【 後日記 】
本項は、読む必要がありません。間違っているというより、話の前提(「強毒性であれば」)が満たされていないので、内容が空虚になっています。読むだけ時間の無駄。 豚インフルエンザについて、前回の記述をいくらか改める。(前回分の補足。)
抗ウイルス剤について、「処方しない」から「処方する」へ改める。(ただし、暫定的な対処。)
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先に「豚インフルエンザ1」という項目を書いたが、その後、状況をいろいろと知るにつれて、私の考えを若干 改めた。そこで新たに記述し直す。
前提となる情報は、次のことだ。
・ メキシコでは、かなり死者が出ている。(強毒性?)
・ 感染者の総数は、国民全体に比べれば一部だけだ。
・ 初期に抗ウイルス剤を飲めば、重症化しない。
・ 日本の抗ウイルス剤の備蓄は、3000万人分以上ある。
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このことから、結論を改めて、次のように結論したい。
・ メキシコでは、感染初期に抗ウイルス剤を処方する方がいい。
・ 日本でも冬季には、感染初期に抗ウイルス剤を処方する方がいい。
(乾燥地帯のメキシコと、冬季の日本は、気候が似ているので。)
・ 全員が感染するわけではないから、これで備蓄は十分だろう。
・ 耐性ウイルスが出るかもしれないが、当面は死者の抑止を優先する。
このうち、ポイントは最後の点だ。
私はこれまで、「耐性ウイルスの出現」を問題視する観点から、抗ウイルス剤を安易に処方することには否定的だった。しかし、次の冬には、(乾燥した)メキシコのようになる危険がある。つまり、乾燥した状態では、死者がかなり多く出る危険がある。
つまり、このインフルエンザは、通常のインフルエンザと違って、死者が多く出るタイプである危険がある。つまり、強毒性。(まだ確定はしていない。真偽不明。)
そして、死者が多く出るタイプだとすれば、「寝ていれば治る」というわけではないので、感染初期に抗ウイルス剤を処方する方がいいだろう。
この点が、新たに考えを改めたところだ。
( ※ ただし、現時点では、抗ウイルス剤を処方することには功罪なかばする。今のうちにやたらと抗ウイルス剤を処方していると、次の冬までに耐性ウイルスが出現する危険性がある。現時点では安易に抗ウイルス剤を処方しない方がよさそうだ。重症者や高齢者などは例外だが。……それよりは、「潜伏期と保菌者」で記述したことを取った方がいい。)
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なお、若干、注釈しておく点がある。
以上の話には、前提がある。「このインフルエンザが死者を多く出すタイプである(かもしれない)」ということだ。つまり、強毒性。
一方、この前提が満たされなければ、上記のことは成立しない。つまり、「このインフルエンザは、死者を多く出さないタイプである」と判明したなら、上記のようにする必要はない。その場合は、「寝ていれば治る」となる。
とすれば、やたらと薬を飲むよりは、耐性ウイルスの出現を抑止することが優先される。すると、先に述べたとおりとなる。つまり、秋頃からどんどん大量に処方するのはやめた方がいいだろう。普通のインフルエンザの場合と同じ。
( ※ ただ、「では、どうしてメキシコでは死者が多いのか?」という問題が出る。一説には、「メキシコでは栄養状態の悪い人がどんどん死んでいく」ということらしい。ただし、真偽不明。)
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【 追記 】
本項は、書くのを早まったようだ。
というのは、このインフルエンザは、弱毒性であるらしいからだ。( → 読売・朝刊・1面 2009-04-30 )
弱毒性であるとすれば、死者はほとんど出ないし、通常のインフルエンザと同様の扱いになる。とすれば、本項で述べた前提(強毒性)は満たされないので、「抗ウイルス剤をどんどん処方する」という対処は、好ましくないことになる。(耐性ウイルスの出現が予想されるので。)
ともあれ、本項の記述は、「強毒性」を前提とした「一応の策」という提案だった。「弱毒性」であることが確認されれば、本項の記述は不要となる。
ただ、「強毒性か弱毒性か判明していないときには、強毒性かもしれないという対処を取る」という趣旨の本項は、それはそれで、特に間違ったことを述べているわけもない。
[ 付記 ]
抗ウイルス剤を使うとしたら、10代の子供は、やはり要注意だ。異常行動を起こす危険がある。この点は、前に述べたとおり。
10代の子供では、抗ウイルス剤を使うかどうかは、功罪なかばする。どうしても使うなら、「足を縛る」とか「親が常に監視する」とか、注意深い対処が必要だろう。
【 関連項目 】
→ 豚インフルエンザ1
2009年04月30日
過去ログ
タイムスタンプは 下記 ↓
http://www.zakzak.co.jp/gei/200904/g2009043007_all.html