HTML では、数式を簡単に表示することができない。そこで、「数式を表示するにはどうすればいいか?」という問題が、理系の研究者にはつきまとう。これについて、次の解説があった。Word2007 の新機能を使う、というものだ。
→ Office2007の新しい数式エディタ
(アンテナハウスによる解説ページ) ──
「数式を表示するにはどうすればいいか?」という問題には、昔から、「TEX を使う」ということが知られていた。
ただし、TEX はちょっと使いにくい。これをすでに上手に使える人なら問題ないが、上手に使えない人だと問題が出る。では、どうするか?
(1)
一つは、TEX を勉強すること。たとえば、次のページで。
→ Wikipedia 数式の書き方
ただし、いくら勉強しても、実際に TEX で数式画像を表示するのは面倒だ。専用ソフトをインストールする必要がある。
普段 unix を使っているにとなら、問題はないだろうが、そうでない人だと、面倒だ。
(2)
そこで、手っ取り早い方法として、Wikipedia の機能を利用する方法がある。
・ Wikipedia で、項目が立っていない用語(赤い文字の項目)をクリックする。
・ そこにはまだ本文がないから、これを「お試しページ」として利用できる。
・ そこに、勝手に TEX ふうの数式を書き込む。
・ プレビュー画面で、数式画像を得る。
・ この数式画像を、保存して、自分のために利用する。
以上の方法なら、いちいち専用ソフトをインストールしないで済む。(一種の裏技)
ただし、これだと、無料で勝手に利用をしたことになるので、申し訳ない。そこで、利用料として、Wikipedia のどこかに、自分の情報を付け加えておく。
まともな専門知識のある人なら、Wikipedia のどこにも、情報の不足や間違いが見出されるはずだ。そこで、自分の専門知識を利用して、間違いを訂正してあげる。(これで利用料の支払いはおしまい。)
(3)
だけど、本当は、MS-Word の数式エディタの方が便利だ。(私はそう思います。ま、人それぞれだろうが。)
そこで、MS-Word の数式エディタを使う。ただし、問題は、バージョンだ。
Word2007 をインストールすると、Word2003 との共存はかなり困難になる。(完全に不可能というわけではないが、実用上で非常に不便になる。)
そこで、Word2007 か Word2003 か、どちらか一方を使うのが普通だ。(同一マシンでは。……なお、複数マシンなら、それぞれに Word2007 と Word2003 を使えて、双方を使えるが。)
で、どちらを使うか、という問題が起こる。
結論から言えば、通常は、次の二者択一となるだろう。
・ Word2007 で DTP を使う。便利な数式エディタも。
・ Word2003 で文章作成をする。(従来の数式エディタも。)
どっちかですね。二者択一。
なお、その理由は、次の項目
→ Word2007 評価
http://openblog.meblog.biz/article/64403.html
──
ともあれ、上記のような三つの方法がある。
私としては、Word2003 (Word2000 も同じ)を使うのが好みだが、ま、人それぞれであるから、どれを取るかは、お好みで。
2007年05月11日
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