2006年11月25日
◆ 無線LANの未来
無線LANの機器には、二つの新しい用途が考えられる。
(1) ケータイ電話のかわり。無線LANの接続料がかかるだけで、あとは無料で音声通話のかけ放題。( Skype を使う。)
概要 1 ライブドア
概要 2 http://www.asahi.com/digital/mobile/TKY200608250312.html
レポート http://bb.watch.impress.co.jp/cda/shimizu/15442.html
ハード http://bb.watch.impress.co.jp/cda/special/15434.html
(2) パソコンを遠隔操作する。(リモートコントロール) ──
(1) は、ケータイ電話のかわり。普通のケータイは高額の利用料がかかるが、IP電話である Skype を利用することで、無料でかけ放題となる。長時間通話には便利だろう。
弱点は、無線LANのアクセスポイントが限られていること。ただし、ここで述べた機能が歓迎されるにつれて、普及度が上がり、無線LANのアクセスポイントが激増すれば、問題はなくなるかも。また、有償のアクセスポイント提供業がどんどん増えていくかも。ケータイ電話のかわりになる。(ある程度は。)
少なくとも、高額の利用料を払う料金モデルを使わないで済むようになりそうだ。毎月1万円以上を払っている人も多いようだが、それを大幅に減らせるかも。(とはいえ、現状でも PHS を併用すれば、かなり減らせるかも。)
(2) は、パソコンの遠隔操作(リモートコントロール)。前述の「仮想パソコン」のコメントに寄せられた、読者の意見から。
http://openblog.meblog.biz/article/46471.html#comment
「既にWindows Mobile、Windows CE、MacOSX、Linux用のリモートデスクトップクライアントが公開されています。つまりW-ZERO3でリモートデスクトップ接続が可能です。」
ということだ。
これは、ネット経由で、遠くのデスクトップパソコン(WindowsXP Professional )をリモートコントロールするもの。出先からリモートログイン or リモートデスクトップを使う。
これについて、軽量端末を使って無線LAN経由で接続すると、とても楽になりそうだ。
現状では、軽量端末では軽い作業しかできないが、リモートコントロールをすれば、重たい作業もできるようになる。また、データの統一の心配もない。
たとえば、図表入りの重たい MS-Word 文書を作成して、そのところどころを推敲・校正する。こういうのは、現状では、軽量端末ではできないので、ノートパソコンを使うしかない。
しかし、ノートパソコンとデスクトップパソコンを併用すると、データの二重性の問題ができる。かといって、ノートパソコンに統一すると、作業性が悪い。
そこで、普段はデスクトップパソコンを利用して、出張するときだけは軽量端末を使えば、出張中も普段の仕事を継続できる。
Mac 利用者だと、ノートパソコンが重たいものが多いので、ありがたいかも。
そもそも、ノートパソコンっていうのは、たとえ Windows 機でも、帯に短し襷に流し。A4 サイズだと、使えるが重たい。B5 サイズだと、軽いが使いにくい。
というわけで、以上の方法は、けっこう便利そうだ。
ただし・・・・「出張・外出が多ければ」という条件が付く。かつ、ふだんは研究などの業務に従事していることになる。で、そういう人がどれくらいいるかというと、「?」マークがつくかも。
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