2008年08月27日

◆ 太陽電池と医師対策

 太陽光発電のために国が補助金を出す、という方針が出された。200億円あまり。この金額は、医師不足の対策のための金とほぼ同額。 ──

 これは、来年度の予算のための概算請求の金額。

 第1に、太陽光発電。
 「経済産業省は、09年度予算の概算要求で、家庭用太陽光発電設備の導入補助金を4年ぶりに復活させる方針を決めた。ピーク時を上回る238億円を求める。」

 ( → 朝日 2008-08-25 )

 第2に、医師不足対策。
 「文部科学省は、医学教育を通じた医師不足対策事業として、計264億円を09年度予算の概算要求に盛り込む方針を固めた。
 また、医師不足が叫ばれている産科と小児科の充実を目指し、先進医療を担う人材の養成や女性医師の復帰支援、院内助産所を活用した助産師養成環境の整備といった取り組みを補助対象とする。」

 ( → 朝日 2008-08-27 )

 ──

 どっちも似たような金額である。つまり、ここから言えることは、次のことだ。
 「太陽光発電という馬鹿高い無駄事業に費やす金は、国民全体の命を救おうとするための金と、同程度である」


 換言すれば、次のことだ。
 「国民全体の命を救うことをなおざりにしてでも、太陽光発電にばかり金を費やす」


 比喩的に言えば、次のようになる。
 「目の前に、出血して瀕死の妊婦がいる。この妊婦を医者に連れていこうとしたら、マスコミが邪魔をして、こう言った。
 『瀕死の妊婦を医者に連れていくために金を使うよりも、太陽光発電のために金を使うべきだ。たくさんの医者を養成するよりも、病院の屋根に太陽光発電を設置するべきだ。大事なのは、人命ではなくて、二酸化炭素を減らすことである。』」

 
 ──

 同じ金があるのなら、人命を救うために使うべきだ、というのが私の見解だ。しかしながら今のマスコミは、二酸化炭素という無意味なもの(増えても減ってもどうでもいいもの)ばかりを減らすことに熱中している。
 ゲーム中毒の人が、自分が死にかけても、ゲームに熱中するようなものか。どうしようもないですね。
 かくて国民の命は奪われる。



  【 追記 】
 厚労省の委員会が、「医学部定員を5割増加しよう」という提言をまとめた。
  ( → 朝日com 2008-08-28 )
 しかし、朝日・朝刊(同日)の解説によると、実現はまず無理だとのことだ。なぜなら、財源がないからだ。必要だとはわかっていても、金がないから、無理。かくて、人命は失われる。
 本当は、金はあるんですけどね。ただしその金は、何の効果もない「炭酸ガス削減」という目的のために、「太陽電池」というオモチャを買うことに費やされる。そのせいで、命を守るための金はなくなる。かくて、大勢の人々が死ぬ。
 金はあるけど、知恵がない。いや、正気がない。狂気がある。「炭素教」という宗教の、狂気的な信者があふれる現代社会。
 糸屋の娘は目で殺す。オウムはサリンで人を殺す。炭素教の信者は太陽電池で殺す。
( ※ 医学部増員のための費用は 1500億円ぐらいで、太陽電池の補助金は当面 230億円程度だから、金額的には同等ではない。とはいえ、無駄な金は他にもある。ハイブリッド車や燃料電池車への補助金、国産小麦への補助金、国産ジェット機への補助金など。当ブログでもいろいろと指摘した。それらの無駄を合わせれば、必要な費用のうちのかなりの部分をまかなえそうだ。)



 【 関連項目 】
  → マイクル・クライトンと地球温暖化
 以下、一部抜粋。
 「太陽光発電と風力発電と燃料電池を普及させるために、千億円単位の金をどんどんつぎこめば、医療崩壊を阻止するための金がなくなる。そのせいで、医療崩壊が進んで、何万か何十万かの人命が失われてしまう。……そういう狂気は、まさしく現在、進行中なのである。」

 【 参考 】

 じゃ、具体的にはどう対策すればいいか? それについては、別のところで述べた。
 「麻酔科医や産婦人科医が不足しているので、専門の『補助医師』を育成する」

 ( → 泉の波立ち 2006年10月09日【 追記 】
posted by 管理人 at 20:16| Comment(3) |  太陽光発電・風力 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
誠に管理人さんのおっしゃるとおりです。
風力発電の補助金も然り。
山の稜線の樹木を伐採して山林破壊と自然破壊三昧。
次に予想されるのは低周波振動による近隣住民の健康被害です。
Posted by 海坊主 at 2008年08月29日 21:50
産業用太陽光発電の設置補助金が、3分の1とか、半分とか、あるいはもっと上がるのでは、という話を聞くことがある。

さて、これによって、何がおこるだろうか?

たとえば、こんな可能性があるのでは。


・設置量(kW)の、目先の拡大


・日射量の小さい場所での設置・不適切な傾斜角設定などによる、設備利用率の低下
  →資源利用効率の低下
  →土地の無駄づかい?
  →高すぎる電気を使うことによる、企業の競争力の低下

・省エネルギー努力の阻害
  ※ もし、省エネ投資より太陽光の方が安い、なんてことになったら

・補助金を看板にした、信頼度の低い建設・設置・コンサルティング事業の拡大
  ※ 昔の太陽熱であった、○○ソーラーのような世界

・効率の低い太陽電池が増加、単位面積あたりの発電量が低下

・太陽光発電のコストダウン意欲の阻害

・中国(?)あたりの安いパネルの流入による、国内から国外への所得移転

・当事者能力の小さい者による、長期的事業効率を無視した導入
  ※ 3セク設置による回らない風車ってのもあったかと

・長期的にみたメンテナンスの不備発生

・行政コストと権限の増大

・所得の再配分(ただし、普通とは逆に、貧しいものから富めるものへ)
  ※ 納税者には低所得層を含む。一方、事業者は比較的富裕層と思われる


まあ、明日のことなどわからない、とは思うが。
Posted by 麻生大郎 at 2008年10月19日 21:23
新聞報道より

*

“太陽光発電に補助復活 経産省、1世帯20万円超”

*

あぁ、やっちゃったのかな。

これでまた、「補助金が20万円出ます」と言って、相場に200万円上乗せした訪問販売が増えるような気がする。

みなさん、振込め詐欺にはくれぐれも注意しましょう。
Posted by 小沢一朗 at 2008年10月21日 23:41
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