2008年04月20日
◆ 3D絵本 (加藤博一 教授の)
3D絵本というものがテレビで紹介された。絵本の上で、カラーの3D動画(人形など)が動く、というもの。見る人は、立体メガネをかける。
( 行列のできる法律相談所 2008-03-02 ) ──
これについては、奈良先端科学技術大学院大学 にある 本人(加藤博一教授)のサイト で見ても、情報がほとんどない。そこでかわりに、私がその内容を示す。
実は、この原理は、私が昨年のうちに提案していたものだ。下記の項目。
→ ◆ 超バーチャルリアリティ
こちらに原理を示してあるので、こちらを参照。
また、そのコメント欄にも記してあるように、実際の動画も見られる。
→ 動画(YouTube)
p.s.
上記項目では私が提案していたが、実は私以前に、他の人もすでに研究していたらしい。
【 追記 】
勘違いしている人も多いようだが、この「3D絵本」という名称はほとんどインチキである。
この3D動画は、絵本によって生み出されるのではなく、立体メガネから生み出される。絵本の方は、ただの「台」であるにすぎない。本当は絵本ではなくて机でもノートでも構わない。ただし絵本にすると、いかにも絵本から飛び出したように見えるので、びっくりする感じが得られる。それだけのことだ。手品かトリックのようなものである。
このことは、上記の YouTube の動画からもわかるだろう。地面の上やパソコンの上に人形の動画が現れる。何の上だっていいのだ。しょせんはバーチャルリアリティなのだから。
必要なのは、(台である)絵本ではなくて、立体メガネの方である。絵本だけがあっても何も起こらない。勘違いしないように。
( ※ 「3Dメガネ」の方がまだしも正確であろう。)
なお、番組で紹介されたタイプの3D絵本と同様の動画も見られる。
→ 動画(YouTube)「ARToolKit」
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