2009年05月24日

◆ 新薬ペラミビル

 ペラミビル( Peramivir )という新薬がやがて発売されるという。タミフル ,リレンザに次ぐ、第3の薬。似て非なるもの。 ──

 ペラミビル( Peramivir )という新薬がやがて発売されるという。タミフル ,リレンザに次ぐ、第3の薬。インフルエンザに効く。記事を引用しよう。
 《 塩野義、インフル治療薬を発売 》
 塩野義製薬が 2010年にも日本市場でインフルエンザ治療薬を発売することが24日、分かった。年内にも厚生労働省に申請する方針。
 塩野義が開発中の「ペラミビル」は注射剤で、投与には医師の診察と処方が必要。試験段階では、発症から時間が経過していても有効で、強毒性の「H5N1型」の鳥インフルエンザにも効果があったという。
( → 時事通信
 ──

 これだけでは情報が不足するので、ネットで調べてみた。まとめると、次の通り。

 (1) ノイラミニダーゼ阻害薬

 ペラミビルは、ノイラミニダーゼ阻害薬と呼ばれる薬の一種である。この点では、タミフルやリレンザと同じ。つまり、作用機序は同じ。詳しくは、下記。
  → Wikipedia

 (2) 構造式

 作用機序は同じだが、科学的な構造式は違う。詳しくは、下記。
  → http://sauber.blog70.fc2.com/blog-entry-365.html
  → 英語版 Wikipedia

 (3) 効果

 効果は、タミフルやリレンザよりも、いくらか強いらしい。
 タミフルやリレンザに耐性を持つウイルスにも、有効らしい。
 鳥インフルエンザ(H5N1型)に対しては、タミフルやリレンザよりもずっと有効であるらしい。
  → 英語プレスリリースの翻訳(PDF)
  → 英文記事 (機械翻訳は[ 付記 ])

 (4) 処方

 飲み薬のタミフルや、吸入薬のリレンザとは違って、注射で処方する。筋肉注射または静脈注射。点滴も可能。(これらの点は、重症者には有益。)
 回数は、1回だけでいい。タミフルやリレンザでは、5日間の連続服用(1日2回)が必要だが、ペラミビルは注射1回でいい。
  → 英語プレスリリースの翻訳(PDF)

 (5) 開発・販売社

 開発社は、米国のBioCryst社。
 国内の販売社は、塩野義製薬。



 【 参考 】

 本項では、新薬として、ペラミビルを紹介した。他にも、次の新薬が開発中だ。
  ・ 富山化学で開発中の(T-705)
  ・ 第一三共で開発中の吸入薬(CS-8958)
  → http://www.ijinkai.com/info-the-105.htm
  → http://www.medmk.com/mm/add/1063_ad2.htm




 【 関連項目 】

 → 重症者にはペラミビルを

    ※ 重症者にはペラミビルを緊急投与するべし、という私の提案。

 → ペラミビルの緊急投与 ( 2009-10-26 )

    ※ 重症者にはペラミビルを緊急投与することを、米国は許可した。

 → 韓国がペラミビルを許可 ( 2009-11-03 )

    ※ 韓国も米国と同様の方針を取った。

 → ラピアクタ(ペラミビル)承認  ( 2010-01-14 ) New!

    ※ ペラミビルがついに承認された。商品名は「ラピアクタ」だ。



 [ 付記 ]
 (3) の英文記事の機械翻訳を示す。(エキサイト)
 だけど、翻訳してみたら、何言っているのか、さっぱりわからん。
 元の英文を見た方がいいでしょう。  (^^);
 重要なのは、次の箇所。
 “ A 2001 study had revealed that peramivir was found to be more potent than GlaxoSmithKline's (NYSE: GSK) Relenza or Roche's Tamiflu against a range of avian influenza strains in cellular assays. ”
 “ the chemical structure of peramivir is substantially different from those of Relenza or Tamiflu”


 ──

 以下、全文の機械翻訳。

 鳥インフルエンザへの恐怖が昨年起こった後に、Peramivir(インフルエンザに関する処理)は不死鳥のような特性を呈しました。 2002年6月に、会社は、経口薬としてのperamivirのフェーズ3研究が主要評価項目に達しなかったと発表しました、そして、その年の10Kのファイリングでは、BioCrystは飯場で開発努力を終えたのを明らかにしました。
 しかし、また、peramivirが鳥インフルエンザのかなり強力な抑制剤であると判明しました。 2001年の研究は、peramivirがGlaxoSmithKline(NYSE: GSK)のRelenzaかロシュのタミフルよりセル分析評価におけるさまざまな鳥インフルエンザ緊張に対して強力であることがわかったのを明らかにしました。
 抵抗力があるとなることができるウイルスの症例では、手があいている1人以上の薬の種類がいるのは、有益であるかもしれません。 そして、実際に、peramivirの化学構造はRelenzaかタミフルのものと実質的に異なっています。 それで、新たに皆の心に関する鳥インフルエンザの恐怖をもって、1月の保健・福祉省はドラッグを開発する1億260万ドルの4年の契約をBioCrystに与えました。 二相3研究は計画されています。
 はっきり言えば、セル分析評価における活動と動物の活動の間には、かなりの違いがあります。 要するに、新陳代謝は厳しい場合があります。 Peramivirは、ネズミでH5N1型鳥インフルエンザに対するRelenzaとタミフルに匹敵しているために見せられましたが、ドラッグの初期の臨床開発は経口投与にかかわりました。 対照的に、最近の動向は筋肉内投与に焦点を合わせられました、そして、6月18日に発表されたフェーズ1研究の結果はドラッグがbioavaliableであることを示しました。 それで、たぶん、ドラッグが利きますが、胃で退行したということでしょう。 筋内投与はその問題を逃れます。
 BioCrystには、屋根の下の他の2個の注目に値する化合物があります。 最も高度な製品はFodosineです、酵素であるプリン・ヌクレオシド・ホスホリラーゼ(PNP)の抑制剤が、セルを急速に増殖させることによって、必要です、癌などのように。 会社は、月曜日にFDAとのFodosineの経口剤型のための重要な臨床試験で合意に達したと発表しました。 トライアルは、この四半期に始まる予定です。
 それはFodosineのための厄介な妨げの後の積極的なステップです。 3月に、BioCrystは、ドラッグの静脈内投与製剤のフェーズ2b研究を中断させていたと言いました。 プレスリリースによると、「微粒子で検出された最近の安定性結果は、FodosineのIV定式化の臨床のバッチで重要です、そして、初期の発見物はparticulatesが臨床のパッケージに使用される小瓶栓に関連していると示唆しました」。
 化学物質のそのような問題と生産管理は起こります、そして、いつもそれは重大な問題です。 化学者として、私は、このタイプの問題の弁解の余地が全くないと信じています。 しかしながら、それを修理するのはドラッグの効力の不足で問題を解決するよりはるかに簡単です。 そして、この場合、ドラッグは有効であるように思えます。 フェーズ1研究では、難治性の慢性リンパ性白血病の34人の患者のうちの3人はドラッグへの完全な応答を示しました、そして、34の14には、部分応答がありました。
 しかし、待ってください--以上があります! 月曜日にも、Biocrystとロシュは、彼らが激しい額の乾癬のBCX-4208入院患者を評価するためにフェーズ2研究を始めたと発表しました。
 どんな臨床試験も危険であるとわかるのは、重要です。 例えば、1995年の論文は、フェーズ2における31.9%のドラッグだけが結局食品医薬品局の認可を得るのを示しました。 それで、フェーズ2はまだ危険を表していますが、その段階に多剤を持っているのは危険を減少させます。 BioCrystには、まさしくそのような利点があります。
 パイプラインサイズだけに基づいて、BioCrystは、より高く評価されるべきです。 しかし、誤解しないでください: これは危険なストックです、そして、販売はまだ遠い未来に仕事を休んでいます。 そして、会社のドラッグのいずれも超大作状態を獲得しそうにはありません。 BioCrystは小会社ですが、パイプラインドラッグのどれかが広角に回転するなら、現行価値よりさらにさらに価値があるかもしれません。
posted by 管理人 at 22:47| Comment(4) |  感染症・コロナ | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ペラミビルというのは薬剤の名前だが、発売時には、全然別の商品名にするべきだ。

 ペラミビルという名前は、タミフルに似た語感があって、とてもやばい。
 タミフルと処方を間違う可能性が、ほんのちょっとぐらいあるかもしれない。あるいは、別の薬と。
 そもそも、ぺ と べ は、見間違いやすいし、名前を間違う素人は必ず多数出てくる。
 できれば、お年寄りにも覚えやすい名前にしてほしいですね。商品名は。

( ※ リレンザがタミフルよりも売れない理由の一つは、名前が覚えにくいことにもあるだろう。「民降る」ならば覚えやすいが。製薬会社は、売れ行きを考えるなら、覚えやすい名前にするべきだ。医者だって高齢の医者が多いんだから。)

 《 参考 》
 オセルタミビル → タミフル
  ザナミビル   → リレンザ
  ペラミビル   → ????
Posted by 管理人 at 2009年05月25日 00:19
大流行時に注射ですか。インフルエンザにかかった人が毎日病院に行けるはずもない。それに、大流行時に医者はそんなにひまじゃない。開発者が何考えてるのか、正直わからん。注射のニーズは重篤な入院患者ぐらいか?でも入院してからじゃー、インフルエンザの治療は手遅れでしょう。
Posted by ;-) at 2009年07月08日 21:38
ペラミビルは注射1回で済むので、タミフルやリレンザに処方箋を出すのと、手間は同じぐらいです。
 違う種類のものができる、という意味があり、特に優位や劣位はないと思えます。
Posted by 管理人 at 2009年07月08日 23:07
《 新聞報道 》

 厚生労働省は18日、新型インフルエンザ対策として、タミフル、リレンザに続く第3のインフルエンザ治療薬「ペラミビル」(商品名・ラピアクタ)を1月にも承認する方針を決めた。

http://osaka.yomiuri.co.jp/tokusyu/influenza/20091219-OYO8T00475.htm?from=tokusyu

 ──

 本文中で示したが、米国や韓国は、ずっと前に承認している。日本ではまだ承認されていない。記事にあるように、1月になる。
 呆れるね。
Posted by 管理人 at 2009年12月19日 20:32
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
  ※ コメントが掲載されるまで、時間がかかることがあります。

過去ログ