2006年10月31日

◆ 太陽電池への補助金

  
 環境保護のために太陽電池を増やすために、政府が補助金を出せ、という意見がある。

  → 朝日新聞・社説 2006-10-31

 こういうふうに、技術の遅れの問題を莫大な補助金で解決する、というのは、正しいことなのだろうか? ──

 上記の記事には、次のような結論がある。
太陽光発電には、補助を復活するか、買い取り価格を引き上げる。これらに必要な費用は、電力会社だけでなく社会で広く負担すればいい。何もしなければ、自然エネルギーは増えない。どう増やすかは、政府の意思にかかっている。

 ドイツではそうしたから日本でもそうせよ、という趣旨だ。
 しかし私としては、これに反対する。

 (1) 研究開発費
 どうせ補助金を出すなら、利用者に一人あたり数百万円を支払うよりは、研究する企業に研究開発費を払う方が、はるかに有効である。大学でもいいし、産学共同体でもいいから、研究機関で研究開発費に莫大な金を投じる方が、ずっと有効だろう。
(ただし、金をかければ開発ができる、というものでもない。一番大切なのはアイデアである。どちらかと言えば、人件費[給与]に金をかけて、優秀な人材を招くのが、一番効果的だろう。)

 (2) 設置場所
 太陽電池を設置するのなら、緯度が高めである東京や北海道よりは、緯度が低めである沖縄やアジア諸国の方が、ずっと効率が高い。特に、日本では気候のせいで、晴天の日数(時間数)が少ない。おおよそ、3割かそれ以下しかないはずだ。どうせなら、熱帯で晴れの多い地方に太陽電池を設置した方がいい。たとえば、インドの内陸部。ここで太陽電池発電をしても、日本で太陽電池発電をしても、地球的な石油削減効果では、同じことである。しかも、効率は、インドの方がずっと高い。インドならば、現在の太陽電池でも、コスト的にペイするかもしれない。
 また、日本でも、少人数の離島ならば、ディーゼルエンジン発電機のかわりに太陽電池を使えば、かなりコスト的に太刀打ちできそうだ。
 どっちみち、日本の本州で太陽電池発電をするというのは、効率的でない。(そんなことに補助金を出すのは、金をドブに捨てるのと同じ。金を。血税を。)

 (3) 原発
 さしあたっての炭酸ガス削減効果なら、原発の方がずっと効果的だ。私としては、原発の推進を提唱したいですね。
 ただし、「コスト優先」の現状の路線は駄目だ。なぜなら、戦争になって爆撃機で爆撃されたら(あるいは民間機がテロや事故で墜落したら)、原発はひどい放射能爆弾になってしまうからだ。
 この問題を避けるには、こうする。
 「原発は、山をくりぬいたトンネルのなかに設置する。または、炭坑のあととか、大谷石を掘り出したあととか、離島とか。……いずれにせよ、万一のことを考えた場所に設置する。」

 これで、コストがいくらか高くなるとしても、やむを得ない
 



  【 追記 】
 より詳しい話を、後日にまた記した。
  → 太陽光発電
posted by 管理人 at 20:38| Comment(0) |  太陽光発電・風力 | 更新情報をチェックする
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