モテ薬ともいうべき薬がある。いわゆる性フェロモンだ。アンドロスタノールなど。ネットで数千円で販売している。
さて。こんな媚薬は、本当に役立つのか? ──
まず、フェロモンそのものは、たしかに効果があると思う。女性フェロモンがぷんぷんして、気分がふわふわすることだってあるはずだ。


ただし、である。これが本当に「モテ薬」としての効果をもつかどうかは、また別問題である。
ちなみに、どこかの女性がこのサイトで「女性用フェロモン」というのを数千円で買って、身につけて、あなたの前に現れたとする。あなたは、どうするか?
ふらふら、として、その女性のあとについて行ってしまう、ということは、なくもないだろう。
また、好意を感じることも、十分にありそうだ。
しかし、好きになれそうにない女性(スケートの○○さんみたいな)と、フェロモンのせいで恋人になる、ということはありそうにないですね。
特に、ゴリエみたいな感じのブス女性が、そんなフェロモンを漂わせていたら、何だかすごく不快な気分になりそうだ。げげげ。

結論。
モテ薬というのは、好意があるかないかの境界線上の場合になら、いくらか好意を感じさせるぐらいの効果はある。とはいえ、「女を一発でたらし込む」なんていう効果を望むのは、望みすぎ。

同様に、女性なら、モテ薬を使ったからといって、ブス女性がたちまちモテモテになる、なんていうことは、ありえそうにない。下手をすると、狼に襲われるだけかもしれない。

モテ薬というのが、ものすごく役立つのは、たった一つだろう。それは、「モテ薬でモテますよ」と述べながら、モテない男女を口先で引っかけて、金を巻き上げることだ。
[ 余談 ]
Q 南堂は何で、こんな媚薬を見つけたのか? 南堂がエッチサイトを覗いていたからか?
A いやいや、そんなはずがない、と私は思った。そこで、自分で履歴を見てみた。すると、価格コムだった。
そもそもプリンタの値段を調べるために、価格コムを訪れた。そこに人気ランキングの表があって、こんなの(フェロモン)がランキングに入っていたのだ。
つまり、プリンタの値段を調べると、フェロモン薬が目につくわけ。いやはや、ネットというのは、油断がならない。

「南堂はスケベだから、サイトを見たんだな」と思うのなら、それは正解です。
「南堂は阿呆だから、金を払ったんだな」と思うのなら、それは間違いです。
【 参考 】
モテ薬は動物実験で、すばらしい効果を上げることが実証された、という小話がある。すごい効果。

http://hanamaru.client.jp/e/sf/mote.html