前項(500円DVD)の続き。
DVDなどの映画の鑑賞をするときに、画面の画質を良くするコツを示します。──
一般に、映画の画像は、階調は豊か(段差がなくてなめらか)だが、コントラストが弱い。そこで、ハードの方でいろいろと操作すると、コントラストを高めにして、きれいに見えるようになる。
では、その方法は?
一番簡単なのは、モニタのボタンをいじって、映画用のモードに変更すること。
私の使っている三菱のCRTモニタだと、「SELECT」というボタンがあり、これをクリックすることで、「スーパーブライトモード」のON/OFFを切り替えることができる。ON にすると、コントラストが高まり、明るさが明るくなる。この状態で映画を見ると、とてもきれいに見える。
映画を見終わったら、もとのモードに戻す。すると文書用に、コントラストが弱まり、明るさが暗めになる。つまり、穏やかな画質になって、目が疲れなくなる。(普通はこの状態で使う。)
一般に、文書用のパソコンでは、後者のような穏やかな画質が好ましい。液晶も、そのような画質になっているものが多い。
一方、AV用のパソコンでは、前者のようなハイコントラスト・高明度の画質が好ましい。液晶も、そのような画質になっているものが多い。(いわゆる光沢液晶というものがそうだ。色は鮮やかだが、画面の反射が強いので、明るい部屋での文書作成には向いていない。)
液晶ならば、上記の二者択一である。文書用か、映画用か。……一方、CRTならば、単にモードを切り替えるだけで済む。また、階調も、CRTの方がはるかに豊かな階調だ。
文書用の液晶だと、映画鑑賞にはあまり向いていないが、ま、画質はいくらか劣るが、映画そのものが見えなくなるわけではないから、気にしなければどうってことはない。
──
それより、一般的にいえば、大事なのは、部屋を暗くすることだ。明るい部屋では、どうしてもきれいに見えない。というのは、映画はもともとくらい映画館で上映することを前提とした画質になっているからだ。明るい部屋で見ることを前提としたテレビ番組とは根本的に絵作りが異なる。
だから、必ず、暗い部屋で見ましょう。
ただし、部屋を真っ暗にすればいいかというと、それも違う。真っ暗にすると、目の感度が高くなりすぎて、黒い部分が黒でなくて灰色に見えてしまう。
そこで、視野の一部に(端の方に)弱く照明の当たった領域(たとえば部屋の外の廊下)があるといい。このことで、目の感度が低くなるので、相対的に、モニタ画面の黒い部分が真っ黒に見えるようになる。
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[ 付記 ]
初めの方で、「モニタのモードの切り替え」と述べたが、このようなモード切替のボタンが付いているとは限らない。その場合には、ソフト的にモードを切り替えることが可能だ。
ただし、そのためには、ちょっと面倒臭い操作が必要だ。しかも、見終わったあとで、また元に戻さないといけない。……初心者向きじゃないですね。また、ものぐさな人向きでもない。オタク的にこだわる人ならばやってもいいが、普通の人にはあまりお勧めしません。
具体的には:
Windows のデスクトップから、「画面のプロパティ」を呼び出して、いくつかボタンを押したすえに、モニタの画質のコントロールする箇所を探し出して、「ガンマ値」というのを適当に操作するといい。そのことでコントラスト(など)を変更できる。
細かなことまでは記しません。わかる人だけがやって下さい。というか、わかる人なら、いちいち教えられなくても、とっくに知っているはず。いまだに知らない人は、やらない方が無難です。
2006年09月10日
過去ログ
酷くなってきてますね。
9/11のは最悪でしょう。裁判官が
違法行為がないのに有罪にする?
ありえません。違法行為が認定できないで
有罪にされることはありません。見せしめ
的な判決を下すこともありません。
他人と違う意見を出したいのは分かりますが
馬鹿げた意見表明は自分自身をバカだと
告白するようなものです
なお、この件は面白い誤読なので、翌日分で解説します。
2〜3年前に調べた時のことなので、どの会社だったかははっきり覚えてませんが、確か2〜3社程度はそのモード切り替えボタン付きの液晶を販売してました。
といっても、全製品に必ず付いてた訳ではありませんが。