若い母親たちを見ていると、「わがままだなあ」と思うことがしばしばある。私の気のせいだろうか? ──
若い母親たちは、わがままなふるまいが多い。傍若無人というか、他人のことが目に入らないというか、他人の迷惑お構いなしというか。……
とにかく、道を歩いていても、自転車に乗っていても、自動車に乗っていても、若い母親たちのとんでもないわがままな行為が、目に余る。
これは最近、特に感じていることだ。十年ぐらい前までは、そんなことはなかった。しかし、私は近ごろはしばしば経験する。
道を歩いていても、道路上の交通でも、あまりにも非常識な例がときどきある。
そういうのは、昔は、50歳ぐらいの粗暴なおばさんと相場が決まっていたものだが、最近は若い母親にそういう例がしばしば見られる。(さすがに着飾った独身女性ではそういうことはないが。)
ただ、昔の粗暴なおばさんとは、明らかに違いが見られる。昔の粗暴なおばさんは、相手に迷惑をかけるとわかった上で、「ふん」と鼻息荒く、自分の道を突き進む。
一方、最近の若い母親は、他人のことがまるで目に入らない、という感じだ。人に迷惑をかけるということを、「わかっていてやっている」のではなく、「わからない」のである。(他人の迷惑に気づかないジコチューとも言える。)
これはつまり、「社会性が欠落している」ということだ。ごく単純化して言えば、次のように言えそうだ。
「いつもケータイとゲーム(および読書)ばかりやっているから、自分の近辺のことしか目に入らなくなった」
「他人への関心や愛というものが欠落してしまった」
こういう傾向がもともとあったところで、子供が生まれると、
「子供のことしか目に入らなくなる」
というふうになりがちだ。
それでも、昔の母親ならば、世間常識というものがあったから、常に周囲に目を向けて、「他人の迷惑ならないように」と心がけていたものだ。その前提のもとで、「わが子を大切に」と思ったはずだ。
しかるに、最近の若い母親は、そうではない。社会性のないまま、
「自分の子供のことしか目に入らなくなる」
そのせいで、道路を占拠したり、道路に無理やり突っ込んで衝突しそうになったり、老人を蹴散らしたり、……ということをやらかす。
──
ま、以上は、私の個人的な体験だから、世間一般に当てはまるかどうかはわからない。また、東京近辺の都会に限ったことなのかもしれない。
ともあれ、そんな気がするので、「世相レポート」の感じで、とりあえずここに書き留めておこう。
[ 付記 ]
「いや、そんなことはないぞ、私のそばのヤンママは親切だ」
という反論は不要。それはただの当り前のことであって、いちいち報告する必要なし。
犬が吠えてもニュースにはならない。犬が人を食ったらニュースになる。
【 注記 】
本項は、「社会性の欠落」という話題で、現代におけるオタクの増加と関連する話です。ただの雑談ではありません。
2009年02月08日
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