2007年06月03日
◆ 迷惑メール対策
迷惑メール対策としては、次の3通りがある。
(1) メールソフトのメール自動判別(振り分け)
(2) 専用ソフトによるサーバー上の判別(受信拒否)
(3) プロバイダによるサーバー上の判別(受信拒否)
どれがいいだろうか? ──
(1) は、よく知られている方法。読売日曜版 2007-06-03 も (1) を推奨している。shuriken という有料ソフトで、迷惑メールを、自分のパソコン内でメールソフトによってフォルダ分けする、というわけ。初期の判別率は9割。長くやっていると 100% ぐらいになるというが、それまでは手動で何度も学習させないとならない。
これは、完全にダメである。なぜか? いちいち受信するからだ。毎日100通ぐらい(もっと多い?)を受信するなんて、馬鹿げている。時間の無駄。
なお、shuriken を買わなくても、サンダーバードという無料ソフトもある。とはいえ、これも同じ理由で、ダメ。
ただし、(3) と併用するのであれば、意味がある。
(2) は、spam mail killer などの専用ソフトで、サーバ上で削除する。(1) に比べると、受信しないだけ、マシである。しかし、判別率は低い。9割ぐらいだろう。昔はこれがよかったが、今では時代遅れ。さらに言えば、設定が非常に難しい。私はわからなくて設定できなかった。(数年前の話。)……私でさえそうなのだから、たいていの人はとうてい無理。
(3) は、プロバイダが自動的に削除してくれるもの。これがお勧め。
・ いちいち受信しないで済む。時間と手間の節約。
・ 判別率が非常に高い。
・ 世界中でチェックして、新たな迷惑メールに即時対応。
チェック方法は、(1)(2)のように「内容で判別する」のもあるが、それだけではない。各地にダミーのメールポストを用意しておいて、そこに引っかかった迷惑メールを自動チェックする。ネズミ取りみたいなものです。多大な手間をかけている分、優秀である。
──
ただし(3)は、大手プロバイダでしか用意しされていない。だから、大手プロバイダに入会するしかない。
入会したら? そのまま使えばよい。ただし、企業内のメールアドレスを使っているならば、次のようにする。
・ あらかじめ、企業内にメールアドレスを二つ取得しておく。
・ 企業内のメールアドレス1に来たメールを、プロバイダに自動転送する。
・ プロバイダでフィルターにかけたあと、企業内のメールアドレス2へ戻す。
・ 企業内のメールアドレス2では、プロバイダから来たものだけを許容する。他は「迷惑メールフォルダ」に振り分ける。
・ メールアドレス2は非公開。他人に教えるのはメールアドレス1のみ。
※ 実は、同一のプロバイダ内でも、似たようなことをできる。私の現在の設定はそうなっている。
※ 大手プロバイダとは、nifty,biglobe,so-net など。通常、迷惑メール対策は無料サービス。
過去ログ
Yahooメールを使っていますが、無料、あるいは有料オプションとして迷惑メール対策機能があります。
(無料の方は簡易版です)
GoogleのGmailも迷惑メール対策機能がついていて有名です。
http://gmail.com/
まぎらわしくて済みません。単に「プロバイダ」と書いたので、「インターネットへの接続プロバイダ」のつもりでした。
メールサービスの方に、どういう迷惑メール対策があるかは、私はあまり詳しくありません。あちこち使っているわけではないので。
簡単な迷惑メール対策はどこにもあると思いますが、私が特に言及したのは、高機能版のほうのことです。