検索エンジンの技術は、進化したように見えるが、まだ難点があるようだ。 ──
検索エンジンの技術は、進化したように見える。だが、実際に使っていると、いろいろと不便を感じることも多い。その一方で、意外な便利さを感じることも多い。
技術的な点に絞って、改善策を述べよう。
──
(1) Google
Google の検索で最も腹が立つのは、とんでもないノイズが入っていることだ。「広告」みたいなデカいノイズが検索結果の上位に入る。それは、
Amazon の書籍ページ
である。こいつがしばしば、上位に来る。しかも、該当ページと関連ページとの二本立てだ。
まったく、困ったものだ。たまにあるならば仕方ないが、しばしば起こるのだからタチが悪い。
(書名検索したい人向けは、書名と完全一致の場合のみ表示すればいい。ただの単語ぐらいにいちいち反応するのは、邪魔。)
なるほど、Amazon のサイトを見たい人もいるだろう。だが、そういう人はもともと Google じゃなくて Amazon に行けばいい。あるいは、検索語に Amazon と入力すればいい。
一方、大多数の人は、そうではないのだから、Amazon の検索結果がトップ付近に来るのは、腹立たしい。何だっていちいち Amazon の広告を読まなくてはならないんだ?
もしかして、Google は Amazon から金をもらっているのだろうか? 利用者を虐待して、Amazon という顧客を優先して、検索結果に広告をまぎれこませる……というタイプ。
それなら、わかる。しかし、それならそれで、そう告知するべきだろう。卑怯千万なり。
実際には違うのかもしれないが、もし違うのだとすれば、Amazon みたいな広告のような検索結果は、ランクを大幅に下げるべきだ。(他の通販についても同様。通販サイトはすべてまとめて、ランクを下げる。下げすぎる必要もないが、トップ 7 には入らないことが好ましい。)
(2) Yahoo
一方、Yahoo には、また別の難点がある。検索結果が、あまりにも役立たずなのだ。ゴミみたいな情報のページばかりが、やたらと上位に来る。真に役立つ情報が上位に来ない。
これは、どうしてかというと、Yahoo が馬鹿であるというよりは、Google が優れているせいだろう。その優れた点を、Yahoo は見習っていないのだろう。
そこで、お馬鹿な Yahoo のために、改善法を教えておこう。検索エンジンをお利口にする方法。
(a)サイト全体の評価
Google では、ページごとの評価ではなく、サイト全体の評価をしている。有益なサイトのページのランクは高くなる。下らないサイトのページはランクが低くなる。
このせいで、結果的に、「優れたサイトの優れた情報」が生き残るようになる。「ゴミみたいなサイトのゴミみたいな情報」はランクが下がる。
これはどういうことかというと、「情報の内容の質を評価する」ということだ。検索語に対して、単に関連度が高いページが来るのではなくて、多くの人々が「有益だ」と感じるページがくるということだ。
この「サイト全体の評価」という方針は、とても頭がいい。さすがに Google は、検索のプロだ。常に進化している。
( ※ Google のこの方針は、1年ぐらい前に実行された。正式にアナウンスされているはず。)
(b)クリックの評価
ゴミみたいなページを除くためには、次の方法もある。
「検索結果に対して、ユーザーがクリックしなかったページのランクを下げる」
一般に、検索すると、検索結果がずらりと並ぶ。そこにはダイジェストの文章もいくらか掲載される。それを見て、「これは不要な情報だな」と思う人は、そのページをクリックしない。そういうクリックの情報を集めることで、ゴミ情報を排除できる。
たとえば、「バラ」という単語で検索する。そこには、花の「バラ」のほかに、肉の「バラ肉」の「バラ」という結果も出るかもしれない。その検索結果は、利用者の求める結果ではない。人々はそのページをクリックしない。そのせいで、バラ肉のページは「バラ」という検索に対してはランクが下がる。(これは架空の例である。現実には当てはまらない。)
こういうふうに「ユーザーのクリックを調査する」ということは、長い時間を経て、少しずつ修正されていく。時間がたてば立つほど、検索結果はユーザーの求めるものに近くなっていく。
以上のこと((b)として述べたこと)は、私の想像である。ただし、このことは、Google では実際になされている、と推定できる。一方、Yahoo の方では、このことはあまりなされていないようだ。そのせいで、Yahoo の検索では、下らないページがやたらとヒットする。
Yahoo の方は、もっと検索結果を上手に決めてほしいものだ。ユーザーの望んでいる情報がなかなか得られないからだ。現状のまま放置すると、Yahooはそのうちユーザーから見放されるだろう。そして、そうなったら、もはや二度と立ち直ることはできまい。
( ※ Yahoo の方が Google よりも多く利用されているのは、日本ぐらいのものだ。ユーザーにおける過去のしがらみのせいだろう。しかし、現実には、Yahoo の検索の方がはるかに劣る。そのことが広く知られたら、Yahoo は業績が大幅に悪化するはずだ。Yahoo の株をもっている人は、今のうちに売っておいた方がいいかも。)
[ 付記1 ]
本項で述べたことには、裏付けがある。私のサイトの検索結果だ。私のサイトは、Google ではかなり上位に来ることが多いのに、Yahoo では上位に来ないことが多い。そのせいで、ネット検索を通じて私のサイトに来る人のほとんどは、Google の検索経由だ。
これほどにも差があるのは、本来はあってはならないことだろう。どちらもまともな検索エンジンであれば、どちらも似たような結果になっていいはずだからだ。
Yahoo ちゃん、もっとしっかりして! すてきな人に気づかないほど鈍感だと、そのうちあなたがみんなに嫌われちゃいますよ。
[ 付記2 ]
Yahoo にはもう一つ、致命的な欠陥が一つある。次のことだ。
「ブログ検索の結果が、通常のウェブ検索の結果に、なかなか反映されない」
Yahoo には、「ブログ検索」という検索エンジンがある。そこで検索すると、私のサイトの内容は、比較的短期間ですぐに反映される。しかしながら、通常の「ウェブ検索」では、ブログの検索結果がなかなか反映されないのだ。
たとえば、私が「諏訪内晶子の被害」というページを nando ブログに書いた。そのことは、Google ではすぐに反映された。Yahoo でも 「ブログ検索」では比較的短期間で反映された。しかるに、Yahoo のネット検索では、まったく検索されない状態がしばらく続いた。「諏訪内晶子の被害」という言葉で検索すると、「検索結果なし」という状態がしばらく続いた。(それでも Yahoo の「ブログ検索」ではちゃんとヒットした。)
Yahoo では、ブログ検索の結果が、ウェブ検索から完全に切り離されている。Google も、ちょっとはその傾向があって、ブログ検索を使った方が正確な情報を得られることが多いのだが、その差(ギャップないし遅れ)は最小限に留められている。なのに、Yahoo はそういうことがない。
一般的に言って、Yahoo の検索技術は、Google に比べて大幅に劣っている。特許がどうのこうのということではなく、技術レベルそのものが大幅に低すぎる。基本ができていない。
もうちょっと本腰を入れた方がいいですよ。……さもなくば、昔みたいに、Google のエンジンをそっくりそのまま借用した方がいいかも。途中でやめて、インクトミのエンジンに乗り換えたけど。失敗でしたね。
[ 付記3 ]
インクトミは、Yahoo に買収された会社。今では子会社。Yahoo がインクトミのエンジンを使っているということは、「Google 製のエンジンをやめて、子会社製のエンジンにすることで、経費を浮かせる」という意味がある。
しかし、そのせいで、性能は大幅に低下したわけだ。
その結果は? ユーザーの不便。
さらに、もう一つ。MSNも、インクトミのエンジンを使っていたが、とうとう愛想をつかしたらしい。最近のニュース。
→ 米MSNがYahooの検索エンジンに三行半?
そのうち全ユーザーに三行半を突きつけられるかも。株は暴落か?
2009年01月27日
過去ログ

きっとあなたの人生が少しだけ楽しくなると思います。
だけど、完全に除外するのも困りもの。書名を探せなくなってしまうので。単語で検索した際のランクを下げるだけでいいのだが。
また、それを検索オプションにしてくれればいいのだが。
独自の検索ページを使うのでは、あまり意味がない。