2009年01月09日

◆ パスワード作成 2

 パスワードは、あっさり見破られることもある。どういうパスワードが駄目か? また、対策はどうするべきか? ──

 パスワードには、次の背反性がある。
 「覚えやすくすると、見破られやすい」
 「見破られにくくすると、覚えにくい」


 そこで、頭のいい人ならば、「覚えやすいが、見破られにくい」というパスワードを使おうとする。しかしながら、それは「言うは易く、行なうは難し」である。本人はうまいパスワードを使っているつもりでも、案外、見破られてしまうことが多い。

 たとえば、「qwerty」というパスワードがある。これは、本人は得意なのだろうが、使われるパスワードの第8位である。これじゃ、隠していないのも同然だ。
 なお、1〜4位は「123456」「password」「1234」である。丸見え同然。  (^^);
 5位になって、ようやく、丸見えでないものがくる。それは、「pussy」である。……しかしこれも、モロ出し同然だ。 (すみません。   (^^); )
 
  → よく使われる危険なパスワードトップ500

 上記サイトに、「1位 〜 500位の一覧」がある。ここにあるようなパスワードを使っている人は、さっそく、パスワードを改めましょう。
 こんなパスワードを使っている人は、「セキュリティ観念がない」といわれても仕方ないですね。

( ※ 私は? ぎりぎりセーフというところかな。  (^^); )

 ──

 なお、ちょっとまともなパスワードとしては、次の案もある。
 「昔の恋人の名前の変形」
 たとえば、昔の恋人の名前が
 「沢尻絵里子」(sawajirieriko)

 であれば、最後に 3 のような数字を付けて、
 「sawajirieriko3」

 のようなパスワードにする。これはまあ、ちょっと容易には、リストに出てこないだろう。
 なお、絶対にまずいのは、「英単語(一般名詞)の組み合わせ」である。日本語に比べて英語のパスワードは、危険性がずっと高い。特に、固有名詞でなくて一般名詞を使うのは、非常に危険だ。
 上記のリストにあるパスワードは、その意味で、大半が失格だ。
 一方、「sawajirieriko3」ならば、「日本語であり、かつ、固有名詞」であるので、危険性はずっと低い。

 だから、「覚えやすい」という利便性を確保しながら、パスワードを設定するのであれば、上記の方法が参考になるだろう。
( ※ ただし、固有名詞だとしても、地名は駄目である。地名は一般名詞も同様だ。特定の集団しか知らないような単語だけが有効だ。)

 ──

 なお、プロバイダやブログへのアクセスならば、それほど神経質にならなくてもいいだろうが、銀行口座のような重用なサイトへのアクセスには、もっと神経質になる必要がある。
  ・ 番号はランダム
  ・ 桁数は多大

 という二点が必要だ。
 これについては、次の二通りがある。

 (1) ソフト

 パスワードの入力をソフトに管理させる。
 「ソフトウェアを起動させるためのパスワードのみを記憶し、それ以外のは随時状況に応じてソフトから呼び出す」( → 出典
 というわけ。ソフトの入手先なども、上記に記してある。

 (2) 脳内変換

 脳内でパスワードを作成してしまえばいい。そのための規則は簡単だ。
 「ローマ字で表現してから、母音を削除する。(あ行のみは母音)」
 例。
   うさぎおいしかのやま
   USAGIOISIKANOYAMA
   USGOISKNYM

 こうして、「USGOISKNYM」というパスワードを入手した。しかも、覚えるのは、きわめて容易だ。なぜなら、「パスワードそのものを覚えるのではなく、パスワードの元になる平文を覚える」だけだからだ。
( ※ 一種の暗号作成である。暗号文を覚える必要はなく、暗号文の元になる平文だけを覚えればいい。暗号化の規則はきわめて平易。)
( ※ この暗号化の方法を攻撃者に知られていても、問題ない。元の文章が推測されない限りは、実質的にはランダムな数字の羅列とほとんど同じである。厳密にはそうではないが、少なくとも、パスワード攻撃への耐性は圧倒的に強化される。)
( ※ 特に、固有名詞を使うと、耐性が高まる。たとえば、「沢尻絵里子」から、「swjrerk」という文字列を得る。文字数が足りなければ、適当に原文を長くすればいい。)
( ※ どういう固有名詞を使うといいか? 現代の有名人や、歴史上の人物は、絶対駄目だ。それでは普通名詞と同然である。かといって、高校や大学時代の恋人の名前だと、生々しすぎる。女房にバレると困る。  (^^);  私のお勧めは、小学生時代の、かわいい女の子の名前である。これなら、生々しくもないし。バレても大丈夫だし。……なお、オマケで、あだなを足してもいい。「えりぽん」とかいうような。)

 (3) キーボード変換

 ちょっとうまい方法として、日本語キーボードを使う方法もある。
 日本語キーボードでは、ローマ字とカナがともに印刷されている。そこで、カナの方を見ながら、カナを打つ。
 たとえば、一番左上には、
     12345

 という数字が並んでいるが、これをカナで読むと、
     ぬふあうえ

 となる。そこで、「12345」という数字を入力するときに、カナで「ぬふあうえ」と覚える。
 以上は、法則だ。実際には、覚えやすい日本語を使う。すると自動的に、ランダムふうの英数字になる。
 例。
   ぬふあうえおや → 1234567
   あいうえおかきく → 3E456TGH
   さわしりえりこよ → X0DL5LB9


 入力するときはもちろん、キーボード(のカナ)を見ながら入力する。

( ※ ここでもなるべく、言葉は固有名詞にすることが望ましい。単語はもちろん日本語だが、英語をカタカナ表記する外来語もOK。カタカナの外来語は、もはや英語じゃないので。)

 
 [ 付記 ]
 (1)
 2番目の「脳内変換」という方法については、ほぼ同趣旨のことを前にも記した。
   → 泉の波立ち (2月15日)
 これは、子音に変換するのではなく、数字に変換する方法だが。

 (2)
 この「脳内変換」については、もっと耐性を強化する方法もある。暗号化の規則を複雑化すればいいのだ。
  → Openブログ 「パスワード作成」
 ( 結果としてのパスワードは、アルファベットと数字の混合。)
 
 ※ このブログでも、本項と同じ話題を前に語っていたんだ。忘れていたが、今になって思い出した。  (^^); 

 (3)
 関連する記事を紹介しておく。
  → パスワードを突破するまでの速度一覧
 ※ 「パスワードは長ければ長いほどいい」ということ。
   (ただし、規則性が入ると、かえってまずいこともあるが。)
posted by 管理人 at 19:08 | Comment(1) | コンピュータ_02 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ネットを探したら、Google が「パスワード作成の手引き」というのを公開しているという。そこで、
 「私と Google のどっちが利口かな?」
 と思いながら、そのページに行ってみた。もしかしたら Google の方がすばらしい方法を公開しているかもしれないし。わくわくしながら、ページを開く。
 → http://journal.mycom.co.jp/news/2008/06/10/032/index.html

 そこに書いてあることは、……
 「こうしてはいけません」
 という「悪い例」ばかり。「良い例」は、何も書いていない。「ありふれたパスワードは駄目です」というのを、「ユニークなパスワードにしましょう」と言い換えているだけ。( Make your password as unique as possible. )
 ま、そのための方法として、次の置換を教えてはいる。
   s → $
   o → O
   l → 1
 つまり、2ちゃんねる記法ですね。   (^^);
 これは、「英語掲示板の禁止単語の回避」のためにしばしば使われる方法。
 ass, hell などを a$$, he11 などと書く記法。
 くだらん。そんなの、英語を使う人なら、誰だって知っているって。つまり、辞書攻撃の回避策にはなりません!!!

 Google は馬鹿だと判明した。   (^^)v
Posted by 管理人 at 2009年01月09日 21:42
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