ソニーのPS3が北米で敗北しつつある、という話。ニンテンドーの Wii に負けるのかと思ったら、Xbox360 に負けているという。
→ 北米で敗色濃厚なPS3とゲーム産業の死 ──
要旨は:
PS3が Xbox360 に負けている。
理由は、ハード性能ばかりが高くて、使いこなすための開発環境が整っていないから。その点、 Xbox360 はマイクロソフト製品らしく、開発環境が整っている。
ただし、どっちも負けかもしれない。どっちみちハード性能が高すぎて、開発費が高騰しすぎている。開発費を売上げで回収できなくなっている。
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高性能の機械を、まともに使いこなせないわけだ。
似た例はある。世界に400台しかない「エンツォ・フェラーリ」を大破させてしまった、運転下手の男。
http://www.asahi.com/culture/enews/RTR200703280022.html
http://www.carsensorlab.net/carnews/20070328/93049.html
ふむふむ。
高すぎる性能に、人間が追いつかない。何だか、暗示的ですね。
昔なら、核兵器。
近年では、人工知能に人間が負けてしまったり。
そういえば、渡辺竜王もボナンザと対決する際、焦りまくっていたそうだ。
→ 渡辺竜王ブログ
話題が逸れてしまった。 (^^);
話を戻すと、ソニーはやっぱり戦略で失敗していますね。この会社はいつも技術優先、ハード優先。いや、技術者優先ですね。で、欠けているのは、利用者の視点。ここでは、最終ユーザーよりも、開発者というユーザーのことを無視している。
ソニーは威張りすぎているんですよ。こういう会社は、「Google が発見した10の事実」でも読んで、顧客志向に方針を変える方が良さそう。 (イヤミです。
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p.s.
私の昔の記事を読んでみた。
http://www005.upp.so-net.ne.jp/greentree/koizumi/99c_news.htm#12
これを読むと、「技術者無視、管理職の威張りすぎ」というふうに書いてある。なるほど、そっちの方が正しいのかも。末端の技術者が悪いんじゃなくて、上の方が「こうしろ」と決めつけているのが悪いようだ。
確かに、ソニーの個々の技術者は優秀ですよね。上の人はともかく。

PS3はともかく、ソニーが(液晶/プラズマ)TVで失敗したのは技術者軽視のせいと聞いています。またハードよりソフト(映画)を重視したために問題を生じたとか、中の技術者どうしでも確執があった(メモリーステックをPSに採用しなかった)とか。私はソニーの問題点はもっと複雑ではないかと思い、また興味深く見ています。一旦成功した日本企業がどのように世界企業になっていくかという苦闘でもあります。明らかにトヨタやホンダとは違う道ですね。