文字用例の検索をするサイトがある。国立国語研究所の KOTONOHA。
試験運用中とのことだが、十分、実用になる。
→ 文字用例の検索 ──
たとえば、新常用漢字に採用予定の「弥」という文字で検索すると、該当する用例はほとんどが人名や固有名詞だ、とわかる。
弥生、弥生会計、卑弥呼、南無阿弥陀仏、元の木阿弥、など。
普通の人は特に必要性は感じないでしょうね。感じるとしたら、ただ一つ。次の用例だ。
松浦亜弥
──
以上のように、日本語の文字の用例がわかる。
一方、新常用漢字の選定をする審議会委員(漢字オタク)は、出版社から漢字の使用頻度をもらっただけらしい。そうすると、人名も普通名詞も区別されないから、「松浦亜弥」という名前が頻出すると、「じゃ、亜弥ちゃんの名前を書くために、 弥 の字が必要だな」と思うわけだ。
モーニング娘. ファンだったんですね。委員は。 (^^);
【 参考 】
審議会委員は、上記サイトの KOTONOHA を使っていないで決めている、と述べているページがある。
→ 該当サイト
( ※ 嘘を書いているわけではないだろうが、論拠ないし出典は特に記されていない。)
【 関連項目 】
新常用漢字の漢字選定について。
→ 新常用漢字2(第一次案)
2008年06月17日
この記事へのコメント
コメントを書く
過去ログ