「 Google が発見した 10 の事実」というタイトルで、Google が自社の偉大さを大々的に宣伝している。
http://www.google.co.jp/intl/ja/corporate/tenthings.html
しかしこれは嘘である。まったくの嘘ではないが、誇張がひどい。そこで、以下にその理由を示す。 ──
「Google が発見した 10 の事実」と称した 10箇所を着色して引用し、次にその解説を私が示す。
◇ 1. ユーザーに焦点を絞れば、「結果」は自然に付いてくる。
まるきりの嘘ではないが、不正確。
「ユーザーに焦点を絞れば」という前段はいい。まさしくそのようにするべきだ。
「結果は自然に付いてくる。」という後段は、まったくの間違いだ。「自然に」付いてくることはない。才能と努力が必要だ。
一般に、意図がいくら正しくても、才能と努力がなければできない。
要するに、この文章は、「ユーザーに焦点を絞っていますよ」ということを宣伝して、ユーザーにおもねっているだけだ。相手に媚びるのは詐欺師の手口。
◇ 2. 1 つのことを極めて本当にうまくやるのが一番。
最初の Google は検索を行うだけだったから、そういうふうに書いたのだろう。しかし今ではあれこれとサービスを提供してきている。グーグル・マップ、YouTube、オフィスソフトなど。
自分で自分の言葉を裏切っている。嘘つき。
◇ 3. 遅いより速い方がいい。
まるきりの間違いではないが、ある程度速くなると、速さは無効になる。グーグルの検索は 0.1秒ぐらいで済む。これ以上速くなっても、何の意味もない。速い方がいいとは言えない。「無意味」というのが妥当なところ。
◇ 4. ウェブでも民主主義は機能する。
ページランク技術を「民主主義」と呼んで、その効果を宣伝している。しかし、ページランク技術を「民主主義」と呼ぶのは、ほとんどペテンである。
民主主義というなら、各人の「意思」が反映されなくてはならない。しかるに現実には各人の「行動」が反映されているだけだ。
ページランク技術が優れているのは、それが意思を反映する主観的な「民主主義」ではなく、ただの客観的な科学技術だったからだ。
これを民主主義と呼ぶのは、ほとんどヒトラーだ。ナチスが自己を民主主義と自称するのと同じ。ペテン。
(なお、民主主義というのは、はてなブックマークのようなシステムのことを言う。Googleは関係ない。威張りすぎ。)
◇ 5. 情報を探したくなるのは机に座っているときだけではない。
これは事実だが、Google が発見した事実ではない。坂村健だって「ユビキタス」という言葉を言っているし、そもそも「モバイル」という言葉がその概念を持っている。さらには「携帯型」という言葉が現れたころからそうだ。
Google の創業者が生まれるよりもずっと前から、この事実は知られていた。
◇ 6. 悪事を働かなくても金儲けはできる。
これも嘘。ただし、説明するには多量の言葉が必要なので、ここでは省略。私の次の著作で説明する。
( ※ 簡単に悪口を言って批判されたくないので、十分に根拠を示す必要がある。ここには書ききれない。)
◇ 7. 世の中の情報量は絶えず増え続けている。
大量の情報があるのは事実だが、そんなことは誰でも知っている。ま、それは眼目ではない。
Google は続けて、「その大量の情報を検索できるようにしている」と自己賛美する。とんでもない嘘だ。検索できていない情報はたくさんある。たとえば、私のこのサイト(Openブログ)だ。Google ではこのサイトを検索しに来なかった。だから私がいちいち登録申請して、やっと検索するようになった。(2カ月ぐらい前。実を言うと、1年ぐらい前にも登録申請したが、そのときは登録申請しても検索しに来なかった。)
本サイトはまったく孤立しているわけではない。「泉の波立ち」から何度もリンクしており、自動的に検索エンジンが探しに来てしかるべきだ。なのに、そうなっていない。
できてもいないことをできているという嘘つき。まずはやろうとしていることを実際にやってからその言葉を言いなさい。
【 追記 】
このことを記述したあとで、状況の変更があった。
Google は検索システムを改善したらしく、本サイトについての
検索の状況は劇的に改善した。下記コメント欄の
Posted by 管理人 at 2007年04月01日 09:44
という箇所を参照。
( ※ 本項に記述してあることを見て、Google が反省した?)
◇ 8. 情報のニーズはすべての国境を越える。
中国版のグーグルは、中国政府の検閲がかかっている。中国人の利用者にとっては国境を越えられない。
ニーズは国境を越えているのかもしれないが、グーグルによる提供は国境を越えてない。
◇ 9. スーツがなくても真剣に仕事はできる。
そんなこと、自慢するようなことじゃない。シリコンバレーではどこだってそうだ。また、技術開発の現場では、日本企業だって多くがそうだ。スーツを着ているのは文系の人だけでしょう。そもそもスーツを着て機械の現場に行けるわけがないでしょうが。作業着ですよ。
文系の そのまんま東知事が言うならわかるが、Google の言うことじゃない。
◇ 10. すばらしい、では足りない。
常に向上をめざす、というのは、どこの企業の技術者だって、日夜励んでいることだ。あらゆる技術者の常識だ。自動車だって、ソフトだって、デジカメだって、現在製品のレベルに満足せず、さらなる向上を常にめざす。……これがどうして「Google の発見した事実」になるのか? 頭がイカレているとしか思えない。
( ※ 「 Google が発見したわけじゃないけど、とにかく事実だろ」と反発する人もいるかもしれない。が、もしそうなら、あらゆる事実はみんな「 Google が発見した」というふうに言いくるめることができてしまう。相対論も万有引力も、みんな「 Google が発見した」ことになってしまう。そして Google が自慢できることになってしまう。……それじゃ、まずいでしょ? )
Google の真実
上記の「Google が発見した 10 の事実」というのは、すべて嘘である。では、嘘でなく真実とは? 次のことだ。
そもそも、「自社はこんなにすばらしい」と宣伝すること自体、Google の宣伝である。何も宣伝しないでいる良心的な学者とは違う。Google は宣伝しながらボロ儲けしているのであって、清貧に甘んじながら多大な貢献をなした学者とは全然違う。生活にも事欠くようなロシアの数学者ペレルマンを「立派だ」と称賛して、彼の生活を補助しようとするなら、まだわかる。しかし、莫大な儲けを出している Google を称賛する必要など、まったくない。
ま、われわれが称賛する必要はないが、Google は自社を宣伝したいのだろう。それはわかる。彼らは、もっともっと儲けたい。いくら儲けても儲け足りないので、もっともっと儲けたい。だからこそ、上記のように宣伝する。
とすれば、Google の真実は、「とてつもなく欲張りだ」ということだ。それが本当の真実だ。「私は偉い、私は偉い」と宣伝して、もっともっと株価を上げて、もっともっと儲けたいわけだ。
ま、それは別に悪いことじゃない。どの会社だって、儲けようとしているし、ちっとも悪いことじゃない。ただ、Google は、「儲けたいるわけじゃありません」というフリをして、自分を善人と見せかける。要するに、だます。だますのが非常にうまいわけだ。だから多くの人がコロリと引っかかって、Google 賛美をする。
Google が本当に善人なら、そのありあまる富のほんの一部で、ペレルマンを援助すればいいだろう。どうせ Google は、他人の生んだ知恵を検索するばかりで、自分では知恵を生み出せない。他人の生んだ知恵に寄生する、寄生虫のようなものだ。だったら、知恵を産んでくれる学者たちのために、少しでも援助すればいいのだ。
だけど Google はそんなことはしない。しこたま儲けるばかりだ。そんな Google を賛美するのでは、だまされるだけだ。
では、だまされないためには? Google の本質を直視しよう。それは、こうだ。
「自分では知識を作成しないのに、他人の作成した知識を利用して、あたかもそれを自分の知識であるかのように扱う」
一種の「知識泥棒」のようなものである。他人の知識の上にあぐらをかいて、自分ばかりが儲けている。そこには他人の作成した知識に対する「敬意」というものがない。
その典型が、Google による「図書館情報の蓄積」だ。図書館にある情報を読み取り、それを自社のデータバンクに貯め込んで、世界中でいつでも好きなときに図書館情報を読み取れるようにする、という。(読売新聞・朝刊 2007-03-11 。英「フィナンシャル・タイムズ」の社説から。)
なるほど、こうすれば、利用者は大喜びだろう。無料で本の読み放題なのだから。しかし、著者は大損だ。本が売れなくなり、いくら知識を作成しても、正当な対価を得られなくなる。 Winny と同様である。著作権をないがしろにして、著作者を虐待し、そのことで、将来の著作物の発生を阻害する。──こういう破廉恥なことができるのは、他人の作成した知識に対する「敬意」というものがないからだ。
要するに、Google がこの件でやろうとしていることは、著作権の泥棒だ。自分が検索の広告で儲けたいから、もっともっと利用者を増やしたい。そのためには Web 情報の検索だけでなくて、図書館情報の検索もやろう、というわけだ。ただし、単に泥棒をやると、世間から指弾される。そこで、世間をだます。「私たちは善人です。世界中の人々にすばらしい情報を提供します」と宣伝する。その情報は、Google が作ったものではなく、他人が作った情報なのだ、ということを告げない。Google は単に情報整理をしているだけなのだが、あたかも情報をすべて Google が提供しているように見せかけて、「最先端のIT企業」と思わせる。そうやって、「知識泥棒」をしながら、大儲けしようというわけだ。
なお、この「知識泥棒」や「著作権侵害」は、図書館情報だけでなく、YouTube にも当てはまる。Google は YouTube を買収したから、ここでも同様の悪事をはたらいていることになる。(かつては YouTube の悪事だったが、今では Google の悪事である。)
Google は上記の 6項で、「悪事を働かなくても金儲けはできる」と述べた。なるほど、一般論で言えば、それはそうかもしれない。だが、それは Google が悪事をなしていない、ということを意味しない。どちらかと言えば、Google の方針はこうだ。
「悪事を働かなくても金儲けはできる。だけど、悪事を働けばもっと金儲けができる」
これが Google の実状だ。しかし、おのれの悪事を非難されると困る。マイクロソフトみたいに非難されたくない。そこで、黙って非難されてばかりいるマイクロソフトとは違ってGoogle は上手に自己宣伝しているわけだ。つまり、上記のように「 Google は善人です」という宣伝ページをつくるわけだ。── 愚かな世間を、だますために。だましながら、自分ばかりが莫大な金儲けをするために。
※ マイクロソフトとの違いは何か? マイクロソフトは田舎者で野暮ったいので、悪いことをすると、すぐにバレてしまう。だまし方が下手である。ストレートにだますから、簡単にバレるわけだ。一方、グーグルは都会的で洗練されている。だますにしても、とても上手にだます。「自分は善人です」と見せかけるのがすごくうまい。悪をなしながらも、たいていの人は Google を「善人だ」と思い込んでしまう。
※ 比喩的に言えば、マイクロソフトは化粧下手の山田花子であり、グーグルは化粧上手の山田優である。どっちがモテるかと言えば、後者でしょう。で、たいていの男は、あっさり引っかかる。だけど、それだけのことだ。別に後者が理想の女性というわけじゃない。ま、後者が自分を「理想の女性です」と自己宣伝するのはわかるが。だからといって、人々がそれに引っかかるようでは困る。
【 参考サイト 】
Google の書籍検索についてのサイト。
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2004/12/15/5796.html
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2005/07/12/8372.html
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0605/11/news103.html
http://books.google.co.jp/
上記の Google のサイトを見ればわかるとおり、とても便利である。
で、「便利だ、便利だ」と喜ぶ人が多いわけだ。Winny の利用者と同じ。
こういう人たちは、銀行強盗が合法化されても、「便利だ」と喜ぶだろう。
で、あとで自分の口座の金を下ろせなくなったとき、ようやく被害に気がつく。
カモがだまされ、だまし上手なペテン師と泥棒ばかりが儲ける。
【 追記 】
上記リンクについての追記。
三番目のリンク(itmedia)を追加した。
これを見ればわかるように、日本語版では著作権を配慮するようになった。つまり、出版社の承認を得る。承認なしには、勝手に掲載しない。掲載する範囲も、出版社が決める。これなら問題はない。
ただし、これは、日本語版に限られた話だ。英語版では、未承認で勝手に掲載している。ゆえに、トラブルは続いている。……それが上記の英紙の記事の報道だ。
さて。これが現実であるのだが、それでも Google はやはり嘘をつく。承認を得ていないのに、承認を得ているかのごとく述べる。引用しよう。
「著者および出版社の著作権に注意深く配慮しながら」
http://books.google.co.jp/googlebooks/library.html
ここでは「配慮しながら」というふうに書く。そのせいでたいていの人は「著者および出版社の承認を得ている」と勘違いしてしまうだろう。しかし、違う。正しくは、「配慮しているが、承認は得ないで、勝手にやっている。それでも配慮しているんですよ」ということだ。
比喩的に言えば、泥棒が「被害者の損害に配慮しながら」泥棒している、というようなものだ。それでも泥棒が「被害者の損害に配慮しながら」と書くと、たいていの人は、「おお、この人は善人だ。被害者の損害に配慮しているから、何も盗んでいない」と思い込む。
上手なペテンですね。まったく、たいしたものだ。たいていの人はだまされるばかり。
なお、Google は「これによって著者や出版社も利益を得る」というふうに宣伝している。しかし、これもペテンだ。正しくは、次の通り。
「著者や出版社が利益を得るかどうかは、著者や出版社が自分で判断することであって、Google が勝手に決めることではない」
比喩的に言おう。「このパソコンを買うとあなたは利益を得ますよ」と店員が勝手に決めて、あなたの財布から勝手に金を取って、パソコンを買わせてしまう。── なるほど、これなら、あなたは損をしないし、かえって利益を得る。が、だとしても、そういうふうに店員が勝手に客の財布から金を取ることは、許されないことだ。
「あなたは得をしますよ」と言いながら、本当の目的は自分の利益を増やすことだ。これがペテン師の手口だ。
多くの人々は「 Google があると便利だ。Google がなくてはやっていけない」と思って、Google のあらゆる行為を是認する。
ここでは、人々が真に奪われているのは、金ではなくて、思考である。人々は「得ですよ、得ですよ」とだけ言われながら、物事の真実を見ることができなくなってしまう。
Google に一番近いのは、ロシアのプーチン大統領だ。国家資源の石油を勝手に食い尽くして、自己の権力の基盤を高めることばかりに役立てている。人々は、国家を食い物にされていることに気づかないまま、「得をしている、得をしている」と喜んでいるばかり。……ここでは、真実を見る目を失っている。
プーチンを崇拝するロシア国民と、Google を崇拝する他の国民は、何と似ていることだろう。いずれにしても、独裁者にとって、自らの権力基盤を固める方法は、国民を洗脳することだ。「おれのおかげできみたちはこんなに得をしているんですよ」と。
プーチンもそのうち、こう唱えるかもしれない。「プーチンが発見した 10の真実」とか、「プーチンがもたらした 10の利益」とか。……で、たいていの人々は、それを信じて、「プーチンのおかげで得をした、プーチン万歳!」と唱える。
どこの国でも大衆というものは、愚かであり、それゆえ、だましやすい。
──
【 追記1 】
「Googleが発見した10の事実」という語でネットを検索すると、非常に多くの人が「感銘した」と述べて、Google を称賛している。「すばらしい、すばらしい」という称賛の嵐だ。
Google としては「してやったり」と大満足だろう。狙い通りだ。
──
※ おまけ。
ついでにグーグルのことを褒めておきましょう。
グーグルにはすばらしい美点がある。それは社員食堂が無料で食い放題だということだ。バイキング形式で、おいしいものが食べ放題。すばらしい!
→ http://openblog.meblog.biz/article/42840.html (の最後)
いやあ。グーグルって、本当にすばらしい会社ですね。(社員にとっては。)
このすばらしさを続けるためには、どんどん儲けなくちゃね。 (^^);
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【 追記2 】
本ページは、グーグルの悪口を書いたせいで、グーグルの検索対象からはずれてしまった。ただし、その後に解除された。詳しくは、下記。
→ http://openblog.meblog.biz/article/63375.html
( Google の情報統制)
→ http://openblog.meblog.biz/article/63524.html
( Google 八分・解除)
2007年03月18日
過去ログ
それでも、本性を出さない所はさすがだけど・・・。(←あっ、褒めてしまった)
少し考えれば、こんなことすぐ嘘だって解ると思うんですがね、案外こうゆう嘘書いて新興企業を騙して淘汰するのが本当の目的だったりして^^;
これは明らかに誤訳でしょうね。
原文では “Ten things Google has found to be true” となっています。
正確に訳すと「Googleが真実だとわかった10のこと」でしょう。
今後日本語版がどうなるか楽しみですね!
正確に訳せば次の通り(だと思う)。
「グーグルが真実だと見出したこと 10箇条」
ここで「見出した」found というのは、「発見した」「気づいた」の二通りの意味があり、「 to be true 」が続く形式のときは、「気づいた」 or 「わかった」と訳す方が、(どちらかとえば)適切。
ただし、それで済むわけでもなく、「発見した」のニュアンスも残る。「発見した」を誤訳とまでも言い切れない。だから、双方の意味で受け止める必要がある。(もともと双方のニュアンスがあると思った方がいい。)
(1) 「発見した」で解釈する。→ 本文の通り。
(2) 「気づいた」「わかった」で解釈する。 → みんなが知っていることを今になって気づいた愚鈍、というふうに批判される。
例。「リンゴが落ちるのは万有引力が働いているからだとわかった」と誰かが言えば、「おまえ今になってわかったのか? 小学校で勉強しなかったのか?」と突っ込みを入れられる。
(1) は詐欺だが、(2) はひどい愚鈍。詐欺と愚鈍のどちらがいいか?
ま、どっちにしても、ダメですね。「誤訳」ということでは済まないでしょう。翻訳を変えれば、詐欺が愚鈍になるだけです。かえってひどくなるかも。
Google あらため Gudon になるか?
似た例で言うと、新風舎の理念(らしきもの)がある。
http://www.shinpusha.co.jp/news/news_d6.html
口先ではうまいことを言っている。が、そのすべては、客(カモ)をだますためである。詐欺師というのは、そういうものだ。
cf. 本サイト 03月26日 「新風舎の詐欺商法」
http://openblog.meblog.biz/article/63694.html
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
「◇ 7」のところでは、「Google は私のサイトを検索しない」と述べた。このことをデータで実証する。
──
まず、正確に言えば、Google は私のサイトをまったく検索しないわけではなくて、トップページだけはもともと検索していた。しかし、各ページは検索しなかった。
その結果、Google からの検索数は、一日あたりで9〜20アクセスぐらいであった。この状況は、3月3日まで続いた。
その後、私が少し前に登録申請したことの影響が出たらしく、3月4日ごろからアクセスが急激に増えた。Google からの検索数は、一日あたりで30〜50アクセスぐらいになった。この量は、数日間の間に少しずつ増えた。
その後、さらに 50〜100アクセスぐらいに増えて、100アクセスぐらいで安定した。
ところが、3月26日になって、急に 200〜250アクセスぐらいに急増した。その後、現在(3月31日)まで、この検索アクセス数が維持されている。
──
まとめ。
最初はトップページ以外は検索されず。20アクセス弱。
3月03日以降は、ページが検索対象となり、50〜100アクセス。
3月26日以降は、何らかの変更により、200〜250アクセス。
グーグルの検索システムの変更が3月中に二回あったことになる。そのせいで、Google からのアクセス数が 10倍以上に急増したわけだ。
※ ちなみに、検索語は、特定の一語に集中していることはない。本項のタイトル(Google ・・・・)で検索した人が増えたわけでもない。最近では一番多い検索語は「ロリフォックス」で、その割合は5%以下。
※ 以上の調査は、もちろん、このブログのアクセス解析機能による。
Microsoftは製造メーカーであり、製品を販売し、代金を徴収します。製品の不具合や価格などに関してユーザーから直接的に批判を受けます。
Googleは基本的に無料でエンドユーザーにサービスを提供します。ただし、Googleはエンドユーザーが生産する情報や広告視聴という資本を対価を支払わずに使用します。
エンドユーザーは、タダでサービス提供を受けていると言う錯覚に陥ります。
Googleの収入源である検索情報や広告料金は、エンドユーザーが原料であり、生産の一部を担っています。
Googleはその会社独自で生産しているわけではなく、問屋のようなもので、流通を整理するシステムを提供しているのに過ぎないと言うことを忘れてはいけないでしょう。
http://lifehacking.jp/2007/05/10-lessons-from-steve-jobs/
これにもケチを付けてやろう、と(心の卑しい)私は思ったのだが、……ケチを付けることができませんでした。
なぜ? 全面的に賛同するからじゃなくて、この人のひねくれ方(変人さ)が、私と同じだから。
この人の悪口を言うと、私が自分の悪口を言うのと同じになってしまう。 (^^);
それになぞらえられているですか!?
他人の目を気にし過ぎて、重要な時に重要な発言ができなくなるのも問題だし、なかなか難しいですね〜
それとまた一つGoogle CEOの経営哲学と言うインタビュー関連の記事がでていました。
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20070529_google_philosophy/
> 「自分では知識を作成しないのに、他人の作成した知識を利用して、あたかもそれを自分の知識であるかのように扱う」一種の「知識泥棒」のようなものである。他人の知識の上にあぐらをかいて、自分ばかりが儲けている。そこには他人の作成した知識に対する「敬意」というものがない。
私は辞書をとても便利に思います。そして、他人に何かを教えることをすばらしい行為とも思います。何かを教えた結果、教えた人が得をしても問題はないのでは?
ただ批判したいだけのような
そういうこと。
きちんと文章を読みましょう。
例。
○ 万有引力の法則はニュートンが見つけました。
× 万有引力の法則は、私の知識なんだよ。これを特別に、きみに教えて上げる。だから、私に感謝しなさい。
批判するにしても、もう少しニュートラルな目線でロジカルにやってもらえると面白いのにと思う。
この10の事実は、Googleが集めた知識によるものじゃなくてあくまでGoogleが事業の中で培った重要な事柄ということなんだから、別に発見したという言葉に語弊はないと思うが
そもそも善悪は等価で区別できない