2009年04月04日

◆ 不調のときは休め

 イチローが体調を崩して出場停止。理由は、WBCで無理をしたため。
 無理をして働き続けることは、美談では済まされない。不調のときは休むべし。 ──

 「不調のときは休め」というのが、本項の趣旨だ。
 そんなことは当り前だ、と思われそうだが、そうではない。現実には、日本ではその反対のことが「美談」とされる。次のように。
 「イチローは不調なのに必死の努力をして頑張ったから偉い」
 「原監督はイチローが不調なのに起用し続けたから偉い」
 「おかげで最後の試合でイチローが決勝打を打ったのだ。万歳!」


 こういうふうに浮かれていたが、そのあげく、イチローは無理がたたって、故障してしまった。
 岩隈も疲れきってしまったせいで、開幕戦では普段の半分の球数しか投げられなかった。本人は「一カ月ぐらいは休みたかった」と言っている。( → サンスポ朝日

 岩隈はまだしもいくらか休んで、そこそこの調子の戻れたようだ。ともあれ、彼も含めて多くの選手が、疲労困憊というありさまであるようだ。イチローに至っては、故障してしまった。イチローの場合、不調なのに特に無理をしたのがたたったようだ。

 ──

 結論。

 不調のときは、体の調子がどこか狂っているのである。そういうときには、無理をするべきではなく、休むべきだ。活動の方向に努めるのではなく、休止の方向に努めるべきだ。なすべきことは正反対である。間違えないように。
 世間では、「不調のときこそ頑張れ」という根性論が幅を利かせている。しかし、そんな根性論で頑張ると、体をこわしてしまって、元も子もない。
 イチローの故障から、ちゃんと教訓を得よう。下手をすると、イチローならば野球生命を失いかねないし、サラリーマンならば過労死しかねない。

 

 [ 付記1 ]
 WBCの教訓は、「イチローは頑張って偉かった」ではなくて、「無理して頑張ったせいで大失敗した」ということだ。どうせならば、他の選手を起用した方が、よかったですね。ほとんど使われない選手がいっぱいいて、もったいなかった。その一方で、特定の選手を使いすぎて、故障させてしまった。
 原監督は、監督としては、最悪だろう。久保田を使いすぎて故障させた岡田と並んで、駄目監督の双璧だ。「無事これ名馬」という言葉も理解できない最悪の監督。
 似た例はいっぱいある。ロッテの黒木も使いすぎで壊された。ヤクルトの伊藤も使いすぎで壊された。野茂は壊される寸前に近鉄を任意引退した。
 世の中、「壊れるまで頑張らせよう」という風潮が多すぎる。そのせいで、選手生命を失った犠牲者が多すぎる。
 せめて、自分自身について自己管理できる場合には、間違えないようにしよう。
 
 [ 付記2 ]
 WBC優勝を見て、世間では原監督を「名監督」と見なす向きが多いようだ。これを示す言葉は、こうだ。
  「 一将功成りて 万骨枯る。

 [ 付記3 ]
 ただし 原監督は、巨人の監督としては、最優秀だと言える。自分のチームの選手は酷使しないで温存し、他のチームの選手をことごとく酷使して壊しかけた。これでWBC後には、巨人が最も優位に立てる。
 ただし、中日だけは、WBCに選手を派遣しないで、選手を温存した。原監督の計略に引っかからなかった。そのせいで、ナベツネが口汚く中日を罵っている。中日の選手を壊せなかったのが、よほど腹に据えかねたらしい。
 その点、阪神はまんまと引っかかって、岩田を故障させられてしまった。原監督は「しめしめ」と思っているはずだ。(うちはもともと亀井みたいなのを出してお茶を濁しておいて、しかも使わなかったしな。阿部もほとんど使わなかったし。その一方で、村田やら何やら、あっちこっち故障させたし。しめしめ。)
 


 【 追記 】
 休むことに対して、恐怖感をもつ人が多い。なぜか? そういう人々は、休むことの意味を勘違いしているからだ。次のように。
 「休むとは、何もしないことだ」

 違う。休むとは、何もしないことではない。むしろ、次のことだ。
 「休むとは、疲労回復に努め、能力の発揮力を高めることだ」


 ここでは、「能力を高める」ことに重点が置かれる。本来は 100の能力があっても、疲労のせいで、能力が 70や 60ぐらいに低下している。こんなことでは能率が落ちる。レースでは優勝できないし、試合では勝てない。だから、本番の前には、疲労を取って、状態を最善状態に戻しておく。……これが「休む」ことの意義だ。

 ここから、次の結論が得られる。
 「休むときは、何もしないでダラダラしていればいいのではなく、横になって寝るべきだ」(できれば眠るべきだ)
 つまり、ゴロ寝のお勧め。 (^^)v
posted by 管理人 at 08:36 | Comment(2) |  健康・寒暖対策 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
最後に追記を加筆しました。
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Posted by 管理人 at 2009年04月04日 22:43
同感です。正直、勝てば官軍という風潮もどうかと思います。結局、回りまわって自分の所に帰ってくるんですがね。

名監督?!決勝、追いつかれておいて何言ってんの?って(笑)。鍋常は、WBCの主要スポンサーであると同時に、大会終了後のペナントレースも視野に入れて動いてましたね。本当に古狸です…。
Posted by sky at 2009年04月05日 12:48
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