちろん、明確に「ある」と実証されたわけではない。しかし、その危険性がかなり疑われる以上は、その危険を避けた方がいい。「タミフルはどうして異常行動を起こすのか」というメカニズムさえ、まだ解明されていないのだ。そういう状況では、「君子危うきに近づかず」というのが賢明だろう。なにしろ、タミフルのメリットと言えば、ただ一つ、「飲みやすさ」ということだけだからだ。親のものぐさのために、胎児を脳の奇形にする危険を冒すなんて、とんでもない。
 
 ただ、「タミフルも何も飲むな」と言っているわけではない。妊婦がインフルエンザで高熱になれば、その悪影響が胎児に及ぶことは考えられる。その危険性もある。だから、「何も飲むな」とは私は言わない。
 では、何を言うかというと、「タミフルのかわりにリレンザを使え」と言う。妊婦ならば、若い女性だから、ケータイもちゃんと使えるはずだ。だったら、リレンザの器具を使うぐらい、お茶の子さいさいだろう。「吸引方法がわからない」ということはあるまい。(ていねいに解説すれば。)
  → リレンザの服用法 (動画 あり)

 というわけで、「タミフルよりはリレンザを」というのが、私の勧告だ。一般の健康な人ならともかく、高齢者、慢性病患者、妊婦などでは、リレンザの方が好ましい。副作用の点で。
( ※ ただし痴呆老人や超高齢者は、リレンザは無理そう。逆に言えば、タミフルなんかを飲むのは、痴呆老人だけでいい、とも言える。)

 ──

 結論。

 インフルエンザになったら、抗ウイルス剤を処方した方がいい場合もある。だが、その場合も、タミフルよりは、リレンザの方がいい。
 副作用のあるタミフルでもいいとしたら、健康な大人だ。だが、健康な大人なら、自分の免疫力で治せばいい。特に抗ウイルス剤は必要ない。(むしろ、飲まない方がいい。耐性ウイルス出現の危険があるので。)
 というわけで、健康に問題のある人も、健康に問題のない人も、いずれにせよ、タミフルは飲まない方がいい。どうせ服用するなら、タミフルでなくリレンザだ。選択肢は、「リレンザか、無か」である。タミフルを飲んだ方がいい場合は、ほとんどない。

( ※ タミフルを飲んだ方がいいのは、、リレンザをちゃんと飲めないような人だけだ。痴呆老人とか、白痴とか、手にケガをした人とか。……「タミフルをどんどん飲みましょう」なんて言っている人々は、頭が白痴化している、とすら言える。政府はそうですね。  (^^); )
( ※ 医者を判断するときには、その医者がタミフルを処方するかリレンザを処方するかで、判断がつくかも。タミフルを処方する医者は、ヤブ医者で、リレンザを処方するとしたら、名医だ。……というのは、ちょっと誇張気味で、冗談っぽい。  (^^); )



 [ 付記1 ]
 副作用の点では、リレンザの方がマシだ、というのが私の見解だ。理由は、飲み薬ではなく、吸引薬だから。つまり、薬剤が全身に行き渡るのでなく、薬剤が口腔や気管に集中的に届くから。
  → リレンザの吸引方法 の (1)

 抗ウイルス剤の副作用の一つとして、夢遊病のような異常行動がある。これは、タミフルでしばしば報告されている。リレンザでも、報告されているが、頻度はタミフルよりは少ないようだ。それもむべなるかな、というところだ。

 [ 付記2 ]
 タミフルは、普通の全身より、脳にばかり多く入りやすい、という説もある。理由は、脳への大動脈の血圧が高いから。( → 該当サイト
 真偽はどうか? うーん。はっきりとは言えないが、これは、ありえなくもない。脳は心臓よりも高い位置にあるから、そこに血液を運ぶための血圧は高くなる。立っているときはそれでいいが、病気で横になると、脳にやたらと血圧がかかる。
 「するとタミフルが……」という説は、まんざら根拠なしとは言えないようだ。(私は医者ではないので断言しないが。)
 この点について私の判断は、留保しておく。

 ま、血圧の点はどうであれ、経口薬はやはり副作用が多くなりがちだというのは、否めない事実だろう。とすれば、やはり、タミフルよりはリレンザの方がいい、という結論になる。

( ※ タミフルよりもリレンザの方がいい、という見解は、上記サイトでも出ている。薬物に詳しい医者にとっては、当然か。いちいち私が言うまでもないかも。)

 [ 付記3 ]
 タミフルとリレンザは、価格はどちらもほぼ同じ。病気1回につき、3000円ちょっと。ただし、保険なしで。
 保険が利くと、その3割。千円弱。ただし、初診料や診察料や処方箋代が別途加算される。
 どっちみち、ほとんど差はない。金額の点は、問題にならないだろう。

 [ 付記4 ]
 ここまでは、副作用の観点から述べたが、実は、効果の点でも、同等の結論が出る。しかも、大差で。
  ・ タミフル …… 季節性インフルエンザに無効
  ・ リレンザ …… 季節性インフルエンザに有効

 これだけ差があれば、現実的には、「リレンザ」しか選択肢はあるまい。(豚インフルエンザであることをいちいち確認した上でなければ、タミフルを選択する意義はない。)

 [ 付記5 ]
 すぐ上のことから、リレンザでなくタミフルを備蓄する、という選択肢はありえないはずだ。
 にもかかわらず、政府はタミフルばかりを大量に備蓄する。また、豚インフルエンザの際にも、やたらとタミフルを使う傾向にある。(「とにかくタミフルを使え」という方針が出ているらしい。)
 では、なぜ? なぜそんな非合理的なことをするのか?
 「それは米国の製薬会社の利権のためだ」という陰謀論がある。ネットであちこちに記されている。 (^^);
 たとえば、これ。
  → http://taknews.net/archives/2006/03/2205.php

 この記事によると、「備蓄用のタミフルは、少し安価にするが、転売不可だ。期限切れになったら廃棄」という契約になっているらしい。
 ううむ。日本はやはり、製薬会社のカモになっている(?)

 ま、陰謀論はともかく、そういうことが言われるだけの背景はあるようだ。陰謀論が、真実であれ虚偽であれ、日本政府がカモになっていることは事実であるようだ。
 仮に、豚インフルエンザが現れなかったら、大量のタミフルは「季節性インフルエンザの耐性ウイルスの出現後には、もはや無用のゴミ」と見なされていただろう。政府はすごく批判されていたかもしれない。
 とすると、政府にとっては、豚インフルエンザは救世主みたいなものかも。自らの湿性の、すばらしい免罪符になった。  (^^);
 
 それはさておき。
 パニックになっている阿呆な政府をカモにして、巨額の金をせしめる連中は、たいしたものだ。タミフルは、豚インフルエンザのさなかで、大量の備蓄を積み上げつつある。本当はゴミとなるはずのものが、一転して宝になった。それもこれも、人々がパニックになったからだ。
 阿呆を食い物にするのは、賢いというか、悪賢いというか。……それとも、踊らされ方が、馬鹿すぎるだけか。

 [ 付記6]
 タミフルよりもリレンザの方が耐性ウイルスができにくい、という話もある。理由は、次のことだ。
 「リレンザは口腔と気管に集中して届くので、濃度を濃くできる。それゆえ、ウイルスを徹底的に撲滅することが可能。一方、タミフルは飲み薬なので、濃度を濃くできない。それゆえ、ウイルスを徹底的に撲滅することが不可能で、残ったウイルスが耐性を持つまで生き残りやすい」
 比較論ではあるが、リレンザの方が耐性ウイルスはできにくいようだ。(これは私の説ではない。)

 [ 付記7 ]
 タミフルとリレンザ以外にも、別の新薬は開発中だ。ペラミビル、T-705、CS-8958 など。
   → 新薬ペラミビル

 [ 付記8 ]
 他の薬として、古い無効な薬だが、アマンタジンというのもある。これは、言及する価値がないので、省略。無視していい。

( ※ ただし、Wikipedia には、アマンタジンについていろいろと記述がある。Wikipedia なんか駄目だ、という見本か。その点、英語版 Wikipedia なら、まだマシだ。アマンタジンは効かない、という趣旨の記述がちゃんとある。「Among some Asian countries, A/H3N2 and A/H1N1 resistance has reached 100%.」)


 【 関連サイト 】
 「タミフルよりもリレンザ」と述べている、他のサイト。(本項目を書いたあとで気づいた。  (^^); )

 ・ http://scomu.jp/rirenza/
 ・ http://influenza.gob.jp/modules/forum/index.php?topic_id=7
 ・ http://www.eiko-kusuri.com/mail/200703-5.htm
 ・ http://voice.fresheye.com/lcat/2007/03/post_354.html
 ・ http://plaza.rakuten.co.jp/drkameyama/diary/200901300000/

 素人のいい加減なコメントもあるが、それはそれ。私の関知するところにあらず。単に Google で引っかかっただけだ。
posted by 管理人 at 19:33| Comment(1) |  感染症・コロナ | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
誤読のコメントが来たので、説明しておく。
 次のような誤読がなされた。
 「タミフルよりは、リレンザを」
  → 「タミフルはダメだが、リレンザはOK」 (誤読)

 こういう誤読のもとで、「リレンザにも副作用があるぞ!」という批判。 (^^);
 しかし、今回の件で言えば、私の話は、次の通り。
 「重症者・虚弱者には、タミフルよりはリレンザ」
 「軽症の健康者には、薬剤は不要」

 これを誤読すると、次の通り。
 「健康な人も、リレンザをどんどん服用せよ。薬をどんどん使って、薬屋を儲けさせよ」

 誤読する人の頭を治す薬はないのかな?  (^^);
Posted by 管理人 at 2009年06月18日 19:05
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