2009年05月14日

◆ パンデミック対策と免疫力

 人類は(薬剤乱用により)耐性ウイルスを出現させようとしている。そのさなかで、一人一人はどうすればいいか? ──

 豚インフルエンザが変異する形で、将来、パンデミックが出現しそうだ。なのに、人類は(薬剤乱用により)耐性ウイルスを出現させようとしている。人類は社会的な自殺へと進みつつある。( → 前項
 では、そのさなかで、一人一人はどうすればいいか?

 当面に限れば、薬剤はある。リレンザだ。だが、いずれは、あらゆる薬剤への耐性ウイルスが出現するだろう。その場合、身を守る方法は、ただ一つ。自分の免疫力だ。
 では、自分の免疫力を高めるには? ワクチンが第一候補だが、パンデミックに際しては、ワクチンは間に合いそうもない。(時間がかかるし、量的にも無理。スペイン風邪だって、最初の患者の出現から、世界中の流行まで、1年もなかった。次回も同様かも。ゆえに、ワクチンの作成は時間的にも量的にも困難。)

 となると、最も有効な方法は、次のことだ。
 「そのパンデミックが出現する前に、同タイプのインフルエンザに感染しておいて、免疫力を高めること」


 具体的に言おう。豚インフルエンザが変異して、パンデミックになる可能性がある。その場合、次の二通りだ。
 あらかじめ豚インフルエンザに感染した人は、免疫があるので、パンデミックにかからない(または、かかっても、軽症化する)。
 あらかじめ豚インフルエンザに感染していない人は、免疫がないので、パンデミックにかかる

 このことは、決して無根拠ではない。スペイン風邪の例がある。スペイン風邪は、最初は病原性が低かった。そのころ感染した人は、軽症で済んだ。その後、スペイン風邪は、毒性を高めた。すると、その後は、二通り。
  ・ すでに(軽症の)スペイン風邪にかかった人は、重症化しなかった。
  ・ そのとき初めてスペイン風邪にかかった人は、重症化した。

 こういう例があるのだ。とすれば、次のパンデミックでも、同様だろう。軽症で済むうちに感染しておいた方が、あとで感染したときに重症化しないで済むのだ。

 だから、命が惜しければ、軽症の豚インフルエンザにあらかじめ感染しておいた方がいいのだ。あらかじめ感染して、免疫を得ておけば、あとで死なないで済む。
 インフルエンザというものは、しょせん、誰もがいつかは かかるものだ。だから、さっさと かかっておいて、免疫を得ていればいいのだ。そうすれば、あとでひどい目にあわないで済む。

 豚インフルエンザについては、「これはパンデミックのためのワクチンだ」というぐらいに考えておけば、ちっとも怖くない。「怖い、怖い」と思うよりは、「どうせいつかは かかるのだから、ちっとも気にすることはない」と思うべきだ。また、「そのことで将来のパンデミックの予防になる」と思って、積極的に かかってもいいのだ。(ただ、今すぐではなく、今秋でもなく、2010年3月ごろか、2010年12月前後に。)

 豚インフルエンザは、いつかは流行するだろう。2011年ごろには、結構流行するだろう。そのときには、「絶対にかかるまい」などとは思わない方がいい。もし「絶対にかかるまい」として、その通りになったら、やばい。将来、2012年ごろ、豚インフルエンザがパンデミックに変異するかもしれず、そのとき、あなたは真っ先に死ぬかもしれない。
 


 [ 付記1 ]
 スペイン風邪の例を示す。スペイン風邪は、ひどいパンデミックだったが、毎年毎年流行したわけではない。1918年から1919年にかけて、1年余りの間に流行したが、1920年には収束したようだ。
 なぜ? 人々が免疫を得たからだろう。── 免疫力というのは、それほどにも頼りになるものなのだ。
 タミフルやリレンザだって、基本的には、ウイルスの増殖を弱めるだけであって、ウイルスを殺すわけじゃない。ウイルスの撲滅は、本人の免疫力による。

 [ 付記2 ]
 タミフルやリレンザを特効薬のように持っている人もいるが、勘違いしないようにしよう。「豚インフルエンザになったらタミフルかリレンザを飲めばいい」と思っている人も多いようだが、とんでもない勘違いだ。
 豚インフルエンザにかかっても、基本的には、何も服用しなくても大丈夫だ。ただ、隔離日数を減らすためには、服用した方がいい。
 ……というはずなのだけれども、現実には、違う。政府はそういう措置を取っていない。どっちみち、7日間の隔離を強制される。
 とすれば、タミフルやリレンザを服用しても、結果はほとんど変わらないことになる。大事なのは免疫力だ、という基本を忘れないようにしよう。
 
 [ 付記3 ]
 「医者はみんな、豚インフルエンザにかかればいい」
 と先に述べたことがあった。
 「率先して最初の方で感染して、免疫を得ればいい。そして、免疫を得たあとで、豚インフルエンザの患者を次々と診ればいい。」
 「さっさと感染して、さっさと免疫を得るのが、医者として あるべき姿だろう。」
 と。これは、暴論のように見えるが、暴論ではない。そのことは、本項からもわかる。うまく行けば、さっさと免疫を得た医者だけは、パンデミックが流行したときに、致死率が低くて済みそうだ。他の業種では致死率が5%ぐらいになっても、医者だけは致死率が大幅に低い、というふうになりそうだ。
( ※ ただし、良心的な医者だけ。診察拒否していた医者は、感染もせず、免疫も得られず、パンデミックが来たときに、あっさり死ぬ。  (^^);  )
 


 【 追記 】
 本項には、逆説的な真理が記してあります。ストレートに読むと、誤解するかもしれません。本項の趣旨に疑問をもつ人は、本項の前後をちゃんと読んでください。
 あちこちで、次のような話を述べてあります。
  ・ 病気にかかろうとすることで、かえって病気から免れる。
  ・ 病気を治そうとすることが、かえって病気を招く。
  ・ パニックを避けようとすることが、かえってパニックをもたらす。 

 いずれも逆説的です。論理はまっすぐではありません。
 誤読の得意な読者だと、「おまえは病気になれと勧めているのか!」と怒り狂うでしょうが、怒り狂う前に、自分の誤読を正しましょう。
posted by 管理人 at 19:32| Comment(6) |  感染症・コロナ | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
アメリカでは「感染パーティー」があるそうですね。
政府は「危険だからやめろ」と制止しているようですが。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090511-00000242-sph-soci
Posted by けろ at 2009年05月14日 22:13
それ、私もさっき見ました。違うサイトで。

ただ、これは、私の言っている話とは、趣旨が違います。「あとで水疱瘡にかからないために、今のうちに水疱瘡にかかる」なんて論理は、滅茶苦茶。

だけど、よく考えてみると、一理あるかも。夏のうちに感染するのは、冬になってから感染するよりはいくらかマシかも。

だけど、今のうちに感染して、その免疫が冬までずっと持続するかと言えば、……まず無理でしょう。冬にはまた感染すると思いますよ。

ま、(死ぬこともある)パンデミックが出たあとなら、パンデミックでない方にかかる方がいいとは思うが。
Posted by 管理人 at 2009年05月14日 22:56
ただし、思い出したことがある。

週間「モーニング」の最新号で、「ライアー・ゲーム」というのがあり、感染ゲームをしている。

ところが、嘘つきがいて、感染していないくせに「感染した」と嘘をつき、感染した人が「感染していない」と嘘をつく。すると、嘘をついた人だけが利益を得る。裏切りの利益。   (^^);

パンデミックが出現したあとで、「パンデミックでないものに感染しよう」という感染パーティができたら。そこで、嘘つきがまぎれこんだら。

      (^^);
Posted by 管理人 at 2009年05月14日 23:15
あなたの言ってること、ホメオパシーそのものでは。
http://d.hatena.ne.jp/tikani_nemuru_M/20090514/1242242625
Posted by のぐー at 2009年05月16日 07:37
免疫とは、弱い病気(ふうのもの)にかかることで、重い病気にかかるのを防ぐことです。ホメオパシーとは、全然別のことです。

「免疫は大切だ」と主張する言説を否定するのは、トンデモマニアにはありがちですが、「あいつはトンデモだ」と言っている自分自身がトンデモである見本でしょう。

インフルエンザに関する限り、治癒の原理はあくまで免疫です。その医学的な原理を否定して、「免疫なんてトンデモだ」なんて言う主張は、やめましょうね。社会に誤った概念をもたらし、有害です。

「病気は薬で治すものだ」などと主張する医者は、「タミフルはいい」と主張しましたが、そのあげく、耐性ウイルスをもたらしてしまったのです。免疫の大切さがわからない人は、医学の本を読む前に、基本としての生理学をちゃんと学びなさい。医学とは薬学ではないのだ、と理解するべし。それがわからなければ、医者でなく薬剤師になるべし。
Posted by 管理人 at 2009年05月16日 08:29
最後に 【 追記 】 を加筆しました。
 タイムスタンプは 下記 ↓
Posted by 管理人 at 2009年05月16日 09:05
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