2007年08月11日

◆ サマー休み


 08月08日に述べた「サマータイム」よりも、もっと有効な方法がある。
 それは、サマー休み(= summer vacation 夏休み)である。
 これによって、省エネは劇的に進む。 ──

 このことはすでに実証されている。通常、お盆の前後は、電力消費が劇的に減少する。まさしくウルトラ級の省エネだ。
 これを、7月後半から8月いっぱいにかけて、断続的に実施するといいだろう。
 例。A社は、7月後半に二週間の休み。
 例。B社は、8月前半に二週間の休み。
 例。C社は、8月後半に二週間の休み。

 これで、電力消費は3分の2に減る。劇的効果。

 ──

 ただし、一時的に生産が減少した分、他の月で生産が増える。その分を忘れると、インチキ論理になる。
 で、その分を考察すると、正味で、次の効果が出る。

 (1) 夏場の電力ピークが、他の季節に分散される。
   その結果、低能率の火力発電が減少する。
     (夏場は古い火力発電所が稼働率を上げるので。)
   かくて、炭酸ガスの排出量が減る。省エネにもなる。いくらかは。

 (2) 冷房の電力消費が減る。
   夏ならば冷房を使うが、春秋ならば冷房を使わない。
   冬だって、夏場の冷房よりは、マシである。
   だから、これは省エネになる。これは、大幅な効果。
   (冷房の有無という効果だから、大幅な効果。)

 ──

 以上のように、「夏休み」によって、まさしく省エネが実現する。
 従って、政府は「サマータイム」よりも「サマー休み」をめざすべきだ。
 これが正しい省エネの方法。



 [ 付記 ]
 だけど現実には、それは推進されない。なぜかというと、企業が反対するからだ。
 「夏休み? 労働者を休ませてたまるか!」
 「省エネなんか、どうでもいい。企業の利益が一番大事」
 ……これが企業の本音。
 で、政府は企業の犬だから、夏休みを推進できない。かわりに、サマータイムを実施する。その目的は? 生活リズムを変えて、人間の体調を壊すように仕向けることだ。
 人間が壊れてしまえば、無駄な遊びをしなくなり、省エネになる。政府の目的は、人間を殺すことである。そうすれば劇的に省エネが進む。たとえば、人間が一人もいなくなれば、エネルギー消費はゼロだ。……それをめざしているんですね。サマータイムというのは。 
 
 一方、サマー休みというのは、人間の体調を良くすることだ。夏場は体調が崩れがちなので、暑いときには休むようにして、人間を健康にしよう、というわけ。これは、人間重視である。
 で、人間重視の発想を取る人は、人間軽視の立場を取る人(企業や政府やその同類)から、敵視される。


 結論。
 サマータイムの意義は、「サマー休み」という欧州の常識を、日本に導入するのを、阻止することである。論旨のすり替え。
 「欧州ではサマー休みで省エネが実施されています。だから日本も」
 という王道をゴマ化すために、
 「欧州ではサマータイムをやっています。だから日本も」
 というふうに主張して、実効性のないサマータイムを導入する。その目的は、サマー休みの導入を(すり替えによって)阻止することである。その最終目的は、企業の利益である。
 暑い夏には人間が休むのが当然だが、人間を機械の都合に合わせて、機械といっしょに年がら年中、稼働させる。機械の稼働率を高めるために、人間の稼働率を上げる。
 こういう「資本の原理」に合わせて、論理のペテンをやって、サマー休みの導入を阻止するのが、サマータイム論者の狙いだ。

 ──

 p.s.
 こういうことを狙う連中は、粘着気質のせいか、ねちねちと揚げ足取りのようなことをする。そのいやがらせの例は、「サマータイム」の欄のコメント欄に見て取れる。(夏のせいかもね。どうせなら休みを取ればいいのに。)



  【 追記 】

 Q 夏休みの現実は? 

 A
http://www.asahi.com/life/update/0809/TKY200708090355.html
> 夏休みの平均は、昨年より1.6日延びたが、
> 会社員に限れば昨年並みの5.3日。

 ということなので、(休みを取れない人が平均値を大幅に下げているのを別とすれば、) 普通のまともな企業では、夏休みは、6日間なのでしょう。

具体的には、お盆を挟んで、次のようになるのでしょう。
  ・ 11日(土曜) 〜 16日
  ・ 14日 〜 19日(日曜)

新聞社はすでに休みに入っているようですね。新聞、来ないし。

 ところで、この「夏休み」には、週末休暇の二日分が入っているので、それを除くと、実際には4日間です。平均値では、3.3日間です。 ちっ(怒った顔)
 なお、8月には国民の休日がないが、8月15日を国民の休日だと見なすと、その分の1日が差し引かれるので、実質的な夏休みは 2.3日です。たったのそれだけ! がく〜(落胆した顔)
 一方、欧州では、バカンスは4週間ぐらいです。   もうやだ〜(悲しい顔)
posted by 管理人 at 15:05| Comment(2) | エネルギー・環境1 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「サマー休みには景気回復効果がある」
 という話は、「泉の波立ち」に掲載しました。
http://www005.upp.so-net.ne.jp/greentree/koizumi/
 「ニュースと感想」8月13日 の箇所
Posted by 管理人 at 2007年08月12日 20:51
最後に 【 追記 】 を加筆しました。
タイムスタンプは下記。   ↓
Posted by 管理人 at 2007年08月13日 19:36
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