18万字を扱える「超漢字」は、TRON上のソフトだったが、これがWindows上でも動くようになった。
http://www.chokanji.com/press/ckv/060920ckvpress.html
概念図は、下記。
http://www.chokanji.com/press/ckv/fig2.png──
具体的な用例としては、「羅生門」の例がある。
http://www.chokanji.com/press/ckv/fig3.png
その他、異体字検索など、いろいろとある。多すぎるぐらい。
こういう画像を見ると、いろいろとすごい、と感じられるかもしれない。また、「古典の表示に便利だ」と思うかもしれない。
しかし、よく考えると、Mac OS のヒラギノ明朝の CID フォントだって、ほとんど十分なことができる。こっちの方がマシみたい。互換性などの面からして。
( ※ CID フォントは、CDI フォントという表記もけっこう見つかる。誤用らしいが。)
でもまあ、選択肢は多い方がいいし、18万字というのは確かに魅力だから、今回のソフトも、それなりに便利でしょう。
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私だったらどうするか? うーん。安物の中古パソコンを買って、そこにトロンをインストールする方がいい、という気もする。Windows 上にトロンがあっても、ただの辞書にしか使えないと思う。……が、よく考えてみると、トロンそのものが、辞書ぐらいしか使い道はないかも。

ま、今回のソフトは、「辞書ソフトとしてトロンが生きる」という道を提示したのかも。案外、有益かも。

(皮肉ですけど。 (^^); )
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【 追記 】
Q 一般の人に対して、一番お勧めするのは?
A Windows用に、新しいJISのフォントが来年冒頭ごろに無償配布されます。
それを利用するのがお勧め。タダだしね。

