2006年08月31日
◆ IT機器の危険
IT機器にはまずい箇所がある。それは、端子の形状が問題を回避するようになっていない、という点だ。──
具体的な例は二つ。
(1) USBとLAN
この二つは、メス端子(穴のあいている側)の大きさがかなり似ている。LANの穴に、USBのオス端子がすっぽりとはまってしまう。ただし、出せない。きっちりとはまって、出せなくなってしまう。そのあとで、LAN端子は壊れてしまう。(工夫すれば修理は可能だが。)
これは、「大きさがほとんど同じ」という問題がある。ずっと小さければ入っても問題ないし、ずっと大きければ入らない。ほぼぴったり、という形のせいで、端子が壊れてしまう。
馬鹿丸出しですね。危険性を考慮していない。
(2) コンパクト・フラッシュ
コンパクトフラッシュも似た問題がある。裏と表を間違えても、ぴったりとはまってしまう。で、どうなるか? パソコンが異常状態になって、どうにもならなくなる。うんともすんとも言わなくなる。電源を切るしかない。そのあと、何だか、おかしな感じになる。……ひどい目にあった。
WindowsXP になってからは、深刻な事態になったことはないが、このコンパクトフラッシュで初めて、深刻な事態になった。これというのも、コンパクトフラッシュが変な形状(危険性を考慮しない対称形状)になっているからだ。
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というわけで、IT機器は、ちゃんと対策をしっかりしてもらいたいものです。
その点では、メモリボードはちゃんとしている。切り欠きがあるので、左右非対称となっており、逆方向にはめることは物理的に不可能だ。・・・・・こういう対処が正しい。
IT機器の関係者は、何でもかんでも電子的に済ませようとしがちだ。そのせいで、物理的に対策することを、怠りがちだ。
これを称して、IT馬鹿という。
過去ログ
CFカードは確かに裏表が間違えやすいけど、
チャンと逆向きでは入らないようになっていますよ。
力任せに押し込めば入るかも知れないけれど。
カードとカードリーダーが壊れるだけでパソコンには
影響しないと思います。
よくわからままいい加減に「これだろう」と思って差してみると、ぴったりとははまってしまった、ということがあった。(少しきつかったが。)
違う端子ならばはまらないはずだ、と思ったのが間違いで、違う端子でもぴったりとはまってしまうわけ。嘘だと思うなら、お試しあれ。(ただしLAN のメス端子が壊れます。責任を問わないでください。)
> CFカード
うちのパソコンでは、ぴったりと はまってしまいました。その後、パソコンが異常状態になりました。
これは環境に依存するので、どのパソコンでもそうなるというわけではありません。
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なお、SD カードやメモリスティックなどでは、隅が三角に切り取られていて、この問題はないようですね。
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ついでに言うと、隅を三角に切ったカードがあります。これだとカードをバラバラにしたとき、簡単に配置を直せます。事務用品のアイデアで、考案はIBM。特許だったかも。
デスクトップだとUSBはともかくLANはほとんど抜き差しはしないと思いますが、ノートパソコンなんかはどちらも頻繁に抜きますし。
USBへの変換コネクタは各種ありますし。あらかじめそれを差しっ放しにしておけば、大元はすべてUSBになります。
電源付きUSBハブを使えば、普通必要になるくらいいけるでしょう。
理想は全て同じ端子に統一してしまうことで、USBはその一つの形ではないでしょうか。
あと、同じ形にすると、どこをどう接続したらいいのか、わからなくなってしまいます。 (^^);
一番いいのは、形と色を統一的に区別すること。最近は色はいくらか統一されてきているみたいですね。いくらかは。
使わない端子は、私もテープでふさいでいます。懲りたので。