2006年09月27日
◆ Win高速化
Windows 高速化のために、圧縮フォルダを解除する、ということが話題になっている。
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で、そのためには、「コマンドプロンプトを操作すればいい」とか、「いや、それじゃ失敗するぞ」とか、けっこう不確実な情報が出回っている。
そこで、決定版の情報を示す。 ──
高速化のために、圧縮フォルダの設定を解除する、ということは、別に、今に始まった知識ではなくて、パソコンに詳しい人なら、とっくに知っていることだ。私だって、パソコンを買い換えた時点で、すぐに設定した。今さら騒ぐようなことではない。
では、その方法は? コマンドプロンプトでやる? いやいや、もっと正統的な方法がある。こうだ。
「 Win高速化 XP+ というソフトを使って、さまざまな高速化の設定を、一挙に行なう」
(1) このソフトを起動する。
(2) 「エクスプローラ」というタグをクリックして、その画面を開く。
(3) 8番目の「圧縮ファイルを検索対象から開いて、検索を高速化する」
という行で、欄 □ に、チェック( レ )を入れる。
なお、下方の欄に「詳しい説明」という説明文がある。そこを読むとわかるとおり、これにチェックを入れると、Windows XP の Zip 機能が消失する。
そこで、かわりに、普通の圧縮解凍ソフトをインストールして使う。たとえば、+Lhaca など。(ただし高機能すぎて、操作は易しくない。)
圧縮なんか使わない、という人なら、解凍専用のソフトでもいい。たとえば Lhasa が有名で簡単。初心者には、これがお勧め。
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まとめ。
Windows 高速化のためには、「 Win高速化 XP+」というソフトを使って、高速化の設定を一挙にたくさんやるといい。そのうちの一つに、圧縮フォルダの解除もある。
ただし、デメリットとして、WindowsXP 標準の Zip 圧縮機能が使えなくなる。そこで、かわりに、単体の圧縮解凍ソフトを使えばいい。
そんなことをやってもいいか? もちろん、大丈夫。そうする方がいいに決まっている。OS が勝手に余計な機能を追加するのは好ましくないのだ。なるべく、スッピンのままの方がいい。
その他、Windows 高速化の方法は、いろいろとある。
「窓の手」などのソフトを使うのも一案。ま、常識ですね。
Windows の画面デザインを、WindowsXP ふうでなく Windows95 ふうのデザイン(クラシックスタイル)にするのも、軽くする方法だ。
余計なソフトやフォントをあまり入れないことも大事。
あと、デフラグもお忘れなく。
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書き落としたが、「圧縮一発」というような名前の圧縮専用のソフトもある。
私としては、圧縮用のソフトと、解凍用のソフトは、別々に使うことをお勧めする。一つのソフトで両方をやるのは、ちょっと面倒だ、という気がする。
デスクトップに圧縮専用のソフトを置くか、「送る」欄に圧縮専用のフォルダを設定しておくか、どちらかにするといいだろう。
( ※ 「送る」メニューのカスタマイズについては、自分で調べてください。わからなければ、やらない方が無難。)
──
おまけで、マル秘のテクニックを教えておこう。
一般配布用の圧縮ファイルは Zip 形式でいいが、自分専用の圧縮ファイルは LZH 形式にしておくといい。何らかの理由で圧縮フォルダを使うように設定したときとか、検索のときとかで、いちいち Zip ファイルの内容を調べないので、検索などの操作が抜群に速くなる。
「他人に配布するもの以外は LZH にする」
というのを基本にするといい。
──
[ 余談 ]
高速化の情報は、昔は大いに話題になったものだが、最近はあまり話題にならないようですね。CPU の性能が上がったからかな?
初期のWindows95のマシンは、16MBか32MBしかメモリがなかった。16MBはメチャクチャ重たかったので、私は32MBから始めたが、メモリを増設して96MBにしたときの感激は忘れられない。
そのあとは・・・・CPUを 100MHz から 200MHz にしたときは、ちょっと速くなった。533MHz にしたときは、いくらか速くなった。それ以後は、あまり速くなった感じがしません。OSが重くなったので、CPUの高速さと相殺する。
しかも、高速化の点では、96MB の時点で、そんなに速度が気にならなくなった。1秒が 0.5 秒になっても、たいして変わらない。そんなにせっかちじゃないしね。
今はまあ、CPU の高速化には、興味はありませんね。安定性も。……コンピュータはようやく、コンピュータを使うこと自体が目的とはならずに、縁の下の支えとしての役割に徹するようになったようだ。道具なんて、それでいいんです。
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