2008年07月22日

◆ 省エネ・カラー

 非常に安直な省エネの方法がある。それは「色を変える」ということだ。具体的には、自動車の屋根の色を白っぽくする。すると、夏に暑くならないので、冷房のエネルギーを減らせる。ごく簡単に省エネになる。

 ──

 自動車の車体が黒っぽいと、車体が暑くなり、相当に高温になる。手で触れると、ヤケドしそうなほどになることも多い。目玉焼きができる、という話もある。(実験した人もいます。物好きですね。ま、自動車雑誌のネタでしたけど。  (^^); )
 自動車の車体がこのように高温になると、もちろん車室内の冷房にも影響する。屋根裏の断熱材もあるだろうが、それで済むこともあるまい。やはりかなり、冷房代がかさむはずだ。特に、自動車の電気は、エンジンを経由して発電するので、効率が悪い。だから、自動車の車体を熱くしないようにした方がいい。(それで冷房を減らせば、レジ袋の何十枚分にもなるだろう。)

 では、車体を熱くしないための方法は? 簡単だ。「色を白っぽくすること」── これだけである。

 実際に白っぽい車体ならば、問題はない。ところが現実には、黒っぽい車体の車もけっこう見かける。全体の1割ぐらいはある。その他、赤のように濃い色の車も多い。
 ただ、省エネにならないからといって、「そんな色をやめてしまえ」というのも、つまらない。世の中の車が白色ばかりだと、つまらない。(昔はそういう時代があった。ハイソカーのソアラがはやった時代。ずいぶん昔だが。)

 そこで本項で提案するのは、
 「屋根の色だけ白っぽくする」

 ということだ。これなら、車体は黒っぽくても、屋根は白っぽいので、車体は熱くならない。(エンジンルームはもともと熱いから関係ない。トランクは熱くなるが、たいていは空っぽだから関係ない。)

 ──

 ただし、これには難点がある。デザインだ。屋根だけ白に塗装したら、ハゲのカッパみたいで、カッコ悪い。   (^^);

 そこで、デザインも考えた上で、新たに、次の提案を出す。
 「ルーフピラーと屋根を、どちらもシルバーメタリックにする」

 ルーフピラーというのは、運転席のそばのAピラーや、後ろの方のCピラーなどだ。これらのピラーと、屋根を、ともにシルバーメタリックにする。……これならば、格好いいだろう。
 ボディが黒でも紺でも赤でもいい。ピラーと屋根だけをシルバーにする。このことで、格好良くて、かつ、省エネになる。

 ──

《 見本画像 》


2tone.jpg


 ──

 コストの点では、どうか? 
 ツートンカラーにするので、ちょっと塗装代はかさむ。だが、省エネになるから、これでいいんじゃないでしょうか。代金の点で、元が取れるかどうかは、夏にエアコンをどれだけ効かせるかによる。ま、そこそこ元が取れるだろう。それに、格好良くなるし。「省エネをしていますよ」というファッションにもなるし。  (^^);

 昔、ツートンカラーというのが流行したが、今はちっとも流行しない。「ダサイ」と思われているようだ。しかし、今は省エネの時代なのだから、「省エネカラー」ということで、実行してはいかがだろうか? 「ハイブリッドのプリウスは格好いい」というふうに、「省エネカラーは格好いい」というふうに思われるかもしれない。

( ※ ただし、一つだけ、問題がある。それは「ミニバンなどの1ボックスカーでは、このようなツートンカラーは無理だ」ということ。ちゃんとボンネットのあるタイプでないと、このツートンカラーはうまく決まらない。ミニバンの場合は、仕方ないから、全部白っぽくするしかないですね。……でなければ、昔のツートンカラーみたいに、ボディの腹に境界線を引いて、上半分と下半分を塗り分ける。……ちょっと古臭いかも。パトカーみたい?)


 
 [ 付記 ]
 ついでだが、「ルーフグラス」というのについて言及しておこう。これは、お勧めできない。
 こいつは、重たいのが最大の難点だ。また、熱の遮断もよくない。気分の上で、気持ちよくなるのはわかるが、そんなのは、ほとんど気にしても仕方ないとも言えますね。どうせなら、自動車を出る方が、よほど開放感がある。  (^^);

 カブリオレ(コンバーティブル)ならば、開放感はある。ただ、それだったら、すごい小型車にしないと、開放感は味わえない。大型車にして開放感を味わうなんて、最初から矛盾している。開放感を味わいたいのなら、ダイハツのコペンにするべし。それなら筋は通っている。
 ベンツやティアナみたいにデカい車で、グラスルーフにするなんて、てんで馬鹿らしい、と思いますね。

 [ 余談 ]
 近ごろ、やたらとグラスルーフの車が多いが、メーカーは方向を勘違いしている。こんなものをやるより、サイドエアバッグとか、後席3点式シートとか、同じ車でも欧州仕様には備わっているのに日本仕様には備わっていないというのを、何とかしてほしいね。また、クルーズコントロールの希望も高いようだ。これもけっこう大事。
 「自動車」という本質をおろそかにして、「快適な室内」というのばかりを重視する日本メーカーには、本当にうんざりする。自動車評論家が何度も文句を言っているのに、ちっとも改まらないようだ。トヨタがそうなのは、確信犯だろうが、日産やホンダまで、その手に乗っているのは、まったく情けないね。「省エネに逆行するグラスルーフよりも大切なことをやれ」と言ってやりたい。「自動車の本質に反するようなことばかりに熱中するな」と。
 だいたい、こういう体質だから、いつまでたっても、日本メーカーのブランドイメージが上がらないんですよ。BMWやポルシェとは、発想が異なる。そこのところがわからない。たとえば日産などは、「グリルの統一をすることで高級車メーカーになれる」と信じている。度しがたい阿呆というべき。
 トヨタは確信犯で、ホンダは突っ張りで、日産は勘違いの低脳。どれもこれも、駄目なのばっかり。(工場技術者は作るのが上手だが、開発技術者はセンスのない連中ばっかり。)



  【 関連項目 】
  → 冷蔵庫の色

 ※ 冷蔵庫の色は、自動車とは逆で、白でなく黒が好ましい。
posted by 管理人 at 20:02 | Comment(2) | エネルギー・環境1 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
確かに今の自動車は居住性、価格、燃費が重要で運転性能、安全性は二の次にされている感はありますね、自動車会社も「自動車を売っている」というか「ただ金稼いでいる」様にしか見えなくて何とも残念と言うか何というか・・・・。(そのくせ変な所で消費者の意見を聞かないからたちが悪い。)
Posted by G/R at 2008年07月22日 23:18
 記事の引用。

> 白い屋根で日光を反射すると、太陽光による地表の加熱を防ぎ冷房の稼働率も抑えることができることから、ノーベル物理学賞受賞者のスティーブン・チュー氏は「温暖化をくいとめるには世界中の屋根を白く塗りつぶすべき」と唱えています。

 → https://gigazine.net/news/20210416-whitest-paint/

 本項の提案と似ている。本項は自動車の屋根で、上記記事は家の屋根だが。
Posted by 管理人 at 2021年04月16日 21:08
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
  ※ コメントが掲載されるまで、時間がかかることがあります。

過去ログ