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取り消された原稿
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2007年03月15日
◆ 塑性域角度法(取り消し)
本項は、内容に不正確なところがあったので、取り消しの扱いにします。
古い原稿を読みたければ、下記で。
→
取り消された原稿
posted by 管理人 at 18:39 |
Comment(34)
|
科学トピック
|
この記事へのコメント
航空機では安全線(ピンどめ)などで、ボルトが振動により外れることを防いでいると思います。
Posted by おっちゃん at 2007年03月15日 19:05
そうですね。そのことをいったん書いたんですけど、余分だと思って削除したんです。
今回の事故では、ピンがはずれて行方不明になっていました。やっぱりピンぐらいだと、絶対ではない。
本項で述べたのは「絶対にはずれない」という方法。
Posted by 管理人 at 2007年03月15日 19:34
「絶対に外れない方法」というのは定期的なメンテナンスあるいは健全性チェックの支障になるので現実的ではありません。
ボルト緩みを防止する方法には色々ありますのでお調べください。
Posted by at 2007年03月15日 21:46
> 定期的なメンテナンスあるいは健全性チェックの支障になるので
もともと本文中に書いてあるでしょ? ちゃんと読んでくださいね。
塑性域角度法は、特別な場合にのみ適用されます。たとえば自動車のエンジンなど。実際に世間で使われている方法を「私は使いません」という理由で排除すると、知識が狭まります。
Posted by 管理人 at 2007年03月15日 22:59
人為ミスに限らずさまざまな要因でボルトは緩む可能性があるので対策はこまめなチェックでしょうね。
Posted by at 2007年03月16日 10:53
塑性域角度法で締め付けた場合外力の変動に弱い物となります。
建築関係ではよく使われるらしいですが機械関係では非常に限られた場所にしか使われません。
単にメンテナンス製が悪いから使われていないのでは無いことを理解して欲しいです。
「二重ナット法」も「腐食法」もボルトが回転してゆるむことは防げてもボルトが伸びてしまってゆるむことは防げません。
最低でもボルトの内外力比について理解してからボルトについて語ってください。
ボルトは回ってゆるむ物という固定観念は誤解ではないが全てでもないため非常に危険であり、そのような固定観念を与えうる文章は有害です。
Posted by 機械設計者 at 2007年03月16日 11:57
誤読ですので、よく読んでください。
塑性域角度法を取れ、とはどこにも書いていません。二つの選択肢(1)(2) を示しているだけです。
(2)という方法がこの世にあることを紹介することがいけない、というのは無意味です。(2)を紹介すると(1)が否定されるというのも無意味です。
ボルトは決してはずれない、という固定観念が正しいと思うのでしたら、飛行機事故の場でそう言うといいでしょう。殴られても知りませんよ。
Posted by 管理人 at 2007年03月16日 20:03
確かに多少の誤読はあったようです。
が、(2)という方法が何にでも適用できるという誤解を招きやすい文章であることに違いはなく有害だと私は考えます。
私の誤読というのは
>今回の飛行機事故では、(a)(b)(c) のいずれかの方法を取っておけば、事故は避けられたはずだ。
この一文を読み逃していたことです。
このような認識は「尊大な自称プロ」が陥りやすい間違いです。
(2)という方法があることを紹介しているだけならともかく、(2)という方法で止めてあれば今回の飛行機事故は避けられたとしっかり書かれています。
はずしたいとき以外に勝手にはずれない方法を論じるならともかく「航空機ボルト脱落事故」と「絶対にはずれない」方法をセットで語るのはおかしいと思います。
また、航空機の世界では別の「絶対にはずれない」方法(グリップボルトという絶対にはずれないボルトや溶接、摩擦拡散、接着)を実際にとっているという事実もありそれらが適用されていない箇所はそもそも適用できなかったと推測する方が妥当です。
逆に
>ボルトは決してはずれない、という固定観念
これは管理人様の誤読です。
ボルトが物理的に回転しないようにすればゆるまないという認識が危険だと言っているのです。
もちろん回転してしまえばゆるみますが
「ボルト、被締結物、ナット全て相対的に回転することなくボルトがゆるむことがある」という認識も持つことが重要だと言っているのです。
Posted by 機械設計者 at 2007年03月16日 21:09
だからね、誤読なんですよ。
> 何にでも適用できるという誤解を招きやすい
そんなはずはないんです。(1)(2)を並べているんだから。(2)の紹介だけです。それ以上の意図はありません。
で、航空機上るとの例がまずいと思うのであれば、その例が良くない、と述べればいいだけの話。
私としては身近な例を取り上げただけです。例の適否は関係ない。どうしてそんなに塑性域角度法を否定したがるんですか? 恨みでもあるのかな?
> それらが適用されていない箇所はそもそも適用できなかったと推測する方が妥当です。
そんなことはないでしょう。多くの人は塑性域角度法を知らないんだから。知らない人に紹介するのが私の目的であって、知っている人に無理やり強制しているわけではありません。
本項の「紹介」という意図を誤読しないでください。
Posted by 管理人 at 2007年03月16日 21:43
横からコメント失礼します。
管理人さんは最初に
> この問題は、全日空に限らず、日本中のすべての業界に当てはまる。そこで、ボルトの正しい使い方を示す。
とおっしゃっていますから、一般にはあまり知られていない締結方法の紹介という意味あいではなく、おおよそすべての業界に当てはまる正しいボルトの使い方を書いているのだな、と読むと思います。
プロとは言えない私が読んでも偏っていてあまりよろしくない説明だな、と思いましたから、失礼ながら専門家が読んだら噴飯ものでしょう。
Posted by 茶々 at 2007年03月16日 22:18
> おおよそすべての業界に当てはまる正しいボルトの使い方を書いているのだな、と読むと思います。
まさしくそうですよ。(1)(2)を示しており、この双方が、正しい使い方です。
ちゃんと読めばいいのに、(2) だけしか読まないから、そういう誤読になる。(1)は読み飛ばしちゃったんですか? 専門家にはありがちだが。
Posted by 管理人 at 2007年03月16日 23:19
ついでですけど、同じことを書くにしても、私だったらこう書きます。
「ボルトをあとではずしたい場合には、塑性域角度方は使わず、(1) の可逆締め付けをするんですよね? その方が一般的ですよね?」
と。それには「その通り」と答えます。いちいち書かなかっただけで。
Posted by 管理人 at 2007年03月16日 23:26
わざとミスリードするように文書書いてますね。
「日航機のボルト不具合」と「ボルトの締め方」がどのように連結しているのか、その関係をもっとミスリードしないように書かないから、こういういやらしい書き方になるし、それに吊られる人がでるんです。
このままじゃあなたの文書全部信用なりませんね。伝えたいという意思があるならなんとかしてください。
Posted by なんか at 2007年03月19日 01:09
管理人様が伝えたかったことを私が誤解したと言うことはわかりましたが、この文章は誤解することしかできない文章だと思います。
私が誤読したのではなく管理人様が誤記したとするほうが適切ではないでしょうか?
>まさしくそうですよ。(1)(2)を示しており、この双方が、正しい使い方です。
これなら問題ありませんが
>今回の飛行機事故では、(a)(b)(c) のいずれかの方法を取っておけば、事故は避けられたはずだ。
この文章はミスリード(読む側は何もミスしていないのでこう書くのも不満ではあるが)することしかできない文章であり本文の修正を要求します。
蛇足かもしれませんが私は「飛行機事故の場」でも話せるほど真剣にコメントさせて頂いてますが管理人様は所々おちゃらけを交えて書かれていることにも私は不満です。
Posted by 機械設計者 at 2007年03月19日 08:57
恥ずかしながらミスリードと書いておきながらmisreadのことしか頭になかったです。misleadなら上記の()の中の文は必要無いですね。
Posted by 機械設計者 at 2007年03月19日 09:54
> 本文の修正を要求します。
その根拠を示してくださいね。
私は国家機関でもないし、書籍としてお金を取っているわけでもないのですが、いきなり来た人に居丈高に強要される理由があるのでしょうか?
それとも、ブログに書く文章は正確無欠でないと、情報提供をしてはいけない、ということでしょうか?
ついでですが、コメントする人が自発的に「こう書いた方がよいのでは」と提案するのでしたら、歓迎します。
私が人様のブログに書くときは、そういう方針を取ります。ネチケットですから。
そもそも、人様のブログで何らかの情報を得たら、少しは感謝するし、また、間違っていたら訂正してあげるか無視するか、どちらかです。自分の腹立ちをぶちまける場として、他人のブログを利用することはしません。自分が下品になるだけなので。
Posted by 管理人 at 2007年03月19日 21:18
修正はしないけれど、冒頭に 【 追記 】はしておきました。
Posted by 管理人 at 2007年03月19日 21:28
居丈高に強要されていると認識されたのでしたら
それは私の意図するところではありません。
そのような誤解を与えたことはお詫び申し上げます。
私としては「強く要求」はしていますが「強制的に要求」はしていないつもりです。
管理人様は暗示的にボルト締結の専門家という立場をとっておいでです。
具体的に暗示している箇所というのは
>ワッシャーぐらいしか知らない幼稚園児は
>「ワッシャーを使えばいい」なんて思っている尊大な自称プロは
のくだりのことです。
専門家が断言すると言うことは
私のようにgoogleで検索してこのサイトに訪れた者にこの断言された箇所は正確無欠であると誤認が生じやすいです。
(2)だけでなく(1)もあると何度も述べられても
>今回の飛行機事故では、(a)(b)(c) のいずれかの方法を取っておけば、事故は避けられたはずだ。
とある限り
(2)だけでなく(1)もあるが(2)が正解だ
としかこの本文からは読みとれません。
これは管理人様が意図するところではないはずです。
この一文を
「今回の飛行機事故では、(a)(b)(c) のいずれかの方法を取っておけば、事故は避けられたかもしれない。」
といった具合に断定から推測に変えた方がより管理人様の意図が読者に正確に伝わるのではないでしょうか?
Posted by 機械設計者 at 2007年03月20日 09:11
このブログは管理人さん独特の面白い視点で書かれていることも多く興味深いのですが、失礼ながらもっと視野を広げて偏りのない書き方をすれば偏屈独善的に見られることも少なくなるのになぁ惜しいなぁ、などと思ってしまいます。
Posted by 茶々 at 2007年03月21日 07:39
管理人様へ
本文の修正ありがとうございます。
ただ一点もったいないなと思うのはワッシャーの部分を全部消されてしまったことです。
設計歴の長い方にもワッシャーを使えばゆるまないと考えるかたが居るのも事実ですし、
ワッシャーを使えばゆるまなくなる例もあるが、むしろゆるみやすくなることも多々あるのも事実です。
ワッシャーを使えばゆるまないと言う安易な考えに警鐘を鳴らす文は何らかの形で残された方がより良いと思います。
私のようなどこの馬の骨ともしれないような者におつきあい頂き本当にありがとうございました。
Posted by 機械設計者 at 2007年03月21日 17:58
管理人さんへ
非可逆的締め付けですが、
安定したボルト塑性域締めを実施する方法は「塑性域角度法」の他に「トルク勾配法」もありますよ。
併せて紹介を!
あと、言葉尻を捕らえるようですが
「ボルトを変形するには、塑性域を上回る力で変形すればよい。」 は
「ボルトを変形するには、塑性域に達する軸力で変形すればよい。」
が正しいかと。
塑性域を越えたらそれは「破断」です。 悪しからず。
Posted by at 2007年04月12日 01:17
塑性域角度法でも緩みますし、外せなくなることはありません。
ボルトが変形するところまで締めるのは、塑性域まで締めることによって、正確な締め付けトルクを得るためだったと記憶しています。
Posted by Hasumi at 2007年05月05日 22:22
管理人は素人ですよね?
Posted by at 2007年05月29日 22:54
「事故とボルト」
http://openblog.meblog.biz/article/114477.html
のコメント欄に、次のコメントが寄せられた。
> 塑性域角度法の記事で「調整のためにはずしたいときは、
> ボルトを破壊するしかない。」とありますね。
> (しかし) 塑性域角度法でも外せなくなっては大変です。
日本語をちゃんと理解してください。
「ボルトを絶対にはずせない」と書いているのではありません。「はずしたいときは、ボルトを破壊するしかない」と書いているのです。
逆に言えば、「はずせば、ボルトは破壊される」ということです。つまり、「はずされたボルトはもはや破壊されている」(形の上ではボルトだが使い物にならない)ということです。
このことに気づかない技術者(というより素人)が多すぎる。塑性域角度法ではずしたボルトを、ふたたびはめる、ということをやる。なぜかというと、ボルトはすでに破壊されている、ということに気づかないからだ。
はずせるかはずせないかではなく、破壊されているか否かに注目。
──
さらに加筆しておきます。
塑性域角度法といっても、すべて同じであるわけではない。二つのタイプがある。
・ 塑性域ボルトを使って、単に強く締めただけ。
・ オスネジとメスネジのピッチを微妙に変えることで、
変形したボルトが逆進できなくなったもの。
本項では特に後者を念頭に置いています。
Posted by 管理人 at 2007年08月25日 19:39
管理人様。
塑性域角度法で締め付けたボルトを再使用できない事は、あなたに指摘されるまでもなくエンジン設計者なら誰でも知っております。
外すにはボルトを破壊するしかないと書いてあれば、頭を切り落とす等しなければ外せないと勘違いする人が多いのではないでしょうか。
そして、技術者、設計者の立場からすれば、管理人様が間違った事を書いていると思う人が多いのでは。
>塑性域を越えたら「破断」
私も同意見。私達のような職業では常識です。
Posted by エンジン設計者 at 2007年08月26日 05:32
本項の最後に 【 注記 】 を加筆しました。
タイムスタンプは下記 ↓
Posted by 管理人 at 2007年08月26日 07:49
管理人様。
わざわざ加筆をありがとうございました。
あなたが仰るとおり、半分わかったつもりでいる半専門家が多いのも事実です。
また、基本を知らずして得意げに知識を語る素人さんもおられますね。
>半分わかったつもりでいる半専門家向け
という事ですが
>専門家向けの解説でもない。
>不正確な用語法だ。
>修正し始めたら、このブログでは修正箇所が巨万になってしまう。
あなたは自分の書かれた記事の内容に対して、こうも書かれています。
基本的な事で「不正確な用語」があっては「半専門家」は混乱すると思うのですがどうでしょうか。
また「巨万の修正」が必要になる内容では「半専門家」は益々混乱してしまうかも知れません。
それは管理人様の意図するところではないと思います。
Posted by エンジン設計者 at 2007年08月26日 11:39
エンジン設計者さんと内容的にダブりますがちょっと具体的に。
> 日本語をちゃんと理解してください。
> 「ボルトを絶対にはずせない」と書いているのではありません。「はずしたいときは、ボルトを破壊するしかない」と書いているのです。
> 逆に言えば、「はずせば、ボルトは破壊される」ということです。つまり、「はずされたボルトはもはや破壊されている」(形の上ではボルトだが使い物にならない)ということです。
管理人さんはここで“破壊”という言葉をどういう意味で使っているのでしょうか??
機械的な形状変化のことではなく材料組織のことをおっしゃっているのであれば「はずしたいときは、ボルトを破壊するしかない」の表現は日本語的に問題がありそうです。
この表現だと、通常どおりの(回して緩める)ような方法でははずせないように読てしまいます。
その後のコメントで「ボルトをあとではずしたい場合には、塑性域角度方は使わず、・・・」とおっしゃっていますから管理人さんの認識もまさにそうだったのかも知れません。
ところが後のやりとりで「再使用の可否」がでてきました。
もちろん、再使用できなくなる(=「破壊」?)時点はボルトをはずした時ではなく塑性域角度法で締め付けた時点ですね。
「はずしたいときは、ボルトを破壊“する”しかない」
の意味を
「はずしたいときは再使用できなく“する”しかない」
と捉えると、再使用できる・できないを選択できるようにも取れます。
当然はずす時に選択の余地はありません。
はずす時と言うより締結方法を決めた時点ですでに選択の余地はなくなっています。
じっさい“破壊”の意味が当初とは変わっているのではありませんか?
お節介な忠告で失礼しました。
Posted by 茶々 at 2007年08月26日 12:38
実を言うと、小型のボルトでは、まさしく、ぶちこわすしかなくなります。あまりにもきつくしまっていると、ボルトを回すとボルトがちぎれるので、そのくらいだったら、頭からぶちこわします。
大型のボルトだと、そういうことはありません。
しかし、そういう細かいことを言うと、面倒になるので、あまり言及したくないんです。少しぐらいの疑問や間違いを見出しても、いちいち解説または修正するつもりはありません。このサイトはボルトのサイトではないので。
本サイトは、日本ボルト協会のサイトでもなく、ボルト会社のサービスページでもありません。また、Wikipedia でもありません。さらには、営利目的のサイトでもありません。
どうもそこのところを根本的に勘違いしている人が多いようですね。どうせなら、上記のようなサイトに出向いて、情報提供や修正や加筆を要求した方がいいでしょう。
ついでに言えば、Wikipedia には膨大な量の間違いの記述があります。そっちを訂正する方が、世の中のためになりますよ。
本サイトは世の中のはじっこにある、ごく小さなページに過ぎません。たまたま google では検索の上位の方にありますが、それは、他の人がまともに情報を公開していないからです。だからといって本サイトに過剰な期待をするのは、筋違いでしょう。
どうせなら、文句を言う人が、自分で情報サイトを公開するべきです。特に、自称専門家が。
専門知識というのは、親切心のある人のアラ探しをしていじめることのためにあるのではありません。
Posted by 管理人 at 2007年08月26日 13:25
管理人様。
数が多いので全部とはいきませんが、時間の許す限りあなたのブログを拝見しました。
あなたが言うように、普通に考えたら全くおかしな話です。
1個人がブログに書いた事をこれは違う、ここは変だ、と沢山の指摘が書き込まれていますね。
ブログに何か書くのに、完全に正しいと説明できる事しか書いてはいけないのか?
些細な間違いもないように何度も確認しなければならないのか?
お金をもらってるわけじゃないのに、そんな事を心配してブログを書くなんてバカらしいです。
誰のブログだって多少なりとも間違いはあって当たり前ですよ。
では、管理人様のブログは、なぜ些細な間違いでも絶対に指摘する人がいるのか。
ご自分でもお分かりでしょう。
あなたがどこまでも自分を正当化し、誤魔化そうとし、誤魔化しきれなくなると無視し、
その上、相手を小バカにしたような態度をするからですよ。
こんな話しがあります。
ある日、寝坊して会社に遅刻してきた男が2人。1人は上司にこっぴどく怒られましたが、
もう1人は大したお咎めは無し。怒られた方は仕事もロクに出来ない上に遅刻の常習犯。
もう1人は営業成績トップで20年無遅刻無欠勤・・・・。
小さい事の積み重ねが今の自分を形作っているわけです。
自分への評価、周りの自分への態度を決定しているわけです。
あなたのような態度をしていたら、ほんの些細な間違いでも指摘する人がいて当然でしょう。
ご自分の名前をグーグルで検索されてみては?
あなたへ対する評価が沢山見つかりますよ。色んな意味で有名な方なんですね。
Posted by エンジン設計者 at 2007年08月26日 16:19
> あなたがどこまでも自分を正当化し、誤魔化そうとし、誤魔化しきれなくなると無視し、
それは誰かのコメントが寄せられたあと、そのコメントに対する私の態度ですから、《 最初に 》誰かが本文に文句をつける理由にはなりません。
なお、読者のコメントについて、上記のように思える態度があることは、自認しています。はっきり言って、おもしろくもないコメントにいちいち丁寧に答えるほど親切で優しい人間ではありません。ごめんなさい。馬鹿馬鹿しいコメントだと感じると、無視することも多々あります。
> その上、相手を小バカにしたような態度をするからですよ。
本文中で、そういう態度を取ることはありますが、特定個人に対するものではありませんから、いちいち「自分が馬鹿にされた」と勘違いしないよう、お願いします。
世間一般の風潮に対して小馬鹿にするのをやめろ、ということであれば、風刺というものそのものが成立しなくなります。まずは風刺というものがあることを、ご了解下さい。
ま、私のサイトに来る批判の大半は、次のようなものです。
「ある種の問題点を指摘すると、その問題点に関係する専門家が、自分への攻撃(人格攻撃)をしかけられたと勘違いして、大反論する」
これは、よくあります。たとえば、江崎玲於奈や西沢潤一が、従来の学説に反する学説を出すと、従来の学説を信じていた人々が、「こいつはおれたちを人格攻撃してくる敵だ」と勘違いして、江崎玲於奈や西沢潤一をネチネチとつるしあげたのだそうです。ささいな重箱の隅をついて。……ま、そんなものなのでしょう。
Posted by 管理人 at 2007年08月26日 18:08
> 小馬鹿にしている
という批判が来たので、白状しておきます。
実は、これは、私の独創ではなく、兼坂弘という人の物真似です。自動車エンジン業界で、彼は塑性域角度法の普及に努めましたが、トヨタも日産もホンダも、「そんなものはいらない。ボルトとナットで十分だ」と言い張りました。そこで兼坂弘は、これらの技術者を批判したのですが、その際、さんざん小馬鹿にした態度を取りました。
私はその文章を読んで、とても感銘して、「かっこいい」と思って、真似をしたなったんですね。で、現在、自動車エンジン業界はともかく、他の業界では、まだまだ塑性域角度法は普及していない。そこで、兼坂弘の真似をして、小馬鹿にする態度も取りました。「兼坂弘の真似をして、かっこいい」と思いながら。 (^^);
ま、漫画家が手塚治虫の真似をするようなものです。
で、こういう本項を読むと、自動車エンジン業界の人は、「そんなことは知っているぞ」と思うので、頭に来るのでしょう。しかしまあ、それは、兼坂弘が昔のエンジン技術者を、さんざん小馬鹿にしてきたからなのです。昔のエンジンは、塑性域角度法を採用しなかったので、エンジンが高回転をすることが不可能でした。DOHC にすればいい、という単純な問題じゃなかったのです。
というわけで、とりあえずは、兼坂弘の重大な貢献を理解しておいてください。そしてまた、兼坂弘にかぶれる物好きな男が出てくるのも、勘弁してください。
Posted by 管理人 at 2007年08月26日 19:00
管理人様。
私のコメントは削除されるかと思いましたが、ちゃんと返事をしてくれるんですね。
その返事にはこれまたおかしな内容が満載ですが、もうそれをいちいち指摘はしません。
読んだ読者それぞれが判断すればよいし、納得いかない方はそれを書き込めばよいしょう。
個性的な人が居た方が世の中面白いと思いますし、私もかなりの変人ですから。
「Wiki型と2ch型」の記事を読みましたが、確かにそうですね。
人の間違いに対する寛容性は大切です。管理人様が2ch型では無い事もよく分かりました。
私の為に時間を裂いて頂き、ありがとうございました。
Posted by エンジン設計者 at 2007年08月26日 23:47
正しい見解と曲解とが交じったコメントが来た。
ごちゃごちゃとうるさい難癖が交じっているので、コメント欄に記載することは承認しないことにした。
ただし、正しい見解も交じっているので、正しい部分のみを抜粋して掲載する。
(うるさい部分には、いちいち反論することはしない。)
──
貴記事、一通り拝読致しました。 気になる点が色々ありましたので、コメントさせていただきます。
「塑性域締結法」が存在し、その締結法に適したボルトと適していないボルトが存在する。降伏点から最大荷重(=引張り強度)の点までの、応力-歪線図の傾きがより小さい材料の方が(単位荷重あたりの)伸びが大きいため、塑性域締結に適している。(あと、塑性変形時の遅れ破壊耐性の低下度合いも、塑性域締結に対する適性に大きく影響する)
それから、締め付けれられたボルトにおいて最も大きな荷重が発生するのは、めねじとの掛かり代の上、ひと山目です。
塑性変形するのは掛かり代より上なので、ねじ部は普通に回転しますし、緩めて外すことも出来ます。ねじ部が緩まなくなるのは「めねじ」がめねじ上がりを起こして変形した場合です。これは、ボルトではなく、めねじの塑性変形なので、また別の話。
塑性域締結のメリットとは、ボルトのばね定数が寝て来た領域で使用するため、(角度法における)スナッグトルクのバラつきの最終締結軸力への影響が小さくなり、(ボルト強度バラつきとトルク係数のバラつきさえ抑えれば)締結軸力のバラつきを弾性域締結に比べて小さく抑えられるという事です。
──
以上は引用。(汚い文言は一部変えてある。)
なお、ついでに一言。
本文中で、「破壊しないとはずれない」という言葉の意味は、特に小型のネジだと、文字通り、ぶちこわさないといけなくなることも多いが、大型のネジだと、「はずすときには破壊してしまう」という意味。緩めても、ネジの形態は、ほとんど変わらないことが多い。
ま、そんな細かいことをいちいちとらえて「トンデモだ」などと、大騒ぎするほどのことでもない。どうせなら、自称専門家の人が、まともな「塑性域締め付け」のサイトを公開するべきだろう。
人の悪口ばかりを書くよりは、もうちょっと建設的なことをしてもらいたいものだ。破壊することしかできない、というのでは、何だか、下手なネジのはずし方みたいである。
ねじを締め付けるのは、何らかの建設的なことをするためだ。細かな点でいちいち文句を言うよりは、ちゃんとした説明文書を公開してもらいたいものだ。そういうものが出た時点で、本項目は取り下げられるだろう。(現時点では、専門家がサボりすぎているから、私がこういう解説を書くハメになる。)
Posted by 管理人 at 2007年11月30日 23:47
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今回の事故では、ピンがはずれて行方不明になっていました。やっぱりピンぐらいだと、絶対ではない。
本項で述べたのは「絶対にはずれない」という方法。
ボルト緩みを防止する方法には色々ありますのでお調べください。
もともと本文中に書いてあるでしょ? ちゃんと読んでくださいね。
塑性域角度法は、特別な場合にのみ適用されます。たとえば自動車のエンジンなど。実際に世間で使われている方法を「私は使いません」という理由で排除すると、知識が狭まります。
建築関係ではよく使われるらしいですが機械関係では非常に限られた場所にしか使われません。
単にメンテナンス製が悪いから使われていないのでは無いことを理解して欲しいです。
「二重ナット法」も「腐食法」もボルトが回転してゆるむことは防げてもボルトが伸びてしまってゆるむことは防げません。
最低でもボルトの内外力比について理解してからボルトについて語ってください。
ボルトは回ってゆるむ物という固定観念は誤解ではないが全てでもないため非常に危険であり、そのような固定観念を与えうる文章は有害です。
塑性域角度法を取れ、とはどこにも書いていません。二つの選択肢(1)(2) を示しているだけです。
(2)という方法がこの世にあることを紹介することがいけない、というのは無意味です。(2)を紹介すると(1)が否定されるというのも無意味です。
ボルトは決してはずれない、という固定観念が正しいと思うのでしたら、飛行機事故の場でそう言うといいでしょう。殴られても知りませんよ。
が、(2)という方法が何にでも適用できるという誤解を招きやすい文章であることに違いはなく有害だと私は考えます。
私の誤読というのは
>今回の飛行機事故では、(a)(b)(c) のいずれかの方法を取っておけば、事故は避けられたはずだ。
この一文を読み逃していたことです。
このような認識は「尊大な自称プロ」が陥りやすい間違いです。
(2)という方法があることを紹介しているだけならともかく、(2)という方法で止めてあれば今回の飛行機事故は避けられたとしっかり書かれています。
はずしたいとき以外に勝手にはずれない方法を論じるならともかく「航空機ボルト脱落事故」と「絶対にはずれない」方法をセットで語るのはおかしいと思います。
また、航空機の世界では別の「絶対にはずれない」方法(グリップボルトという絶対にはずれないボルトや溶接、摩擦拡散、接着)を実際にとっているという事実もありそれらが適用されていない箇所はそもそも適用できなかったと推測する方が妥当です。
逆に
>ボルトは決してはずれない、という固定観念
これは管理人様の誤読です。
ボルトが物理的に回転しないようにすればゆるまないという認識が危険だと言っているのです。
もちろん回転してしまえばゆるみますが
「ボルト、被締結物、ナット全て相対的に回転することなくボルトがゆるむことがある」という認識も持つことが重要だと言っているのです。
> 何にでも適用できるという誤解を招きやすい
そんなはずはないんです。(1)(2)を並べているんだから。(2)の紹介だけです。それ以上の意図はありません。
で、航空機上るとの例がまずいと思うのであれば、その例が良くない、と述べればいいだけの話。
私としては身近な例を取り上げただけです。例の適否は関係ない。どうしてそんなに塑性域角度法を否定したがるんですか? 恨みでもあるのかな?
> それらが適用されていない箇所はそもそも適用できなかったと推測する方が妥当です。
そんなことはないでしょう。多くの人は塑性域角度法を知らないんだから。知らない人に紹介するのが私の目的であって、知っている人に無理やり強制しているわけではありません。
本項の「紹介」という意図を誤読しないでください。
管理人さんは最初に
> この問題は、全日空に限らず、日本中のすべての業界に当てはまる。そこで、ボルトの正しい使い方を示す。
とおっしゃっていますから、一般にはあまり知られていない締結方法の紹介という意味あいではなく、おおよそすべての業界に当てはまる正しいボルトの使い方を書いているのだな、と読むと思います。
プロとは言えない私が読んでも偏っていてあまりよろしくない説明だな、と思いましたから、失礼ながら専門家が読んだら噴飯ものでしょう。
まさしくそうですよ。(1)(2)を示しており、この双方が、正しい使い方です。
ちゃんと読めばいいのに、(2) だけしか読まないから、そういう誤読になる。(1)は読み飛ばしちゃったんですか? 専門家にはありがちだが。
「ボルトをあとではずしたい場合には、塑性域角度方は使わず、(1) の可逆締め付けをするんですよね? その方が一般的ですよね?」
と。それには「その通り」と答えます。いちいち書かなかっただけで。
「日航機のボルト不具合」と「ボルトの締め方」がどのように連結しているのか、その関係をもっとミスリードしないように書かないから、こういういやらしい書き方になるし、それに吊られる人がでるんです。
このままじゃあなたの文書全部信用なりませんね。伝えたいという意思があるならなんとかしてください。
私が誤読したのではなく管理人様が誤記したとするほうが適切ではないでしょうか?
>まさしくそうですよ。(1)(2)を示しており、この双方が、正しい使い方です。
これなら問題ありませんが
>今回の飛行機事故では、(a)(b)(c) のいずれかの方法を取っておけば、事故は避けられたはずだ。
この文章はミスリード(読む側は何もミスしていないのでこう書くのも不満ではあるが)することしかできない文章であり本文の修正を要求します。
蛇足かもしれませんが私は「飛行機事故の場」でも話せるほど真剣にコメントさせて頂いてますが管理人様は所々おちゃらけを交えて書かれていることにも私は不満です。
その根拠を示してくださいね。
私は国家機関でもないし、書籍としてお金を取っているわけでもないのですが、いきなり来た人に居丈高に強要される理由があるのでしょうか?
それとも、ブログに書く文章は正確無欠でないと、情報提供をしてはいけない、ということでしょうか?
ついでですが、コメントする人が自発的に「こう書いた方がよいのでは」と提案するのでしたら、歓迎します。
私が人様のブログに書くときは、そういう方針を取ります。ネチケットですから。
そもそも、人様のブログで何らかの情報を得たら、少しは感謝するし、また、間違っていたら訂正してあげるか無視するか、どちらかです。自分の腹立ちをぶちまける場として、他人のブログを利用することはしません。自分が下品になるだけなので。
それは私の意図するところではありません。
そのような誤解を与えたことはお詫び申し上げます。
私としては「強く要求」はしていますが「強制的に要求」はしていないつもりです。
管理人様は暗示的にボルト締結の専門家という立場をとっておいでです。
具体的に暗示している箇所というのは
>ワッシャーぐらいしか知らない幼稚園児は
>「ワッシャーを使えばいい」なんて思っている尊大な自称プロは
のくだりのことです。
専門家が断言すると言うことは
私のようにgoogleで検索してこのサイトに訪れた者にこの断言された箇所は正確無欠であると誤認が生じやすいです。
(2)だけでなく(1)もあると何度も述べられても
>今回の飛行機事故では、(a)(b)(c) のいずれかの方法を取っておけば、事故は避けられたはずだ。
とある限り
(2)だけでなく(1)もあるが(2)が正解だ
としかこの本文からは読みとれません。
これは管理人様が意図するところではないはずです。
この一文を
「今回の飛行機事故では、(a)(b)(c) のいずれかの方法を取っておけば、事故は避けられたかもしれない。」
といった具合に断定から推測に変えた方がより管理人様の意図が読者に正確に伝わるのではないでしょうか?
本文の修正ありがとうございます。
ただ一点もったいないなと思うのはワッシャーの部分を全部消されてしまったことです。
設計歴の長い方にもワッシャーを使えばゆるまないと考えるかたが居るのも事実ですし、
ワッシャーを使えばゆるまなくなる例もあるが、むしろゆるみやすくなることも多々あるのも事実です。
ワッシャーを使えばゆるまないと言う安易な考えに警鐘を鳴らす文は何らかの形で残された方がより良いと思います。
私のようなどこの馬の骨ともしれないような者におつきあい頂き本当にありがとうございました。
非可逆的締め付けですが、
安定したボルト塑性域締めを実施する方法は「塑性域角度法」の他に「トルク勾配法」もありますよ。
併せて紹介を!
あと、言葉尻を捕らえるようですが
「ボルトを変形するには、塑性域を上回る力で変形すればよい。」 は
「ボルトを変形するには、塑性域に達する軸力で変形すればよい。」
が正しいかと。
塑性域を越えたらそれは「破断」です。 悪しからず。
ボルトが変形するところまで締めるのは、塑性域まで締めることによって、正確な締め付けトルクを得るためだったと記憶しています。
「事故とボルト」
http://openblog.meblog.biz/article/114477.html
のコメント欄に、次のコメントが寄せられた。
> 塑性域角度法の記事で「調整のためにはずしたいときは、
> ボルトを破壊するしかない。」とありますね。
> (しかし) 塑性域角度法でも外せなくなっては大変です。
日本語をちゃんと理解してください。
「ボルトを絶対にはずせない」と書いているのではありません。「はずしたいときは、ボルトを破壊するしかない」と書いているのです。
逆に言えば、「はずせば、ボルトは破壊される」ということです。つまり、「はずされたボルトはもはや破壊されている」(形の上ではボルトだが使い物にならない)ということです。
このことに気づかない技術者(というより素人)が多すぎる。塑性域角度法ではずしたボルトを、ふたたびはめる、ということをやる。なぜかというと、ボルトはすでに破壊されている、ということに気づかないからだ。
はずせるかはずせないかではなく、破壊されているか否かに注目。
──
さらに加筆しておきます。
塑性域角度法といっても、すべて同じであるわけではない。二つのタイプがある。
・ 塑性域ボルトを使って、単に強く締めただけ。
・ オスネジとメスネジのピッチを微妙に変えることで、
変形したボルトが逆進できなくなったもの。
本項では特に後者を念頭に置いています。
塑性域角度法で締め付けたボルトを再使用できない事は、あなたに指摘されるまでもなくエンジン設計者なら誰でも知っております。
外すにはボルトを破壊するしかないと書いてあれば、頭を切り落とす等しなければ外せないと勘違いする人が多いのではないでしょうか。
そして、技術者、設計者の立場からすれば、管理人様が間違った事を書いていると思う人が多いのでは。
>塑性域を越えたら「破断」
私も同意見。私達のような職業では常識です。
タイムスタンプは下記 ↓
わざわざ加筆をありがとうございました。
あなたが仰るとおり、半分わかったつもりでいる半専門家が多いのも事実です。
また、基本を知らずして得意げに知識を語る素人さんもおられますね。
>半分わかったつもりでいる半専門家向け
という事ですが
>専門家向けの解説でもない。
>不正確な用語法だ。
>修正し始めたら、このブログでは修正箇所が巨万になってしまう。
あなたは自分の書かれた記事の内容に対して、こうも書かれています。
基本的な事で「不正確な用語」があっては「半専門家」は混乱すると思うのですがどうでしょうか。
また「巨万の修正」が必要になる内容では「半専門家」は益々混乱してしまうかも知れません。
それは管理人様の意図するところではないと思います。
> 日本語をちゃんと理解してください。
> 「ボルトを絶対にはずせない」と書いているのではありません。「はずしたいときは、ボルトを破壊するしかない」と書いているのです。
> 逆に言えば、「はずせば、ボルトは破壊される」ということです。つまり、「はずされたボルトはもはや破壊されている」(形の上ではボルトだが使い物にならない)ということです。
管理人さんはここで“破壊”という言葉をどういう意味で使っているのでしょうか??
機械的な形状変化のことではなく材料組織のことをおっしゃっているのであれば「はずしたいときは、ボルトを破壊するしかない」の表現は日本語的に問題がありそうです。
この表現だと、通常どおりの(回して緩める)ような方法でははずせないように読てしまいます。
その後のコメントで「ボルトをあとではずしたい場合には、塑性域角度方は使わず、・・・」とおっしゃっていますから管理人さんの認識もまさにそうだったのかも知れません。
ところが後のやりとりで「再使用の可否」がでてきました。
もちろん、再使用できなくなる(=「破壊」?)時点はボルトをはずした時ではなく塑性域角度法で締め付けた時点ですね。
「はずしたいときは、ボルトを破壊“する”しかない」
の意味を
「はずしたいときは再使用できなく“する”しかない」
と捉えると、再使用できる・できないを選択できるようにも取れます。
当然はずす時に選択の余地はありません。
はずす時と言うより締結方法を決めた時点ですでに選択の余地はなくなっています。
じっさい“破壊”の意味が当初とは変わっているのではありませんか?
お節介な忠告で失礼しました。
大型のボルトだと、そういうことはありません。
しかし、そういう細かいことを言うと、面倒になるので、あまり言及したくないんです。少しぐらいの疑問や間違いを見出しても、いちいち解説または修正するつもりはありません。このサイトはボルトのサイトではないので。
本サイトは、日本ボルト協会のサイトでもなく、ボルト会社のサービスページでもありません。また、Wikipedia でもありません。さらには、営利目的のサイトでもありません。
どうもそこのところを根本的に勘違いしている人が多いようですね。どうせなら、上記のようなサイトに出向いて、情報提供や修正や加筆を要求した方がいいでしょう。
ついでに言えば、Wikipedia には膨大な量の間違いの記述があります。そっちを訂正する方が、世の中のためになりますよ。
本サイトは世の中のはじっこにある、ごく小さなページに過ぎません。たまたま google では検索の上位の方にありますが、それは、他の人がまともに情報を公開していないからです。だからといって本サイトに過剰な期待をするのは、筋違いでしょう。
どうせなら、文句を言う人が、自分で情報サイトを公開するべきです。特に、自称専門家が。
専門知識というのは、親切心のある人のアラ探しをしていじめることのためにあるのではありません。
数が多いので全部とはいきませんが、時間の許す限りあなたのブログを拝見しました。
あなたが言うように、普通に考えたら全くおかしな話です。
1個人がブログに書いた事をこれは違う、ここは変だ、と沢山の指摘が書き込まれていますね。
ブログに何か書くのに、完全に正しいと説明できる事しか書いてはいけないのか?
些細な間違いもないように何度も確認しなければならないのか?
お金をもらってるわけじゃないのに、そんな事を心配してブログを書くなんてバカらしいです。
誰のブログだって多少なりとも間違いはあって当たり前ですよ。
では、管理人様のブログは、なぜ些細な間違いでも絶対に指摘する人がいるのか。
ご自分でもお分かりでしょう。
あなたがどこまでも自分を正当化し、誤魔化そうとし、誤魔化しきれなくなると無視し、
その上、相手を小バカにしたような態度をするからですよ。
こんな話しがあります。
ある日、寝坊して会社に遅刻してきた男が2人。1人は上司にこっぴどく怒られましたが、
もう1人は大したお咎めは無し。怒られた方は仕事もロクに出来ない上に遅刻の常習犯。
もう1人は営業成績トップで20年無遅刻無欠勤・・・・。
小さい事の積み重ねが今の自分を形作っているわけです。
自分への評価、周りの自分への態度を決定しているわけです。
あなたのような態度をしていたら、ほんの些細な間違いでも指摘する人がいて当然でしょう。
ご自分の名前をグーグルで検索されてみては?
あなたへ対する評価が沢山見つかりますよ。色んな意味で有名な方なんですね。
それは誰かのコメントが寄せられたあと、そのコメントに対する私の態度ですから、《 最初に 》誰かが本文に文句をつける理由にはなりません。
なお、読者のコメントについて、上記のように思える態度があることは、自認しています。はっきり言って、おもしろくもないコメントにいちいち丁寧に答えるほど親切で優しい人間ではありません。ごめんなさい。馬鹿馬鹿しいコメントだと感じると、無視することも多々あります。
> その上、相手を小バカにしたような態度をするからですよ。
本文中で、そういう態度を取ることはありますが、特定個人に対するものではありませんから、いちいち「自分が馬鹿にされた」と勘違いしないよう、お願いします。
世間一般の風潮に対して小馬鹿にするのをやめろ、ということであれば、風刺というものそのものが成立しなくなります。まずは風刺というものがあることを、ご了解下さい。
ま、私のサイトに来る批判の大半は、次のようなものです。
「ある種の問題点を指摘すると、その問題点に関係する専門家が、自分への攻撃(人格攻撃)をしかけられたと勘違いして、大反論する」
これは、よくあります。たとえば、江崎玲於奈や西沢潤一が、従来の学説に反する学説を出すと、従来の学説を信じていた人々が、「こいつはおれたちを人格攻撃してくる敵だ」と勘違いして、江崎玲於奈や西沢潤一をネチネチとつるしあげたのだそうです。ささいな重箱の隅をついて。……ま、そんなものなのでしょう。
という批判が来たので、白状しておきます。
実は、これは、私の独創ではなく、兼坂弘という人の物真似です。自動車エンジン業界で、彼は塑性域角度法の普及に努めましたが、トヨタも日産もホンダも、「そんなものはいらない。ボルトとナットで十分だ」と言い張りました。そこで兼坂弘は、これらの技術者を批判したのですが、その際、さんざん小馬鹿にした態度を取りました。
私はその文章を読んで、とても感銘して、「かっこいい」と思って、真似をしたなったんですね。で、現在、自動車エンジン業界はともかく、他の業界では、まだまだ塑性域角度法は普及していない。そこで、兼坂弘の真似をして、小馬鹿にする態度も取りました。「兼坂弘の真似をして、かっこいい」と思いながら。 (^^);
ま、漫画家が手塚治虫の真似をするようなものです。
で、こういう本項を読むと、自動車エンジン業界の人は、「そんなことは知っているぞ」と思うので、頭に来るのでしょう。しかしまあ、それは、兼坂弘が昔のエンジン技術者を、さんざん小馬鹿にしてきたからなのです。昔のエンジンは、塑性域角度法を採用しなかったので、エンジンが高回転をすることが不可能でした。DOHC にすればいい、という単純な問題じゃなかったのです。
というわけで、とりあえずは、兼坂弘の重大な貢献を理解しておいてください。そしてまた、兼坂弘にかぶれる物好きな男が出てくるのも、勘弁してください。
私のコメントは削除されるかと思いましたが、ちゃんと返事をしてくれるんですね。
その返事にはこれまたおかしな内容が満載ですが、もうそれをいちいち指摘はしません。
読んだ読者それぞれが判断すればよいし、納得いかない方はそれを書き込めばよいしょう。
個性的な人が居た方が世の中面白いと思いますし、私もかなりの変人ですから。
「Wiki型と2ch型」の記事を読みましたが、確かにそうですね。
人の間違いに対する寛容性は大切です。管理人様が2ch型では無い事もよく分かりました。
私の為に時間を裂いて頂き、ありがとうございました。
ごちゃごちゃとうるさい難癖が交じっているので、コメント欄に記載することは承認しないことにした。
ただし、正しい見解も交じっているので、正しい部分のみを抜粋して掲載する。
(うるさい部分には、いちいち反論することはしない。)
──
貴記事、一通り拝読致しました。 気になる点が色々ありましたので、コメントさせていただきます。
「塑性域締結法」が存在し、その締結法に適したボルトと適していないボルトが存在する。降伏点から最大荷重(=引張り強度)の点までの、応力-歪線図の傾きがより小さい材料の方が(単位荷重あたりの)伸びが大きいため、塑性域締結に適している。(あと、塑性変形時の遅れ破壊耐性の低下度合いも、塑性域締結に対する適性に大きく影響する)
それから、締め付けれられたボルトにおいて最も大きな荷重が発生するのは、めねじとの掛かり代の上、ひと山目です。
塑性変形するのは掛かり代より上なので、ねじ部は普通に回転しますし、緩めて外すことも出来ます。ねじ部が緩まなくなるのは「めねじ」がめねじ上がりを起こして変形した場合です。これは、ボルトではなく、めねじの塑性変形なので、また別の話。
塑性域締結のメリットとは、ボルトのばね定数が寝て来た領域で使用するため、(角度法における)スナッグトルクのバラつきの最終締結軸力への影響が小さくなり、(ボルト強度バラつきとトルク係数のバラつきさえ抑えれば)締結軸力のバラつきを弾性域締結に比べて小さく抑えられるという事です。
──
以上は引用。(汚い文言は一部変えてある。)
なお、ついでに一言。
本文中で、「破壊しないとはずれない」という言葉の意味は、特に小型のネジだと、文字通り、ぶちこわさないといけなくなることも多いが、大型のネジだと、「はずすときには破壊してしまう」という意味。緩めても、ネジの形態は、ほとんど変わらないことが多い。
ま、そんな細かいことをいちいちとらえて「トンデモだ」などと、大騒ぎするほどのことでもない。どうせなら、自称専門家の人が、まともな「塑性域締め付け」のサイトを公開するべきだろう。
人の悪口ばかりを書くよりは、もうちょっと建設的なことをしてもらいたいものだ。破壊することしかできない、というのでは、何だか、下手なネジのはずし方みたいである。
ねじを締め付けるのは、何らかの建設的なことをするためだ。細かな点でいちいち文句を言うよりは、ちゃんとした説明文書を公開してもらいたいものだ。そういうものが出た時点で、本項目は取り下げられるだろう。(現時点では、専門家がサボりすぎているから、私がこういう解説を書くハメになる。)