→ 高木浩光@自宅の日記
http://takagi-hiromitsu.jp/diary/20061212.html──
Winnyの更新によって「根本的な対策」をするとすれば、それは削除機能を付けること以外にない。つまり、ウイルスによる事故を止める改良ではなく、事故が起きたときの流通を止める改良、すなわち、利用者達の意図に反してたらい回しし続ける構造をどうにかすることが必要である。上記は引用だが、詳しい話は該当サイトを参照。
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ま、これはこれで、「 Winny には社会を破滅させる効果がある」という論拠となる。
で、問題なのは、そういう論拠にあえて目をふさごうとする人々が多い、ということだ。冷静に善悪を考えず、単に「タダで利用できるものはすばらしい」というケチな発想をする。泥棒の発想ですね。意地汚い。
今の世の中、人のものを盗むことばかり正当化する連中が、多すぎる。良心というものはなくなってしまって、悪意ばかりが蔓延する。いやな世の中だ。最大のスパムは、こういう悪意かもしれない。ウィルスが増殖するように、悪意が増殖する。
12月18日の項目。
http://takagi-hiromitsu.jp/diary/20061218.html
「違法な利用目的以外に利用価値のない」という技術の是非を論じる。おおむね、私の立場と共通する。
本サイトではかなり初期に、同趣旨のことを論じている。
http://openblog.meblog.biz/article/11157.html