2006年08月17日
◆ ライフラインの防護
先日、高圧線にクレーン船が引っかかって、東京に大停電が起こった。この問題についての対策。
(事件については Wikipedia を参照。) ──
これは、お盆のさなかだったから目立たなかったが、ひどい大事件だった。なのに、これほどの大事件が起こっても、誰もまともに対策を取ろうとしない。
まったく、ただの馬鹿というより、どうしようもない間抜けである。北朝鮮のミサイルのときには、被害の一つも起こらないのに国中で大騒ぎして、大停電のときには、大被害が起こったのに対策の一つも取らない。気違いじみていますね。
そこで、私なりに対策を示そう。次項(風車と鳥)の最後の「ランプの点滅」などを参考に述べる。
《 私の対策 》
・ 川の上の高圧線に、点滅するランプをつけて注意する。
(ローテクである。LEDなどを使う。高周波から電力が取れるかも。)
・ 高さのある船が近づいたら、検知装置で検知して、警告放送する。
(検知装置はハイテク技術を使う。日本が得意ですね。)
・ 直前の位置に、同じ高さの金属パイプの防護枠を構築する。
(自動車道路でもトンネルに入る前に同様のものがある。)
(直前というのは1キロぐらい手前のこと。)
・ 高圧線のある塔にも、高圧線の隣に、保護用のワイヤーを張る。
(高圧線でないダミーのようなもの。こっちが犠牲になって、
高圧線を守る。)
・ 重要な送電線は、必ず経路を二重にする。
(今回では、高圧線は2本あったが、同じ塔にあって並んでいたので、
実質的には1経路。隣に並ぶのはまずいし、そもそも同じ塔にある
のがまずい。一つの塔が倒れると、同様のことが起こる。)
最後の点に注意。実は、今回の事件に限らず、「経路が二重になっていない」という問題は、あちこちに見られる。そういうふうに安全対策をおろそかにしたせいで、都市規模で大々的な被害が発生する。
ま、電力会社としては、コストが惜しいのだろうが、そのとばっちりが一般国民に来る。電力会社が数十億円を惜しみ、国民が数千億円の損失、というふうになりかねない。
《 根源的対策 》
根源的対策を提案しよう。
政府が安全対策の必要性を各界に指摘した上で、安全対策をおろそかにしたゆえの被害の発生に対して、損害賠償を顧客に払うように命じるべきだ。
今回の場合、東京電力は、「安全対策が不十分」との名目で、利用者全員に対して多額の賠償金を払うべきだ。だいたい、毎月の電気代を3カ月間免除する、という程度が必要だろう。(本来の損害額に比べればスズメの涙だろうが、支払い能力とのかねあいで。)
東京電力は「ぶつかったクレーン船が悪い」というふうに主張するだろうが、それについて請求できる賠償金は、「高圧線の破壊を原状回復するための費用」(数十万円)程度である。これだけが法的責任がある。一方、電力がストップしたことの理由は、東京電力の安全対策がおろそかであったことによるのだから、それは東京電力が賠償する必要がある。
以上のことは、電力に限らない。ライフライン一般について、いろいろと対策を立てる必要がある。
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